「こんにちわッ、テディちゃでス!
もんぶらんッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!栗ごはん!)
こんにちは、ネーさです。
秋らしく、栗を使ったお料理やお菓子が
デパ地下やコンビニで目立つようになってきましたね。
そこで、本日の読書タイムは、
栗のお菓子……ではなく、
まるで栗のような頬っぺたをした偉人さんが登場する
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
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―― 悪党たちの大英帝国 ――
著者は君塚直隆(きみづか・なおたか)さん、
2020年8月に発行されました。
《悪党》といってもそれは、
『悪事を働く者の集団』や
『悪事を働く個人』ではない――
と、御本冒頭の『はじめに』で
著者・君塚さんは述べています。
権力を持つ体制側の人間、に見えても、
その本質は“アウトサイダー”。
そして、
彼ら《悪党》こそが歴史を動かす、と。
「たとえばァ、それはァ~…」
「ぐるるる!」(←訳:こんな人!)
ヘンリー八世
(1491~1547、在位期間1509~1547)。
この御本では、
7人の《悪党》が取り上げられていますが、
第一章の主役として登場するのが、
ヘンリー八世です。
ええ、もう説明の必要はありませんよね。
6人の奥さんを、とっかえひっかえ。
奥さん以外の、愛妾も数知れず。
また、よく知られているように、
奥さん2人を処刑し、
聖職者さん200人以上、
貴族は20人以上、
他に、政府の高官や、側近などなど、
いったい何人を処刑台へ送ったのか……。
「あくとうゥでスゥ!」
「がるる~!」(←訳:鉄面皮~!)
しかし、私ネーさが驚いたのは、
ヘンリー八世のさらなる側面――
お金遣いの荒さ、です。
宝石を縫い付けたセーブルやヤマネコのガウン、
79着。
最高級素材で作られたタブレット(上着)、
134着。
たった1年の間に、
シャツ200着、
帽子37個を仕立て、
タイツに靴下にサテンの靴に
スリッパにブーツに……
「ふわわわァ~…」
「ぐるる~…」
王様のタブレット1着が匹敵するのは、
庶民の上着100枚、いえ、1000枚でしょうか。
とにかく、
ヘンリー八世の衣装代が
天文学的数字に上ったことは間違いありません。
もしもヘンリー八世が
マリー・アントワネット妃と同時代に生きていたら、
英国でも大革命が起きていたんじゃないかしら。
「たぶんッ、おきてたのでスゥ!」
「がるるぐるるがるるる!」(←訳:国中で反乱の火の手が!)
《悪党》認定度100%の
第一章『ヘンリー八世』に続いて、
第二章『クロムウェル』
第三章『ウィリアム三世』
第四章『ジョージ三世』
第五章『パーマストン子爵』
第六章『ディヴィッド・ロイド=ジョージ』
第七章『ウィンストン・チャーチル』
と、君塚さんは
選び出した7人の《悪党》の経歴、
偉人としての功績、
《悪党》としての“負の勲章“の履歴を
次々と挙げてゆきます。
「はてしなきィ~よくぼうゥ?」
「ぐる!」(←訳:執念!)
かれらのどんな所が、
《悪党》にカテゴライズすべき理由になるのか。
彼ら《悪党》のもとで、
英国はどう成長を遂げてきたのか。
歴史好きな活字マニアさん、
英国史好きな方々にも
おすすめのノンフィクション作品ですよ。
巻末の『おわりに』までを含め、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
もんぶらんッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!栗ごはん!)
こんにちは、ネーさです。
秋らしく、栗を使ったお料理やお菓子が
デパ地下やコンビニで目立つようになってきましたね。
そこで、本日の読書タイムは、
栗のお菓子……ではなく、
まるで栗のような頬っぺたをした偉人さんが登場する
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

―― 悪党たちの大英帝国 ――
著者は君塚直隆(きみづか・なおたか)さん、
2020年8月に発行されました。
《悪党》といってもそれは、
『悪事を働く者の集団』や
『悪事を働く個人』ではない――
と、御本冒頭の『はじめに』で
著者・君塚さんは述べています。
権力を持つ体制側の人間、に見えても、
その本質は“アウトサイダー”。
そして、
彼ら《悪党》こそが歴史を動かす、と。
「たとえばァ、それはァ~…」
「ぐるるる!」(←訳:こんな人!)
ヘンリー八世
(1491~1547、在位期間1509~1547)。
この御本では、
7人の《悪党》が取り上げられていますが、
第一章の主役として登場するのが、
ヘンリー八世です。
ええ、もう説明の必要はありませんよね。
6人の奥さんを、とっかえひっかえ。
奥さん以外の、愛妾も数知れず。
また、よく知られているように、
奥さん2人を処刑し、
聖職者さん200人以上、
貴族は20人以上、
他に、政府の高官や、側近などなど、
いったい何人を処刑台へ送ったのか……。
「あくとうゥでスゥ!」
「がるる~!」(←訳:鉄面皮~!)
しかし、私ネーさが驚いたのは、
ヘンリー八世のさらなる側面――
お金遣いの荒さ、です。
宝石を縫い付けたセーブルやヤマネコのガウン、
79着。
最高級素材で作られたタブレット(上着)、
134着。
たった1年の間に、
シャツ200着、
帽子37個を仕立て、
タイツに靴下にサテンの靴に
スリッパにブーツに……
「ふわわわァ~…」
「ぐるる~…」
王様のタブレット1着が匹敵するのは、
庶民の上着100枚、いえ、1000枚でしょうか。
とにかく、
ヘンリー八世の衣装代が
天文学的数字に上ったことは間違いありません。
もしもヘンリー八世が
マリー・アントワネット妃と同時代に生きていたら、
英国でも大革命が起きていたんじゃないかしら。
「たぶんッ、おきてたのでスゥ!」
「がるるぐるるがるるる!」(←訳:国中で反乱の火の手が!)
《悪党》認定度100%の
第一章『ヘンリー八世』に続いて、
第二章『クロムウェル』
第三章『ウィリアム三世』
第四章『ジョージ三世』
第五章『パーマストン子爵』
第六章『ディヴィッド・ロイド=ジョージ』
第七章『ウィンストン・チャーチル』
と、君塚さんは
選び出した7人の《悪党》の経歴、
偉人としての功績、
《悪党》としての“負の勲章“の履歴を
次々と挙げてゆきます。
「はてしなきィ~よくぼうゥ?」
「ぐる!」(←訳:執念!)
かれらのどんな所が、
《悪党》にカテゴライズすべき理由になるのか。
彼ら《悪党》のもとで、
英国はどう成長を遂げてきたのか。
歴史好きな活字マニアさん、
英国史好きな方々にも
おすすめのノンフィクション作品ですよ。
巻末の『おわりに』までを含め、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪