「こんにちわッ、テディちゃでス!
むッ? なんだかァ、ゆうぐれがァ~??」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!早いねぇ!)
こんにちは、ネーさです。
秋分の日を過ぎて、日没時刻は早まる一方となりました。
赤や黄色に染まってゆく街路樹を見上げながら、
さあ、本日はこちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 東京名木探訪 ――
文は近田文弘(ちかだ・ふみひろ)さん、
写真は川嶋隆義(かわしま・たかよし)さん、2017年8月に発行されました。
『プロの目線で散策気分』と副題が付されています。
「ふァ~? めいぼくゥ~?」
「ぐるがるる?」(←訳:この東京に?)
そうですよね、ちょっと考えちゃいますね。
東京――
とりあえず、首都です。
緑ゆたかな武蔵野……の思い出は既に遠く、
地面はアスファルトやコンクリートで覆われています。
そんなところに、
名木と呼べるほどの樹木はどれくらいあるのか……
あるとしても、ほんの少数なんじゃないか……
と考えてしまいますが、
植物学のプロフェッショナル、
国立科学博物館の名誉研究員にして理学博士、
同館の植物研究部植物第一研究室長の近田さんの眼は、
ビルや住宅がひしめく都心部からも
“名木”を拾いあげます。
「ほわわわッ、けッこうゥありまスゥ!」
「がるるるる?!?」(←訳:日本一の松?!?)
2011年、国の天然記念物に指定されたのは、
江戸川区の善養寺にある
《影向(ようごう)の松》――
伸び広がったクロマツの大枝は、
日本一と認定されているんですって。
香川県にもほぼ同規模のクロマツがあって、
どちらも日本一、
いや、東西の横綱だ!と相撲協会さんが裁定したそうですが、
それにしても、樹齢600年って凄いわね。
「せんそうにもォ、やけずゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:台風にも負けず!)
同じクロマツでも、
浜離宮恩賜庭園のマツは《三百年の松》。
徳川六代将軍の家宣さんが植えた松です。
そして、三百年にはまだ届かないものの、
最近《百年の森》として注目されているのは、
明治神宮さんの森。
「うえののォもりにもォ~!」
「がるぐる!」(←訳:名木あり!)
東京国立博物館の本館すぐ前には、ユリノキ。
上野から遠くない小石川の植物園には
ソテツ、メタセコイア、
有名なニュートンさんの生家のリンゴ樹(接ぎ木ですが)
と、エリート名木が揃ってます。
新宿御苑、
世田谷の九品仏周辺、と来て、
多摩地域に目を向けると……
「めいぼくゥ、いッぱいィでス!」
「ぐるるがるる!(←訳:高尾や奥多摩!)
もうひとつ、
“東京の”というなら忘れてほしくないのは、
はる~か南、
船旅で一日以上かかる島嶼(とうしょ)域も
立派な東京都です。
御蔵島のスダジイ林、
伊豆大島の樹齢800年を超えるオオシマザクラ《サクラッ株》、
どちらもお見事!
「おおしまざくらァ、いいでスねッ!」
「がるるるぐるるる~!」(←訳:白い花が美々しい~!)
植物学のプロ・近田さんの解説が添えられた
《名木》ガイドブックは
歴史好きな活字マニアさん、
都民の皆さまはもちろん、
東京へ遊びに来る方々にもおすすめです。
春夏秋冬、私たちとともにある
ビルだけではない“東京の見どころ”、
ぜひ、一読を♪
むッ? なんだかァ、ゆうぐれがァ~??」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!早いねぇ!)
こんにちは、ネーさです。
秋分の日を過ぎて、日没時刻は早まる一方となりました。
赤や黄色に染まってゆく街路樹を見上げながら、
さあ、本日はこちらの御本を、どうぞ~♪

―― 東京名木探訪 ――
文は近田文弘(ちかだ・ふみひろ)さん、
写真は川嶋隆義(かわしま・たかよし)さん、2017年8月に発行されました。
『プロの目線で散策気分』と副題が付されています。
「ふァ~? めいぼくゥ~?」
「ぐるがるる?」(←訳:この東京に?)
そうですよね、ちょっと考えちゃいますね。
東京――
とりあえず、首都です。
緑ゆたかな武蔵野……の思い出は既に遠く、
地面はアスファルトやコンクリートで覆われています。
そんなところに、
名木と呼べるほどの樹木はどれくらいあるのか……
あるとしても、ほんの少数なんじゃないか……
と考えてしまいますが、
植物学のプロフェッショナル、
国立科学博物館の名誉研究員にして理学博士、
同館の植物研究部植物第一研究室長の近田さんの眼は、
ビルや住宅がひしめく都心部からも
“名木”を拾いあげます。
「ほわわわッ、けッこうゥありまスゥ!」
「がるるるる?!?」(←訳:日本一の松?!?)
2011年、国の天然記念物に指定されたのは、
江戸川区の善養寺にある
《影向(ようごう)の松》――
伸び広がったクロマツの大枝は、
日本一と認定されているんですって。
香川県にもほぼ同規模のクロマツがあって、
どちらも日本一、
いや、東西の横綱だ!と相撲協会さんが裁定したそうですが、
それにしても、樹齢600年って凄いわね。
「せんそうにもォ、やけずゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:台風にも負けず!)
同じクロマツでも、
浜離宮恩賜庭園のマツは《三百年の松》。
徳川六代将軍の家宣さんが植えた松です。
そして、三百年にはまだ届かないものの、
最近《百年の森》として注目されているのは、
明治神宮さんの森。
「うえののォもりにもォ~!」
「がるぐる!」(←訳:名木あり!)
東京国立博物館の本館すぐ前には、ユリノキ。
上野から遠くない小石川の植物園には
ソテツ、メタセコイア、
有名なニュートンさんの生家のリンゴ樹(接ぎ木ですが)
と、エリート名木が揃ってます。
新宿御苑、
世田谷の九品仏周辺、と来て、
多摩地域に目を向けると……
「めいぼくゥ、いッぱいィでス!」
「ぐるるがるる!(←訳:高尾や奥多摩!)
もうひとつ、
“東京の”というなら忘れてほしくないのは、
はる~か南、
船旅で一日以上かかる島嶼(とうしょ)域も
立派な東京都です。
御蔵島のスダジイ林、
伊豆大島の樹齢800年を超えるオオシマザクラ《サクラッ株》、
どちらもお見事!
「おおしまざくらァ、いいでスねッ!」
「がるるるぐるるる~!」(←訳:白い花が美々しい~!)
植物学のプロ・近田さんの解説が添えられた
《名木》ガイドブックは
歴史好きな活字マニアさん、
都民の皆さまはもちろん、
東京へ遊びに来る方々にもおすすめです。
春夏秋冬、私たちとともにある
ビルだけではない“東京の見どころ”、
ぜひ、一読を♪