テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ こころは いまも ~

2020-08-05 23:35:26 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 みえましたァでスかッ?」
「がるる!ぐるがるるるぅ!」(←訳:虎です!見て欲しいよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日8月5日の19時45分頃に、
 宇宙ステーション《きぼう》が
 日本上空を通過!
 と聞いたので楽しみにしていたのに、
 うっかり見そびれてしましました……
 次回は見逃さないようにしなくちゃ!と心しつつ、
 さあ、ここからは読書タイムに舵を切りましょう。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
      ―― 二重拘束のアリア ――



 著者は川瀬七緒(かわせ・ななお)さん、
 2020年7月に発行されました。
 《賞金稼ぎスリーサム!》とシリーズ題名が付されています。

「あのォさんにんぐみィがァ~!」
「ぐっるるるる!」(←訳:帰って来たよ!)

 先日ご紹介しました
 シリーズ第一作『賞金稼ぎスリーサム!』に
 すっかり惚れ込んだ私ネーさ、
 新作が刊行されたと知って
 本屋さんへ走りました。

 ふむふむ、前作の表紙は赤みがかったオレンジ色でしたが、
 こちらの新刊は、
 夜を想わせる深いブルー……。

「あのォさんにんぐみィはァ、おげんきィでスかッ?」
「がるっ?ぐるがるる~…!」(←訳:うんっ?噂をすれば~…!)

 《チーム・トラッカー》。

 解決未解決にかかわらず、
 刑事事件の再調査と
 現在進行形の事件捜査を
 主な業務とする、
 日本初の刑事事件専門調査会社は
 記念すべき旗揚げの日を迎えました。

 元は警察官の、薮下浩平(やぶした・こうへい)さん。

 一流企業の御曹司にして警察マニアの、
 桐生淳太郎(きりゅう・じゅんたろう)さん。

 そして、
 24歳の若さながら
 敏腕ハンターとして名を轟かせている
 上園一花(うえぞの・いちか)さん。

「じッせきィ、ありまァ~ス!」
「ぐるがっるるる!」(←訳:賞金ゲットだぜ!)

 第一作目の『賞金稼ぎスリーサム!』では、
 或る国際手配指名犯に関する重要な情報を提供し、
 薮下さん・桐生さん・上園さんの3人組は 
 みごと賞金を手にしました。

 これで解散しちゃうのは惜しい!

 そう考えた薮下さんたち3人は、
 チームを会社として発足させ、
 特別報奨金制度が適用された事件――
 つまり、
 “犯人を捕まえたら賞金が貰える!“事件に的を絞り、
 捜査を始めようとした、のですが。

「たたたッ、たいへんッ!」
「がるるる!」(←訳:依頼人だ!)

 なんと、開業早々、
 宣伝もしていないのに、
 依頼人さんがやって来ました。

 それも、とびきりの難事件を抱えて。

「これはァ~…むりィ!」
「ぐるがるる~?」(←訳:無理だよね~?)

 警察がとっくのとうに
 カタをつけてしまった事件を、
 どう捉え、
 分析し直すか。

 見た目は、
 私立探偵モノであるこの物語の、
 実体はおそらく、
 警察小説、でしょうか。

 チームのリーダーである薮下さん、
 警部という階級章を捨て
 離職した現在に到っても、
 ココロは警察官のまま。

 ですから、
 警察官の手法と思考で
 未知なる敵を追い詰めてゆきます。

 “犯人”は、どこにいる……?

「まずはァ、てがかりィ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:見つけないとね!)

 ネタバレ回避のため、
 これ以上の詳述は出来ませんけれども、
 前作を上回る“先が読めない“展開は、
 まさにエンターテインメントの王道です。

 ミステリ好きな方々に、
 サスペンス好きな活字マニアさんにも
 おすすめしたいこの御本、
 書店さんの新刊コーナーで
 探してみてくださいね~♪
 
 

 
コメント
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