「こんにちわッ、テディちゃでス!
うんッ? いまッてェ~、ごがつゥ?」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!6月かも!)
こんにちは、ネーさです。
暑さのあまりアイスクリームをぱくぱくと平らげつつ、
一日目は京都ガイド、
二日目はエッセイ作品、と進んできた新年度の読書タイム、
三日目の今日にしてようやく、
↓こちらの小説作品を、さあ、どうぞ~♪
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―― アナログ ――
著者はビートたけしさん、2017年9月に発行されました。
活字マニアの皆さまには今さら説明の必要もない、
ビートたけしさん(=北野武さん)による恋愛小説として
大きな反響を呼んだ御本ですね。
「れんあいィしょうせつゥ??」
「ぐるるるがぅるる?」(←訳:任侠モノじゃなく?)
映画監督・北野武さんの作品の傾向が
バイオレンス物に偏っている印象が強いせいか、
小説家・ビートたけしさんにも
私たちは勝手に期待してしまいます。
たけしさんが本気で書く小説なら、
北欧ミステリのような警察小説や、
R・チャンドラーさんのようなハードボイルド、
エンタなギャング小説だよね!と。
「でもォ、あえてッ!」
「がるるぐるー!」(←訳:期待をスルー!)
寄せられる期待を、
たけしさんが薄々察していなかったはずはありません。
いえ、おそらくは重々承知していたに違いなく。
それでいて、たけしさんが選んだのは。
「ぼうりょくゥ、なしィ!」
「ぐるがる!」(←訳:純情あり!)
主人公の水島悟(みずしま・さとる)さんは
インテリアデザイン会社に勤務するデザイナーさんです。
独身、30代、仕事もデキる、と来れば、
悟さんのPCやスマホには
ガールフレンドの連絡先がずら~り……?
「あれれッ??」
「がるるぐぅるる??」(←訳:ずらりじゃない??)
悟さん、SNSに興味なし。
あ、お仕事の関係のメールにはきちんと応対できますし、
自分からデータを送信したりも出来るんですけど。
ネットが私生活の細部にまで侵入してくるのは、
どうも好きになれない。
「ふむむゥ、だからァでスねッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:出逢いは喫茶店で!)
オシャレなカフェ、じゃないところが
悟さんの悟さんらしさでしょうか。
けれど、悟さんはこの出逢いに満足しているのです。
喫茶店『ピアノ』で会った、
みゆきさん。
連絡先を知らない――訊ねなかった。
住所も知らない――訊くなんて思いもつかなかった。
職業も、生まれた場所も、
その他の何も知らなくても、
彼女に対する想いは変わらない。
「がんばッてェ、さとるさんッ!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:周りも絶賛応援中!)
友人、いえ、悪友さんたちは、
悟さんの純情な交際ぶりを笑いのネタにしながらも
全力で応援してくれています。
はたして、悟さんに一途な、
アナログな恋の行方は……?
「みのるとォいいなァ~♪」
「ぐるるがるる~♪」(←訳:実るといいね~♪)
あまり考え過ぎず。
余分な情報に惑わされず、
素直に、真っ直ぐに。
そうすれば、著者さんの思い描いた物語が
すとん、と心に入ってくるでしょうか。
悟さんの眼に見えたものが
私たちの目にも見えるでしょうか。
春の読書タイムに、
皆さま、ぜひ♪
うんッ? いまッてェ~、ごがつゥ?」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!6月かも!)
こんにちは、ネーさです。
暑さのあまりアイスクリームをぱくぱくと平らげつつ、
一日目は京都ガイド、
二日目はエッセイ作品、と進んできた新年度の読書タイム、
三日目の今日にしてようやく、
↓こちらの小説作品を、さあ、どうぞ~♪

―― アナログ ――
著者はビートたけしさん、2017年9月に発行されました。
活字マニアの皆さまには今さら説明の必要もない、
ビートたけしさん(=北野武さん)による恋愛小説として
大きな反響を呼んだ御本ですね。
「れんあいィしょうせつゥ??」
「ぐるるるがぅるる?」(←訳:任侠モノじゃなく?)
映画監督・北野武さんの作品の傾向が
バイオレンス物に偏っている印象が強いせいか、
小説家・ビートたけしさんにも
私たちは勝手に期待してしまいます。
たけしさんが本気で書く小説なら、
北欧ミステリのような警察小説や、
R・チャンドラーさんのようなハードボイルド、
エンタなギャング小説だよね!と。
「でもォ、あえてッ!」
「がるるぐるー!」(←訳:期待をスルー!)
寄せられる期待を、
たけしさんが薄々察していなかったはずはありません。
いえ、おそらくは重々承知していたに違いなく。
それでいて、たけしさんが選んだのは。
「ぼうりょくゥ、なしィ!」
「ぐるがる!」(←訳:純情あり!)
主人公の水島悟(みずしま・さとる)さんは
インテリアデザイン会社に勤務するデザイナーさんです。
独身、30代、仕事もデキる、と来れば、
悟さんのPCやスマホには
ガールフレンドの連絡先がずら~り……?
「あれれッ??」
「がるるぐぅるる??」(←訳:ずらりじゃない??)
悟さん、SNSに興味なし。
あ、お仕事の関係のメールにはきちんと応対できますし、
自分からデータを送信したりも出来るんですけど。
ネットが私生活の細部にまで侵入してくるのは、
どうも好きになれない。
「ふむむゥ、だからァでスねッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:出逢いは喫茶店で!)
オシャレなカフェ、じゃないところが
悟さんの悟さんらしさでしょうか。
けれど、悟さんはこの出逢いに満足しているのです。
喫茶店『ピアノ』で会った、
みゆきさん。
連絡先を知らない――訊ねなかった。
住所も知らない――訊くなんて思いもつかなかった。
職業も、生まれた場所も、
その他の何も知らなくても、
彼女に対する想いは変わらない。
「がんばッてェ、さとるさんッ!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:周りも絶賛応援中!)
友人、いえ、悪友さんたちは、
悟さんの純情な交際ぶりを笑いのネタにしながらも
全力で応援してくれています。
はたして、悟さんに一途な、
アナログな恋の行方は……?
「みのるとォいいなァ~♪」
「ぐるるがるる~♪」(←訳:実るといいね~♪)
あまり考え過ぎず。
余分な情報に惑わされず、
素直に、真っ直ぐに。
そうすれば、著者さんの思い描いた物語が
すとん、と心に入ってくるでしょうか。
悟さんの眼に見えたものが
私たちの目にも見えるでしょうか。
春の読書タイムに、
皆さま、ぜひ♪