「こんにちわッ、テディちゃでス!
きんもくせいィがァ、さきましたァでス!」
「がるる!ぐるがる~♪」(←訳:虎です!佳い香り~♪)
こんにちは、ネーさです。
秋爛漫?な金木犀の香りに包まれながら、
さあ、本日の読書タイムは、
今年(2017年)で没後30年、
もうすぐ世田谷文学館での企画展も予定されている
あの作家さんの“傑作集”を、どうぞ~!
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―― 澁澤龍彦玉手匣 ――
著者は澁澤龍彦(しぶさわ・たつひこ)さん、
編者は東雅夫(ひがし・まさお)さん、2017年7月に発行されました。
『un ecran doraconia』と仏語題名が付されています。
また、『玉手匣』には『エクラン』とルビがふられていますよ。
「しぶさわァさんッ!」
「ぐるるる!」(←訳:伝説の人!)
澁澤龍彦さん(1928~1987)は、
フランス文学者さんであり、評論、エッセー、
そして小説家さんとしても知られる御方ですが、
そんな澁澤さんの作品の中から、
編者・東さんが抽出したのは、
《全部で九十九のエッセンスにより構成されたアンソロジー》。
東さんによる御本冒頭の『まえがき』を経て、
プロローグの『夢の玉手箱』から
エピローグの『澁澤龍彦という夢』まで、
どのページをひらいても
澁澤さんの名文がほろほろとこぼれてきます♪
「おしゃれェさんッ、でしたでス!」
「がるるぐるる!」(←訳:驚倒のセンス!)
あらゆる情報が溢れ返っている現代に比べて、
まだ絶対的に情報の量が少なかった時代、
澁澤さんは確かに《知の巨人》の一人でした。
たとえば、
いま、上野の美術館で展覧会が開催されている
アルチンボルトさん。
「やさいでェ、しょうぞうがッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:お花で横顔!)
戯れ絵のようなアルチンボルトさんの作品を
日本で正当に評価したのは
澁澤さんが最初じゃないかしら?
他にも、博物画や、
仕掛け満載のイタリアの庭園のお話、
中世の伝説のお話などなど、
澁澤さんが“その地平を拓いた”といえるジャンルは
数えきれないほど!
「いまでもォ、しんせんッなのでス!」
「がるぐるがる!」(←訳:今もなお斬新!)
この御本では、
《ドラコニア》
《オブジェ》
《文学》
《美術》
《生涯》
のパートに分けて
澁澤さんの文章が紹介されています。
中でも、これはチカラ入ってるなぁ~と
読んでいてウフフと頬が緩んでしまうのは、
本文96ページの
『天井界の作家』!
「これはァ~もうゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:本気です!)
天上界へ連れていってくれる作家さんとして
澁澤さんが慕っていたのは、
泉鏡花さんでした。
短い中にも、
澁澤さんの鏡花さんへの憧れ、共鳴、
賛美の思いが凝ったこの文章、
鏡花さんのファンの方々は必読です!
「てんらんかいィのォよしゅうゥにもッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:おすすめです!)
《澁澤龍彦 ドラコニアの地平》展は、
東京・世田谷区の世田谷文学館にて、
10月7日から開催されます。
編者・東さんが案内してくれる
澁澤さんの世界=ドラコニアの精髄を、
活字マニアの皆さま、
ぜひ、この《宝石匣》で味わってみてくださいね♪
きんもくせいィがァ、さきましたァでス!」
「がるる!ぐるがる~♪」(←訳:虎です!佳い香り~♪)
こんにちは、ネーさです。
秋爛漫?な金木犀の香りに包まれながら、
さあ、本日の読書タイムは、
今年(2017年)で没後30年、
もうすぐ世田谷文学館での企画展も予定されている
あの作家さんの“傑作集”を、どうぞ~!

―― 澁澤龍彦玉手匣 ――
著者は澁澤龍彦(しぶさわ・たつひこ)さん、
編者は東雅夫(ひがし・まさお)さん、2017年7月に発行されました。
『un ecran doraconia』と仏語題名が付されています。
また、『玉手匣』には『エクラン』とルビがふられていますよ。
「しぶさわァさんッ!」
「ぐるるる!」(←訳:伝説の人!)
澁澤龍彦さん(1928~1987)は、
フランス文学者さんであり、評論、エッセー、
そして小説家さんとしても知られる御方ですが、
そんな澁澤さんの作品の中から、
編者・東さんが抽出したのは、
《全部で九十九のエッセンスにより構成されたアンソロジー》。
東さんによる御本冒頭の『まえがき』を経て、
プロローグの『夢の玉手箱』から
エピローグの『澁澤龍彦という夢』まで、
どのページをひらいても
澁澤さんの名文がほろほろとこぼれてきます♪
「おしゃれェさんッ、でしたでス!」
「がるるぐるる!」(←訳:驚倒のセンス!)
あらゆる情報が溢れ返っている現代に比べて、
まだ絶対的に情報の量が少なかった時代、
澁澤さんは確かに《知の巨人》の一人でした。
たとえば、
いま、上野の美術館で展覧会が開催されている
アルチンボルトさん。
「やさいでェ、しょうぞうがッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:お花で横顔!)
戯れ絵のようなアルチンボルトさんの作品を
日本で正当に評価したのは
澁澤さんが最初じゃないかしら?
他にも、博物画や、
仕掛け満載のイタリアの庭園のお話、
中世の伝説のお話などなど、
澁澤さんが“その地平を拓いた”といえるジャンルは
数えきれないほど!
「いまでもォ、しんせんッなのでス!」
「がるぐるがる!」(←訳:今もなお斬新!)
この御本では、
《ドラコニア》
《オブジェ》
《文学》
《美術》
《生涯》
のパートに分けて
澁澤さんの文章が紹介されています。
中でも、これはチカラ入ってるなぁ~と
読んでいてウフフと頬が緩んでしまうのは、
本文96ページの
『天井界の作家』!
「これはァ~もうゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:本気です!)
天上界へ連れていってくれる作家さんとして
澁澤さんが慕っていたのは、
泉鏡花さんでした。
短い中にも、
澁澤さんの鏡花さんへの憧れ、共鳴、
賛美の思いが凝ったこの文章、
鏡花さんのファンの方々は必読です!
「てんらんかいィのォよしゅうゥにもッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:おすすめです!)
《澁澤龍彦 ドラコニアの地平》展は、
東京・世田谷区の世田谷文学館にて、
10月7日から開催されます。
編者・東さんが案内してくれる
澁澤さんの世界=ドラコニアの精髄を、
活字マニアの皆さま、
ぜひ、この《宝石匣》で味わってみてくださいね♪