テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 二転も三転も、四転も? ~

2020-09-28 23:31:10 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 なおきィ~ッ!」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!直樹~!)

 こんにちは、ネーさです。
 なんと視聴率32.7%!
 いえ、数字よりも何よりも
 本当に面白かったわ!
 ドラマ『半沢直樹』の出演者さん&スタッフさんに 
 感謝の拍手を送りながら、
 さあ、読書タイムもハジケなくちゃ♪
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
       ―― 水底の棘 ――



 著者は川瀬七緒(かわせ・ななお)さん、
 2014年7月に発行されました。
 《法医昆虫学捜査官》シリーズの第3作目です。

「わわッ! またァでたァ~!」
「ぐるるるるる!」(←訳:法医学捜査だ!)

 法医学捜査、と聞いて
 多くの方々が思い浮かべるのは、
 『半沢直樹』と同じく大きな話題となり、
 数々の賞も得たドラマ
 『アンナチュラル』でしょうか。
 
 なれど。
 法医学に”昆虫”がくっつくと、
 捜査に携わるベテラン刑事さんたちも
 真っ青……になっちゃいます。

「むりもォないィ~のでス!」
「がるる!」(←訳:だよね!)

 遺体や、その周辺から採取した虫を手掛かりに、
 被害者さんの亡くなった時刻や、
 状況を突き止める――

 『アンナチュラル』のミコト先生とは
 また異なるアプローチで
 《不条理な死》の謎に挑むのは、
 法医昆虫学者の
 赤堀涼子(あかほり・りょうこ)さん。

 いつもなら、
 犯罪の被害者となった御遺体と対面するのは
 解剖室、なのですが。

「こんかいィはァ~…たッ、たいへんッ!」
「ぐるるるるがるるるるる!」(←訳:赤堀さんが第一発見者に!)

 河川敷でユスリカが大発生し、
 困った区役所からの依頼を受けて
 害虫退治に出動した赤堀さんと
 後輩の大吉(だいきち)さん。

 ユスリカの大群退治そのものは、
 ええ、順調に進みました。

 ただ、赤堀さんは気付いてしまったんんです。

 ユスリカを捕らえたトラップの中に、
 本来なら、
 こんなところにはいそうもない、
 いえ、いるなんてことは有り得ない
 或る昆虫が、1匹……2匹……。

「おかしいィでス!」
「がるるぐる!」(←訳:怪しいです!)

 学者の本能が
 赤堀さんを駆り立てます。

 虫は、どこから来たのか?

「しらないィふりィはァ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:出来ないよ!)

 赤堀さんと組んで
 事件の捜査に当たるのは、
 警視庁の岩楯祐也(いわだて・ゆうや)刑事。

 岩楯さんの相棒を務める
 鰐川(わにかわ)刑事、
 瘦せっぽちの鑑識係・堀之内(ほりのうち)さん。

 彼ら捜査陣が
 追いかければ追いかけるほど、
 事件の様相は二転三転してゆくようで?

「はんにんッ、みえませんッ!」
「がるるぐるるるる??」(←訳:どこにいるんだろ??)

 混線気味の中盤から、
 一挙に畳みかける終盤へ、
 赤堀さんと岩楯刑事の走りっぷりは、
 息つく間もないどころか、
 呼吸困難になりそうな高速マラソンです。

 走り切った果てに
 視えてきた”水底の棘“の正体とは……?

「おどろきのォ、れんぞくゥ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:こう来るとは!)

 ミステリ好きさんに、
 警察小説好きな活字マニアさんに
 熱くおすすめしたい一冊です。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 
 
 
 
コメント
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