「こんにちわッ、テディちゃでス!
じごくのォようにィ~あつくゥ!」
「がるる!ぐるるがるるぐる!」(←訳:虎です!天使のように純粋!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、タレーランさんの有名な言葉、
『地獄のように熱く悪魔のように黒い、
そして天使のように純粋で
愛のように甘い』――
といえば、あの飲み物ですね。
本日の読書タイムは、
多くの活字マニアさんもきっと大好物な、
あの飲み物をテーマにしたこちらのノンフィクション作品を、
さあ、どうぞ~♫
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―― パリとカフェの歴史 ――
著者はジェラール・ルタイユールさん、
原著は2011年に、日本語版は2018年2月に発行されました。
仏語原題は『HISTOIRE INSOLITE DES CAFE PARISIENS』、
そう、あの飲み物とは、
キャフェ、すなわちコーヒーですね♪
「みるくゥ、たッぷりィでッ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:シナモンをひとふり!)
いまや日本全国津々浦々、
コーヒーショップのない町の方を探す方が難しい、
と言えるほどに、
私たちの生活に欠かせないものとなった飲料、
コーヒーは、どこから来たのか。
これは、歌にもなっている通り――
「♪るるゥ~♪むかしむかしィ~♪」
「がるるるぐるるる~♪」(←訳:アラブの王さまが~♪)
フランスでコーヒーについての最初の記録があるのは、
1643年に遡る、と
著者ルタイユールさんは御本の本文中で述べています。
ただし、この試みは、
見事に失敗してしまいます。
「ほわッ??」
「ぐる?」(←訳:失敗?)
1643年、レヴァント(現在の中近東辺り)出身の男性が、
パリの一画でコーヒー豆を売り出しにかかったものの、
結果は、破産。
他にも、コーヒーを売ってパリで一旗揚げよう!と
企画した商人さんが、いなかった訳ではないんですが。
この時まだ、
歴史は、コーヒー豆の普及に
“待った”をかけていたのです。
「れきしィがッ??」
「がるるぐるるるるがるる?」(←訳:歴史に意志なんてあるの?)
あるのです、この場合は。
当時のフランスに於いて、
“意志ある歴史”の立場にあったのは。
ルイ十四世。
「あはァ! おうさまッ!」
「ぐるる~!」(←訳:太陽王~!)
フランス国王ルイ14世(1643~1715)。
欧州史に、いえ、世界史上でも名高いこの王様は、
なんと、
コーヒー好きではありませんでした。
むしろ、
コーヒー大嫌い!派だったというのですから驚きです。
憩いのための城として愛したマルリー城に招く客人に
コーヒーを出すことさえ拒絶した、のだそうです。
「ふわァ~…それはァ~…」
「がるるぐーるーるるる!」(←訳:本物のコーヒー嫌いだ!)
王様はコーヒー嫌い。
ただ、そうだとしても、
王様の周辺の人たち、一般市民さんたちの全員までもが
コーヒー嫌いだとは限りませんよね。
太陽王治世の晩年、
ようやくコーヒーは社会に受け入れられ、
《カフェ》がパリの町のあちこちに生まれていました。
そうして、王様が世を去ってのちは、
まさに花が咲くように、
街角を《カフェ》が彩ります♪
「ぱりのォまちがァ~!」
「ぐるがるるぐっるるる!」(←訳:パリらしくなってきた!)
古代のパリから、
中世、近世、近代、そして現代のパリ。
《カフェ》とは、パリにとってどんな存在であったか。
《カフェ》がパリに何をもたらしたか。
太陽王没後の《カフェ》興亡史は、
アート好きさん、文学好きさん、
歴史好きさんのハートをも
ぐいっと掴むに違いありません。
「るのわーるさんッ!」
「がるるるるぅるぐる!」(←訳:ヘミングウェイさん!)
「せるじゅ・げんずぶーるゥさんッ!」
「ぐるるがるぅぐる!」(←訳:みんなカフェ好き!)
コーヒー派の方々も
お茶派の方々も、
飲みもの片手に、ぜひ、一読を♪
じごくのォようにィ~あつくゥ!」
「がるる!ぐるるがるるぐる!」(←訳:虎です!天使のように純粋!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、タレーランさんの有名な言葉、
『地獄のように熱く悪魔のように黒い、
そして天使のように純粋で
愛のように甘い』――
といえば、あの飲み物ですね。
本日の読書タイムは、
多くの活字マニアさんもきっと大好物な、
あの飲み物をテーマにしたこちらのノンフィクション作品を、
さあ、どうぞ~♫
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―― パリとカフェの歴史 ――
著者はジェラール・ルタイユールさん、
原著は2011年に、日本語版は2018年2月に発行されました。
仏語原題は『HISTOIRE INSOLITE DES CAFE PARISIENS』、
そう、あの飲み物とは、
キャフェ、すなわちコーヒーですね♪
「みるくゥ、たッぷりィでッ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:シナモンをひとふり!)
いまや日本全国津々浦々、
コーヒーショップのない町の方を探す方が難しい、
と言えるほどに、
私たちの生活に欠かせないものとなった飲料、
コーヒーは、どこから来たのか。
これは、歌にもなっている通り――
「♪るるゥ~♪むかしむかしィ~♪」
「がるるるぐるるる~♪」(←訳:アラブの王さまが~♪)
フランスでコーヒーについての最初の記録があるのは、
1643年に遡る、と
著者ルタイユールさんは御本の本文中で述べています。
ただし、この試みは、
見事に失敗してしまいます。
「ほわッ??」
「ぐる?」(←訳:失敗?)
1643年、レヴァント(現在の中近東辺り)出身の男性が、
パリの一画でコーヒー豆を売り出しにかかったものの、
結果は、破産。
他にも、コーヒーを売ってパリで一旗揚げよう!と
企画した商人さんが、いなかった訳ではないんですが。
この時まだ、
歴史は、コーヒー豆の普及に
“待った”をかけていたのです。
「れきしィがッ??」
「がるるぐるるるるがるる?」(←訳:歴史に意志なんてあるの?)
あるのです、この場合は。
当時のフランスに於いて、
“意志ある歴史”の立場にあったのは。
ルイ十四世。
「あはァ! おうさまッ!」
「ぐるる~!」(←訳:太陽王~!)
フランス国王ルイ14世(1643~1715)。
欧州史に、いえ、世界史上でも名高いこの王様は、
なんと、
コーヒー好きではありませんでした。
むしろ、
コーヒー大嫌い!派だったというのですから驚きです。
憩いのための城として愛したマルリー城に招く客人に
コーヒーを出すことさえ拒絶した、のだそうです。
「ふわァ~…それはァ~…」
「がるるぐーるーるるる!」(←訳:本物のコーヒー嫌いだ!)
王様はコーヒー嫌い。
ただ、そうだとしても、
王様の周辺の人たち、一般市民さんたちの全員までもが
コーヒー嫌いだとは限りませんよね。
太陽王治世の晩年、
ようやくコーヒーは社会に受け入れられ、
《カフェ》がパリの町のあちこちに生まれていました。
そうして、王様が世を去ってのちは、
まさに花が咲くように、
街角を《カフェ》が彩ります♪
「ぱりのォまちがァ~!」
「ぐるがるるぐっるるる!」(←訳:パリらしくなってきた!)
古代のパリから、
中世、近世、近代、そして現代のパリ。
《カフェ》とは、パリにとってどんな存在であったか。
《カフェ》がパリに何をもたらしたか。
太陽王没後の《カフェ》興亡史は、
アート好きさん、文学好きさん、
歴史好きさんのハートをも
ぐいっと掴むに違いありません。
「るのわーるさんッ!」
「がるるるるぅるぐる!」(←訳:ヘミングウェイさん!)
「せるじゅ・げんずぶーるゥさんッ!」
「ぐるるがるぅぐる!」(←訳:みんなカフェ好き!)
コーヒー派の方々も
お茶派の方々も、
飲みもの片手に、ぜひ、一読を♪