「こんにちわッ、テディちゃでス!
のぼッてェ~くだッてェ~!」
「がるる!ぐるがるるるる!」(←訳:虎です!また登るんです!)
こんにちは、ネーさです。
《2020ツール・ド・フランス》第17ステージは、
超級山岳2つの登攀を強いられる最難関ステージ!
マクロン大統領も駆け付けての熱戦は
見応えありまくりでした♪
選手さんたちに労いの拍手を送ったあとは、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
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―― サムライ留学生の恋 ――
著者は熊田忠雄(くまだ・ただお)さん、
2020年7月に発行されました。
次代は明治――
海の彼方で”恋に落ちた日本男児たち”をテーマにした
ノンフィクション作品です。
「めいじのォりゅうがくせいィ、というとォ~…」
「ぐるるるるがるるる?」(←訳:森鴎外さんみたいな?)
そうね、
明治時代に海外へ留学して、
そこで恋もしちゃって、
大騒動になっちゃって……ってこれ、
まず第一に思い浮かべるのは
森鴎外さんのお名前ですけれど。
著者・熊田さんは
御本冒頭の『はじめに』で、
石附実さん著『近代日本の海外留学史』を参照にしつつ、
次のように述べています。
海外留学のピークは、
明治3年(1870)から同4年にかけてで、
その数は350人から360人にのぼったという――
「さんびゃくゥごじゅうゥ??」
「がるるるぐる!」(←訳:そんなに大勢!)
明治政府も思い切ったことするわね~と
感心させられるものの、
不安を覚えずにはいられません。
言葉が通じない異国……
食事は美味しくないし……
文化や習慣は違うし……
そんなところへ行って、
学問を修めよ、
技術を習得せよ、と命じられて……
「ううッ、すとれすゥでス!」
「ぐるがるっるぅーるる!」(←訳:凄いプレッシャーだよ!)
出身地や年齢にバラつきはあっても、
留学生さんたちは
日々不安でたまらなかったことでしょう。
そんな彼らの、
揺れ動く心をなぐさめ、
励ましてくれたのは。
「れんあいィ……!」
「がるぅ……!」(←訳:恋かぁ……!)
第一章『ドイツ女性との恋』
第二章『イギリス女性との恋』
第三章『アメリカ女性との恋』
と、3つの国ごとに、
活写される留学生さんの恋模様は、
離別もあれば、
成就もあります。
「そのォなかでもォ、ちゅうもくはァ~…」
「ぐる!」(←訳:ここ!)
本文40ページ、
『ドイツ女性との恋』の章に収められているのは、
《北白川宮能久親王と
ベルタ・フォン・テッタウ》。
なんと、
明治天皇の叔父にあたる正真正銘の華族さまの
プロシア(ドイツ)への留学、
かの地での恋愛が描かれています。
能久親王さまは、
旧幕府軍に同調同行したために、
”朝敵”と目されたこともある
一種複雑な経歴を持つ御方として知られますが、
まさか、留学先で大恋愛をして、
問題を起こしていたとは……!
「まわりはァ、はらはらッ!」
「がるっるぐるる!」(←訳:パニックだよう!)
親王さまの恋の行方は――
いえ、ノンフィクション作品であるとはいえ、
これ以上の記述は
ネタバレになってしまいますので、
控えます、が。
150年の昔、
現代とはあまりにも多くの事柄が隔たっている中で、
留学生さんたちが何を見、
何を求めたか。
もしかしたら、それは意外にも……
「いまもォ~おなじィ!」」
「ぐるる!」(←訳:かもね!)
歴史好きな活字マニアさんに、
ノンフィクション好きな方々にも
おすすめの一冊です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
のぼッてェ~くだッてェ~!」
「がるる!ぐるがるるるる!」(←訳:虎です!また登るんです!)
こんにちは、ネーさです。
《2020ツール・ド・フランス》第17ステージは、
超級山岳2つの登攀を強いられる最難関ステージ!
マクロン大統領も駆け付けての熱戦は
見応えありまくりでした♪
選手さんたちに労いの拍手を送ったあとは、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

―― サムライ留学生の恋 ――
著者は熊田忠雄(くまだ・ただお)さん、
2020年7月に発行されました。
次代は明治――
海の彼方で”恋に落ちた日本男児たち”をテーマにした
ノンフィクション作品です。
「めいじのォりゅうがくせいィ、というとォ~…」
「ぐるるるるがるるる?」(←訳:森鴎外さんみたいな?)
そうね、
明治時代に海外へ留学して、
そこで恋もしちゃって、
大騒動になっちゃって……ってこれ、
まず第一に思い浮かべるのは
森鴎外さんのお名前ですけれど。
著者・熊田さんは
御本冒頭の『はじめに』で、
石附実さん著『近代日本の海外留学史』を参照にしつつ、
次のように述べています。
海外留学のピークは、
明治3年(1870)から同4年にかけてで、
その数は350人から360人にのぼったという――
「さんびゃくゥごじゅうゥ??」
「がるるるぐる!」(←訳:そんなに大勢!)
明治政府も思い切ったことするわね~と
感心させられるものの、
不安を覚えずにはいられません。
言葉が通じない異国……
食事は美味しくないし……
文化や習慣は違うし……
そんなところへ行って、
学問を修めよ、
技術を習得せよ、と命じられて……
「ううッ、すとれすゥでス!」
「ぐるがるっるぅーるる!」(←訳:凄いプレッシャーだよ!)
出身地や年齢にバラつきはあっても、
留学生さんたちは
日々不安でたまらなかったことでしょう。
そんな彼らの、
揺れ動く心をなぐさめ、
励ましてくれたのは。
「れんあいィ……!」
「がるぅ……!」(←訳:恋かぁ……!)
第一章『ドイツ女性との恋』
第二章『イギリス女性との恋』
第三章『アメリカ女性との恋』
と、3つの国ごとに、
活写される留学生さんの恋模様は、
離別もあれば、
成就もあります。
「そのォなかでもォ、ちゅうもくはァ~…」
「ぐる!」(←訳:ここ!)
本文40ページ、
『ドイツ女性との恋』の章に収められているのは、
《北白川宮能久親王と
ベルタ・フォン・テッタウ》。
なんと、
明治天皇の叔父にあたる正真正銘の華族さまの
プロシア(ドイツ)への留学、
かの地での恋愛が描かれています。
能久親王さまは、
旧幕府軍に同調同行したために、
”朝敵”と目されたこともある
一種複雑な経歴を持つ御方として知られますが、
まさか、留学先で大恋愛をして、
問題を起こしていたとは……!
「まわりはァ、はらはらッ!」
「がるっるぐるる!」(←訳:パニックだよう!)
親王さまの恋の行方は――
いえ、ノンフィクション作品であるとはいえ、
これ以上の記述は
ネタバレになってしまいますので、
控えます、が。
150年の昔、
現代とはあまりにも多くの事柄が隔たっている中で、
留学生さんたちが何を見、
何を求めたか。
もしかしたら、それは意外にも……
「いまもォ~おなじィ!」」
「ぐるる!」(←訳:かもね!)
歴史好きな活字マニアさんに、
ノンフィクション好きな方々にも
おすすめの一冊です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪