「こんにちわッ、テディちゃでス!
ほッきょくへェ、ゆきたいィ~ッ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!南極でもいい!)
こんにちは、ネーさです。
75年前の今日8月15日は
たいそう暑かったと伝えられていますが、
2020年も暑い一日となりました……
永く平和を希求しながらの
本日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~!
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―― 特捜部Q ― アサドの祈り ― ――
著者はユッシ・エーズラ・オールスンさん、
原著は2019年に、画像の日本語版は2020年7月に発行されました。
原題は『OFFER 2117』、
人気シリーズ《特捜部Q》の第8作目となる長編作品です。
「ぶあついィのでスゥ!」
「ぐっるるがるる!」(←訳:ずっしり重いよ!)
思い返せば、シリーズ第一作目の
『檻の中の女』では。
新設部署の責任者として
《特捜部Q》を率いることになった
カール・マーク警部補が与えられたオフィスは、
コペンハーゲン署の小綺麗な一室……ではなく、
窓すら無い薄汚れた地下室、でした。
しかし、第八作目となるこの物語――
『アサドの祈り』の幕開けは、
カール・マークさんと仲間たちが
捜査の拠点としてきた地下のオフィスとは
遠く離れた場所から始動します。
「たいようゥ、まぶしィ!」
「がるぐる!」(←訳:南欧だね!)
スペインの北東部、
バルセロナの市街地。
将来に絶望し、
すっかり思い詰めていた
ジャーナリストのジュアン・アイグアデルさんは、
ふとしたきっかけで
難民問題の取材に活路を見出します。
この取材をやり遂げたなら、
俺もまだまだ捨てたもんじゃない!
いっぱしの、いや、
一流のジャーナリストになれる!
「ぎゃくてんのォ、ほーむらんッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:起死回生の一撃!)
ジュアンさんは
難民収容所があるキプロスへ向かい、
本格的な取材に取り掛かります。
そして、聞き取った取材の成果を
次々と新聞に発表してゆくのですが。
「あれれッ?」
「がるるるるぐるるがる?」(←訳:どうしたのアサドさん?)
取材先とは遠く離れた、
コペンハーゲンの地で。
新聞を目にして
とめどなく涙を流したのは、
《特捜部Q》の一員、
アサドさんでした。
カール・マークさんの助手であり、
特捜部の活躍に寄与してきたアサドさんは、
新聞に掲載された写真に
過去からの声を読み取ったのです。
「だァれもォ、しらないィ~…!」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:アサドさんの過去!)
過去から現在へ、
さらには未来へも続いてゆく
悲劇の傷を癒し、修復すべく、
カール・マークさんと《特捜部Q》の面々は
立ち上がります。
難民を生み出す紛争や内戦、
戦争がもたらす憎悪の連鎖を断ち切るには、
さて、どうしたらいいのか?
「かんじんなのはァ、やぱりィ!」
「がるぐる!」(←訳:現場です!)
アサドさんの祈りは、
はたして届くのか――
エンターテインメント作品ではありますけれど、
戦争の悲惨さ、虚しさを
緻密に描き切った著者・オールスンさん渾身の一作は、
ミステリ好きな方々のみならず、
全活字マニアさんにおすすめです。
ぜひ、手に取ってみてくださいね。
では、週末恒例のオマケ画像も、ここで!
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入手しました、冷感マスク!
でも、ですね……
「きおんがァ、たかすぎてェ~!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:よく分かんない!)
秋よ早く来ておくれ、と切望する猛暑日……
皆さま、御自愛しつつ、
どうか穏やかな休日を。
ほッきょくへェ、ゆきたいィ~ッ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!南極でもいい!)
こんにちは、ネーさです。
75年前の今日8月15日は
たいそう暑かったと伝えられていますが、
2020年も暑い一日となりました……
永く平和を希求しながらの
本日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~!
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―― 特捜部Q ― アサドの祈り ― ――
著者はユッシ・エーズラ・オールスンさん、
原著は2019年に、画像の日本語版は2020年7月に発行されました。
原題は『OFFER 2117』、
人気シリーズ《特捜部Q》の第8作目となる長編作品です。
「ぶあついィのでスゥ!」
「ぐっるるがるる!」(←訳:ずっしり重いよ!)
思い返せば、シリーズ第一作目の
『檻の中の女』では。
新設部署の責任者として
《特捜部Q》を率いることになった
カール・マーク警部補が与えられたオフィスは、
コペンハーゲン署の小綺麗な一室……ではなく、
窓すら無い薄汚れた地下室、でした。
しかし、第八作目となるこの物語――
『アサドの祈り』の幕開けは、
カール・マークさんと仲間たちが
捜査の拠点としてきた地下のオフィスとは
遠く離れた場所から始動します。
「たいようゥ、まぶしィ!」
「がるぐる!」(←訳:南欧だね!)
スペインの北東部、
バルセロナの市街地。
将来に絶望し、
すっかり思い詰めていた
ジャーナリストのジュアン・アイグアデルさんは、
ふとしたきっかけで
難民問題の取材に活路を見出します。
この取材をやり遂げたなら、
俺もまだまだ捨てたもんじゃない!
いっぱしの、いや、
一流のジャーナリストになれる!
「ぎゃくてんのォ、ほーむらんッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:起死回生の一撃!)
ジュアンさんは
難民収容所があるキプロスへ向かい、
本格的な取材に取り掛かります。
そして、聞き取った取材の成果を
次々と新聞に発表してゆくのですが。
「あれれッ?」
「がるるるるぐるるがる?」(←訳:どうしたのアサドさん?)
取材先とは遠く離れた、
コペンハーゲンの地で。
新聞を目にして
とめどなく涙を流したのは、
《特捜部Q》の一員、
アサドさんでした。
カール・マークさんの助手であり、
特捜部の活躍に寄与してきたアサドさんは、
新聞に掲載された写真に
過去からの声を読み取ったのです。
「だァれもォ、しらないィ~…!」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:アサドさんの過去!)
過去から現在へ、
さらには未来へも続いてゆく
悲劇の傷を癒し、修復すべく、
カール・マークさんと《特捜部Q》の面々は
立ち上がります。
難民を生み出す紛争や内戦、
戦争がもたらす憎悪の連鎖を断ち切るには、
さて、どうしたらいいのか?
「かんじんなのはァ、やぱりィ!」
「がるぐる!」(←訳:現場です!)
アサドさんの祈りは、
はたして届くのか――
エンターテインメント作品ではありますけれど、
戦争の悲惨さ、虚しさを
緻密に描き切った著者・オールスンさん渾身の一作は、
ミステリ好きな方々のみならず、
全活字マニアさんにおすすめです。
ぜひ、手に取ってみてくださいね。
では、週末恒例のオマケ画像も、ここで!
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入手しました、冷感マスク!
でも、ですね……
「きおんがァ、たかすぎてェ~!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:よく分かんない!)
秋よ早く来ておくれ、と切望する猛暑日……
皆さま、御自愛しつつ、
どうか穏やかな休日を。