テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

今日から、京都マニア♪

2018-04-01 22:12:43 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 しんねんどォ~はじまりましたでス!」
「がるる1ぐるがる!」(←訳:虎です!4月だね!)

 こんにちは、ネーさです。
 桜吹雪が春の空に舞い、
 スミレやスイセン、
 ユキヤナギの花々が美しい4月の読書タイムは、
 さあ、先ずは、こちらの御本から、どうぞ~♪

  



        ―― 京都人の密かな愉しみ ――



 監修はNHK『京都人の密かな愉しみ』制作班の皆さん+源孝志さん、
 2018年3月に発行されました。
 『Le Charme discret des gens deKyoto』と
 仏語題名が付されています。
 
 2015年から2017年にかけて
 NHK・BSプレミアムで放送されたドラマ
 『京都人の密かな愉しみ』――

 現在も時折り再放送されたり、
 シーズン2ともいえる
 『京都人の密かな愉しみ Blue 修行中』が
 ポツポツと放送されたりしていますから、
 TVドラマ好きな方々は御存知でしょうかしら。

「ふァいッ! テディちゃッ、はいけんッしましたでス!」
「ぐるるるるがるるる……!」(←訳:観ているとだんだん……!)
「きょうとォまにあァにィ、なッちゃうゥ!」

 この御本は、
 『京都人の密かな愉しみ』のドラマ案内のパートと、
 京都の街ガイド&知識ガイドのパートから
 構成されています。

 放送時間は30分、
 ドラマの合間には突然ドキュメンタリータッチの解説や、
 京料理や歴史、豆知識が紹介されたり、と
 なかなかにヘンテコっぷりを発揮していた作品でしたが、
 書籍化されても、やっぱりヘンテコ……いえ、ユニークで。

「きょうとォはァ~、じつにィ~」
「がるる!」(←訳:奥深い!)

 ドラマの主人公のひとりであり、
 また狂言回し的な役どころでもある
 人類学者のエドワード・ヒースローさんは
 ことあるごとに独白します。

  《この国には二種類の人間がいる。
   日本人と、
   そして京都人だ。》

 ですから、ヒースローさんの眼は、
 京都人ではない私たちの眼でもあるわけで、
 そこに映る京都人さんの言動とは……?

「まかァふしぎィ!」
「ぐるるるぅ~」(←訳:難儀やなぁ~)

 そんなヘンテコドラマを、
 制作者さんたちはどう発想し、
 作っていったのか。

 ドラマ制作に携わるのは
 脚本家さん、俳優さんたちばかりではありません。

 京ことばを指導する御方、
 料理を監修する御方、
 主演の常盤貴子さんがまとう和服・和装品を担当する御方、
 京都出身の助監督さんなど、
 時代劇とも
 普通のTVドラマとも微妙に異なる
 《京》の専門家さんたちが結集して
 一話一話が練り上げられてゆく――

「えいがもォ~てれびィどらまァもォ~」
「がるるぐるるぐるがるる!」(←訳:知識と知恵の結晶だねえ!)

 ちなみに、
 『京都人の密かな愉しみ』の中で
 私ネーさが大好きなのは

 『真名井の女』と
 『木屋町 珈琲夢譚』という御話です。

 BSでの再放送にぶつかったら、
 活字マニアの皆さまも御覧になってみてくださいね。
 特に『真名井の女』は、
 小泉八雲さんや泉鏡花さんが好きな方々に
 おすすめですよ。
 
  

 なお、書店さんでは、↑こんな風に
 帯が掛けられています。
 旅行ガイドのコーナー、
 映画TV関連本のコーナーで、
 ぜひ、お探しを♪

「よみおわればァ、きッとォ~」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:貴方も京都マニア!)


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