「こんにちわッ、テディちゃでス!
たたたたッたいへんでスよゥ~!!」
「がるる!ぐっるがぅーる!」(←訳:虎です!ビッグニュース!)
こんにちは、ネーさです。
《2020ツール・ド・フランス》第20ステージ、
今大会唯一のタイムトライアルでは、
21歳の新星タデイ・ポガチャルさん(国籍はスロベニア)が
歴史的な大逆転で首位に躍り出ました!
しかも、マイヨポワ(山岳賞)と
マイヨブラン(ヤングライダー賞)も獲得!……って、
超人か!!と度肝を抜かれましたが、
さあ、ここからは読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 世にもふしぎな化け猫騒動 ――
訳・解説は今井秀和(いまい・ひでかず)さん、
2020年7月に発行されました。
先日ご紹介しました
大島健夫さん著『外来生物のきもち』では、
在来生態系の脅威であり、
侵略的外来種ワースト100入り!
という驚きの事実が明らかにされた生きもの――
それは。
「にゃんこッ!」
「ぐるるる!」(←訳:イエネコ!)
まさか、ネコたちが。
外来種で、環境の脅威だとは。
でも、まあ、よ~く考えてみると。
確かに、ネコって外国からやって来た、のよね。
「むかァ~しィむかしィはァ~…」
「がるるっる!」(←訳:いなかった!)
御本冒頭の『はじめに』では、
日本の《ねこ史》について触れられています。
『古事記』や『日本書紀』、
『万葉集』などにも
猫の記述は一切なし。
猫についての記述が登場するのは、
平安時代になってからで、
『日本霊異記』が初である、と。
「ようやくゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:出番だよ!)
初登場となる『日本霊異記』で、
しかし、ネコたちは
離れ技をやってのけます。
いきなり、転生譚!
「あはァ! はやッてまスねッ!」
「がるるるるぐるがっる!」(←訳:転生したら〇〇だった!)
近年流行の、
転生したらスライムだったり、
魔王や悪女や魔法使いだったりする物語を、
いち早く体現していたのは、
ネコ、だったのでしょうか。
この御本では、
Ⅰ『しゃべる猫』
Ⅱ『古代・中世の猫』
Ⅲ『江戸期の猫』
と、3つのパートに分けて
ネコたちが登場する伝説、説話集、随筆などが
現代語訳文とともに
収録されています。
「いッちばんッじゅうじつゥ、してるのはァ~…」
「ぐっるるがる!」(←訳:やっぱり江戸!)
ええ、質量ともに、
《ネコ異聞》が花盛りを迎えるのは、
やはり江戸時代ですね。
伝説になってしまうほどのネコといえど、
中世の頃には、
シッポはシッポのまま。
ネコのシッポが二又に割れて、
《猫又》なる妖怪に変化するのは、
もっと時代が下ってからのことで。
江戸期になると、
《化け猫》も《猫又》も《怪猫》も、
一気にメジャーに!
「おしばいィにィ!」
「がるるる!」(←訳:百物語に!)
名刀《猫丸》命名のエピソード。
ネコの置物――招きネコは
いかにして誕生したのか。
可愛い子ネコが焼きおにぎりをパクリ!としたら、
ああら不思議、
そこに大猫が?
そして、あの有名な、
鍋島家の化け猫退治。
「ふゥ! だいにんきィ!」
「ぐるる!」(←訳:大活躍!)
良くも悪くも引っ張りダコ、
八面六臂の活躍をみせてくれる
文学の中のネコたち。。
日本のネコ史が俯瞰できる
御本巻末の『おわりに』も必読の一冊は、
ネコ好きさん、
怪談好きな活字マニアさんにもおすすめですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
たたたたッたいへんでスよゥ~!!」
「がるる!ぐっるがぅーる!」(←訳:虎です!ビッグニュース!)
こんにちは、ネーさです。
《2020ツール・ド・フランス》第20ステージ、
今大会唯一のタイムトライアルでは、
21歳の新星タデイ・ポガチャルさん(国籍はスロベニア)が
歴史的な大逆転で首位に躍り出ました!
しかも、マイヨポワ(山岳賞)と
マイヨブラン(ヤングライダー賞)も獲得!……って、
超人か!!と度肝を抜かれましたが、
さあ、ここからは読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 世にもふしぎな化け猫騒動 ――
訳・解説は今井秀和(いまい・ひでかず)さん、
2020年7月に発行されました。
先日ご紹介しました
大島健夫さん著『外来生物のきもち』では、
在来生態系の脅威であり、
侵略的外来種ワースト100入り!
という驚きの事実が明らかにされた生きもの――
それは。
「にゃんこッ!」
「ぐるるる!」(←訳:イエネコ!)
まさか、ネコたちが。
外来種で、環境の脅威だとは。
でも、まあ、よ~く考えてみると。
確かに、ネコって外国からやって来た、のよね。
「むかァ~しィむかしィはァ~…」
「がるるっる!」(←訳:いなかった!)
御本冒頭の『はじめに』では、
日本の《ねこ史》について触れられています。
『古事記』や『日本書紀』、
『万葉集』などにも
猫の記述は一切なし。
猫についての記述が登場するのは、
平安時代になってからで、
『日本霊異記』が初である、と。
「ようやくゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:出番だよ!)
初登場となる『日本霊異記』で、
しかし、ネコたちは
離れ技をやってのけます。
いきなり、転生譚!
「あはァ! はやッてまスねッ!」
「がるるるるぐるがっる!」(←訳:転生したら〇〇だった!)
近年流行の、
転生したらスライムだったり、
魔王や悪女や魔法使いだったりする物語を、
いち早く体現していたのは、
ネコ、だったのでしょうか。
この御本では、
Ⅰ『しゃべる猫』
Ⅱ『古代・中世の猫』
Ⅲ『江戸期の猫』
と、3つのパートに分けて
ネコたちが登場する伝説、説話集、随筆などが
現代語訳文とともに
収録されています。
「いッちばんッじゅうじつゥ、してるのはァ~…」
「ぐっるるがる!」(←訳:やっぱり江戸!)
ええ、質量ともに、
《ネコ異聞》が花盛りを迎えるのは、
やはり江戸時代ですね。
伝説になってしまうほどのネコといえど、
中世の頃には、
シッポはシッポのまま。
ネコのシッポが二又に割れて、
《猫又》なる妖怪に変化するのは、
もっと時代が下ってからのことで。
江戸期になると、
《化け猫》も《猫又》も《怪猫》も、
一気にメジャーに!
「おしばいィにィ!」
「がるるる!」(←訳:百物語に!)
名刀《猫丸》命名のエピソード。
ネコの置物――招きネコは
いかにして誕生したのか。
可愛い子ネコが焼きおにぎりをパクリ!としたら、
ああら不思議、
そこに大猫が?
そして、あの有名な、
鍋島家の化け猫退治。
「ふゥ! だいにんきィ!」
「ぐるる!」(←訳:大活躍!)
良くも悪くも引っ張りダコ、
八面六臂の活躍をみせてくれる
文学の中のネコたち。。
日本のネコ史が俯瞰できる
御本巻末の『おわりに』も必読の一冊は、
ネコ好きさん、
怪談好きな活字マニアさんにもおすすめですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪