「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
あしたはァ、ぷれみあむゥ~!」
「がるる!ぐるるるがーるるる!」(←訳:虎です!明後日はゴールデン!)
こんにちは、ネーさです。
さあ、黄金週間です。
海外旅行へ、国内旅行へ、
そして書斎を足場に時間旅行へお出掛けの皆さま、
本日の読書タイムは、こちらの御本で
プチ旅行を、どうぞ~♪

―― 消滅遺産 ――
編者はナショナルジオグラフィックの皆さん、監修は安倍雅史さん、
2018年2月に発行されました。
『もう見られない世界の偉大な建造物』と副題が付されています。
「あうゥ~…もうゥみられないィのでスかァ~…」
「ぐるるるがるる!」(←訳:悲しくて悔しい!)
中東での痛ましいニュースが報じられ、
日々ため息するしかない私たちは、
消滅遺産――
もうこの世から無くなってしまった建造物、などと聞くと、
爆撃、テロ、戦争、といった穏やかならぬ出来事を
連想してしまいます。
けれど、
何かが“無くなる”きっかけ、
“無くさせる”原因って、
戦争以外にもある、みたいですね。
「べるりんのォ、かべッ!」
「がるるぐる!」(←訳:破壊の喜び!)
第二次世界大戦の負の遺産として、
都市ベルリンを西と東に分裂させた
ベルリンの壁。
この壁ばかりは、
ああ、なくなって良かった!
と、多くの人を笑顔にした『消滅』でしょうか。
「はんまーでェ、ぼこんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:大槌でドカン!)
或いは、
人間の商業活動による消滅。
チリのアカタマ砂漠の地上絵は、
オフロードタイヤの痕跡で
大きなダメージを受けています。
「それはァ、だめでスよゥ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:車両の侵入厳禁!)
そして、やはり、
戦争による消滅。
フランク・ロイド・ライトさん設計の
初代帝国ホテルは、
関東大震災の揺れをも乗り越えましたが、
東京大空襲によって
総床面積の4割強が被災、
やがて戦争後には
取り壊しが決定したのでした。
同じく大戦中、
英米軍の空漠によって
独ドレスデンの聖母教会は崩れ落ち。
ナチス・ドイツ軍がエカテリーナ宮殿から運び出した
琥珀の間(こはくのま)は、
戦争の混乱の中で行方不明に……
(現在は再現版の琥珀の間が公開されています)。
「もッたいィないィ~!」
「ぐるがるるるるるー!」(←訳:もう無くさないでー!)
もう見られない、
アールデコ様式の駅舎。
万博で使われたロンドンの水晶宮、
シドニーのガーデンパレス。
モノクロ、カラーの写真、版画、
解説の文章で辿る
29編の《失われたもの》への旅を、
皆さまも、ぜひ。
あしたはァ、ぷれみあむゥ~!」
「がるる!ぐるるるがーるるる!」(←訳:虎です!明後日はゴールデン!)
こんにちは、ネーさです。
さあ、黄金週間です。
海外旅行へ、国内旅行へ、
そして書斎を足場に時間旅行へお出掛けの皆さま、
本日の読書タイムは、こちらの御本で
プチ旅行を、どうぞ~♪

―― 消滅遺産 ――
編者はナショナルジオグラフィックの皆さん、監修は安倍雅史さん、
2018年2月に発行されました。
『もう見られない世界の偉大な建造物』と副題が付されています。
「あうゥ~…もうゥみられないィのでスかァ~…」
「ぐるるるがるる!」(←訳:悲しくて悔しい!)
中東での痛ましいニュースが報じられ、
日々ため息するしかない私たちは、
消滅遺産――
もうこの世から無くなってしまった建造物、などと聞くと、
爆撃、テロ、戦争、といった穏やかならぬ出来事を
連想してしまいます。
けれど、
何かが“無くなる”きっかけ、
“無くさせる”原因って、
戦争以外にもある、みたいですね。
「べるりんのォ、かべッ!」
「がるるぐる!」(←訳:破壊の喜び!)
第二次世界大戦の負の遺産として、
都市ベルリンを西と東に分裂させた
ベルリンの壁。
この壁ばかりは、
ああ、なくなって良かった!
と、多くの人を笑顔にした『消滅』でしょうか。
「はんまーでェ、ぼこんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:大槌でドカン!)
或いは、
人間の商業活動による消滅。
チリのアカタマ砂漠の地上絵は、
オフロードタイヤの痕跡で
大きなダメージを受けています。
「それはァ、だめでスよゥ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:車両の侵入厳禁!)
そして、やはり、
戦争による消滅。
フランク・ロイド・ライトさん設計の
初代帝国ホテルは、
関東大震災の揺れをも乗り越えましたが、
東京大空襲によって
総床面積の4割強が被災、
やがて戦争後には
取り壊しが決定したのでした。
同じく大戦中、
英米軍の空漠によって
独ドレスデンの聖母教会は崩れ落ち。
ナチス・ドイツ軍がエカテリーナ宮殿から運び出した
琥珀の間(こはくのま)は、
戦争の混乱の中で行方不明に……
(現在は再現版の琥珀の間が公開されています)。
「もッたいィないィ~!」
「ぐるがるるるるるー!」(←訳:もう無くさないでー!)
もう見られない、
アールデコ様式の駅舎。
万博で使われたロンドンの水晶宮、
シドニーのガーデンパレス。
モノクロ、カラーの写真、版画、
解説の文章で辿る
29編の《失われたもの》への旅を、
皆さまも、ぜひ。