「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふァふゥ! すずしいィ~!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!これが9月!)
こんにちは、ネーさです。
カレンダーが9月に変わった途端、
猛暑の出口が見えてきたみたいですね。
今日も《2020ツール・ド・フランス》の速報を気にかけつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 法医昆虫学捜査官 ――
著者は川瀬七緒(かわせ・ななお)さん、
単行本は2012年に、
画像の文庫版は2014年8月に発行されました。
先日ご紹介しました《賞金稼ぎスリーサム!》シリーズで、
すっかり川瀬さんの大ファンになってしまった私ネーさ、
勇躍……ではなくて、
恐る恐るこちらの文庫作品を
手に取ってみましたよ。
「むゥ? おそるゥおそるゥ??」
「ぐるがるるるぐる?」(←訳:なぜ恐る恐るなの?)
ええ、“恐る恐る“にはワケがあります。
以前から、評判を伝え聞いてはいたんです。
《法医昆虫学捜査官》シリーズは
すっごく面白い!と。
けれども……
題名にも入っている
《昆虫学》というのが只者じゃないんです。
だってね、この御本に出てくる昆虫って、
NHK・Eテレ『香川照之の昆虫すごいぜ!』で
カマキリ先生が追いかけてるような
キラキラのカブトムシくんやトンボくん、
クマゼミくんたちじゃないのよ……
なんたって法医ってのが
くっついてる昆虫学だから、だから……
「……いやァ~なァ、よかんッ!」
「がるぐるるがる!」(←訳:予感よりも確信!)
物語は、大学の法医学教室地下にある
解剖室から始まります。
ポーカーフェイスを装いつつも
内心は困惑し切っている立会人さんたち注視の下、
おもむろに作業を開始してゆく
司法解剖医さん。
そう、これは“事件”なんです。
解剖に立ち会っている
岩楯祐也(いわだて・ゆうや)警部補は、
このところ頻発している放火事件を
思い浮かべずにはいられません。
はたして、この被害者さんは、
放火事件に巻き込まれたのか、
それとも……?
と、そこへ。
「うわわわァ~んッ!」
「ぐぐぐぐるるっ!」(←訳:ここここれはっ!)
とある事象が勃発して、
解剖室はパニック!
いままで司法解剖には
幾度となく立ち会っている岩楯警部補をも
震え上がらせたそれは――
「わわッ、だめェでスゥ~!」
「がっるぅぐるる!」(←訳:言っちゃだめだ!)
そうね、言えないわよね。
まあヒントだけ記しておきますと、
これを映像化してTVで放送しようものなら、
全国から悲鳴と、
山のような苦情が殺到するのは
疑いない、ということでしょうか。
それはそうとして、
岩楯警部補さんたちは
驚いてばかりはいられません。
これはいったいどういうことなのか、
何の意味があるのか、
突き止めなくては。
「そこでェ、でばんッ、なのでス!」
「ぐるるが~る!」(←訳:専門家さ~ん!)
専門家として
白羽の矢が立ったのは、
法医昆虫学者の
赤堀涼子(あかほり・りょうこ)准教授。
かくも恐ろしい事象の解析には、
彼女の知識、経験、知見が
大いに役に立って……くれますよね?
「えェ~とォ、それはァ~…」
「がるるるぐる!」(←訳:五里霧中です!)
オープニングはリアルな警察小説、
であったのが、
赤堀准教授の登場とともに、
どんどん意外な方向へ?
ところどころで冷や汗したり、
目が回りそうになったりしますが、
確かに面白さ超級の
《法医昆虫学捜査官》シリーズ第1作、
怖いもの知らずな活字マニアさんに
おすすめのミステリです。
ぜひ、手に取ってみてくださいな~♪
ふァふゥ! すずしいィ~!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!これが9月!)
こんにちは、ネーさです。
カレンダーが9月に変わった途端、
猛暑の出口が見えてきたみたいですね。
今日も《2020ツール・ド・フランス》の速報を気にかけつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 法医昆虫学捜査官 ――
著者は川瀬七緒(かわせ・ななお)さん、
単行本は2012年に、
画像の文庫版は2014年8月に発行されました。
先日ご紹介しました《賞金稼ぎスリーサム!》シリーズで、
すっかり川瀬さんの大ファンになってしまった私ネーさ、
勇躍……ではなくて、
恐る恐るこちらの文庫作品を
手に取ってみましたよ。
「むゥ? おそるゥおそるゥ??」
「ぐるがるるるぐる?」(←訳:なぜ恐る恐るなの?)
ええ、“恐る恐る“にはワケがあります。
以前から、評判を伝え聞いてはいたんです。
《法医昆虫学捜査官》シリーズは
すっごく面白い!と。
けれども……
題名にも入っている
《昆虫学》というのが只者じゃないんです。
だってね、この御本に出てくる昆虫って、
NHK・Eテレ『香川照之の昆虫すごいぜ!』で
カマキリ先生が追いかけてるような
キラキラのカブトムシくんやトンボくん、
クマゼミくんたちじゃないのよ……
なんたって法医ってのが
くっついてる昆虫学だから、だから……
「……いやァ~なァ、よかんッ!」
「がるぐるるがる!」(←訳:予感よりも確信!)
物語は、大学の法医学教室地下にある
解剖室から始まります。
ポーカーフェイスを装いつつも
内心は困惑し切っている立会人さんたち注視の下、
おもむろに作業を開始してゆく
司法解剖医さん。
そう、これは“事件”なんです。
解剖に立ち会っている
岩楯祐也(いわだて・ゆうや)警部補は、
このところ頻発している放火事件を
思い浮かべずにはいられません。
はたして、この被害者さんは、
放火事件に巻き込まれたのか、
それとも……?
と、そこへ。
「うわわわァ~んッ!」
「ぐぐぐぐるるっ!」(←訳:ここここれはっ!)
とある事象が勃発して、
解剖室はパニック!
いままで司法解剖には
幾度となく立ち会っている岩楯警部補をも
震え上がらせたそれは――
「わわッ、だめェでスゥ~!」
「がっるぅぐるる!」(←訳:言っちゃだめだ!)
そうね、言えないわよね。
まあヒントだけ記しておきますと、
これを映像化してTVで放送しようものなら、
全国から悲鳴と、
山のような苦情が殺到するのは
疑いない、ということでしょうか。
それはそうとして、
岩楯警部補さんたちは
驚いてばかりはいられません。
これはいったいどういうことなのか、
何の意味があるのか、
突き止めなくては。
「そこでェ、でばんッ、なのでス!」
「ぐるるが~る!」(←訳:専門家さ~ん!)
専門家として
白羽の矢が立ったのは、
法医昆虫学者の
赤堀涼子(あかほり・りょうこ)准教授。
かくも恐ろしい事象の解析には、
彼女の知識、経験、知見が
大いに役に立って……くれますよね?
「えェ~とォ、それはァ~…」
「がるるるぐる!」(←訳:五里霧中です!)
オープニングはリアルな警察小説、
であったのが、
赤堀准教授の登場とともに、
どんどん意外な方向へ?
ところどころで冷や汗したり、
目が回りそうになったりしますが、
確かに面白さ超級の
《法医昆虫学捜査官》シリーズ第1作、
怖いもの知らずな活字マニアさんに
おすすめのミステリです。
ぜひ、手に取ってみてくださいな~♪