「こんにちわッ、テディちゃでス!
やッとォさいかいィ、なのでスゥ~!」
「がるる!ぐっるるるる!」(←訳:虎です!待ってたよう!)
こんにちは、ネーさです。
NHK朝ドラ『エール』が明日14日から再開!
『わたナギ』『MIU』が終わってしまったのは残念ですが、
『半沢直樹』は大詰めだし、
『麒麟』も復活したし、と
秋のTV鑑賞を楽しみながら、
さあ、読書タイムもしっかりと!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 外来生物のきもち ――
著者は大島健夫(おおしま・たけお)さん、
2020年6月に発行されました。
『外来生物って何でしょう』と
表紙に大書されているこの御本は――
「のんふぃくしょんッ!」
「ぐるがぅるるるー!」(←訳:でもファンタジー!)
前々回記事で御紹介しました
『も~っと わけあって絶滅しました』では、
《根絶された生きもの》の存在について
触れられていました。
この『外来生物のきもち』には、
まさにその
“ヤツらを根絶せよ!”
“ここからいなくなれ!”
と、怨嗟の標的にされている動植物たちが
取り上げられています。
「うまれェそだちィはァ~…」
「がるぐる!」(←訳:遠い外国!)
どこから、
どうやって、
外来生物はやって来たのか。
その複雑な経緯を
私たち読み手にナビゲートしてくれるのは、
田んぼの水路に住む
カミツキガメくん。
原産地は北アメリカ、
特定外来生物の代表格として、
四面楚歌のカミツキガメくん……ですが、
彼にも言いたいことがあるようです。
「はこんでェきたのはァ~…」
「ぐるがるるる……!」(←訳:人間なんだよ……!)
人間によってこの国に運ばれてきて、
捨てられたり、
放置されたりした生き物たち。
そんな外来生物たちを、
カミツキガメくんは訪ね、
インタビューします。
「どこからァ、きたのでスかッ?」
「がるるるるぐる?」(←訳:住み心地はどう?)
有名なところでは、
アライグマ、
ジャンボタニシとも呼ばれるスクミリンゴカイ、
ミドリガメの名で知られるミシシッピアカミミガメ、
ブラックバスことオオクチバス、
ハクビシン……
意外なところでは、
シロツメクサ、
ダンゴムシことオカダンゴムシ、
コブハクチョウ……
「えッ? こぶはくちょうゥ??」
「ぐるるがるるる??」(←訳:白鳥も外来生物??)
ごく稀には、
増えても歓迎される外来生物もいます。
ホンビノスガイの名は、
米国文学好きな活字マニアさんでしたら、
御存知かもしれませんね。
大西洋岸側のメイン州あたりでは
とても人気の二枚貝であるホンビノスガイは、
クラムチャウダー作りには欠かせない食材です。
近年、東京湾などに生息していて、
これ美味しいわ!と好評なんですよ。
「やいてェよしィ!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:酒蒸しにして良し!)
他方で、
ハクチョウ以上に馴染み深く、
ホンビノスガイ級に歓迎されていながら、
全世界的に在来生態系の脅威とされ、
世界の侵略的外来種ワースト100、
日本でも侵略的外来種ワースト100入りしているのは……
イエネコ。
「えええええェ~ッ?」
「ぐるぅ??」(←訳:ねこぉ??)
まさか、ネコが。
モフモフで、フワフワの、
猫好きさんたちに
ひたすら愛されるニャンコたちが、
侵略的外来生物だとは。
では、その理由は?
どうしてネコたちが
侵略的外来生物に指定されているのか?
ネコくんがカミツキガメくんに語る
驚きの“ネコ史”とは……?
「ねこのォれきしィ~…!」
「がるるるぐるがるる!」(←訳:いろいろ初耳でした!)
外来生物とは何なのか、
なぜ”彼ら“が外来生物と呼ばれるようになったのか。
世界&日本の地理や歴史と結びつく、
生きものたちの履歴書は、
歴史好きな活字マニアさんに、
動物好きな少年少女諸氏にも
おすすめの一冊です。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♫
やッとォさいかいィ、なのでスゥ~!」
「がるる!ぐっるるるる!」(←訳:虎です!待ってたよう!)
こんにちは、ネーさです。
NHK朝ドラ『エール』が明日14日から再開!
『わたナギ』『MIU』が終わってしまったのは残念ですが、
『半沢直樹』は大詰めだし、
『麒麟』も復活したし、と
秋のTV鑑賞を楽しみながら、
さあ、読書タイムもしっかりと!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 外来生物のきもち ――
著者は大島健夫(おおしま・たけお)さん、
2020年6月に発行されました。
『外来生物って何でしょう』と
表紙に大書されているこの御本は――
「のんふぃくしょんッ!」
「ぐるがぅるるるー!」(←訳:でもファンタジー!)
前々回記事で御紹介しました
『も~っと わけあって絶滅しました』では、
《根絶された生きもの》の存在について
触れられていました。
この『外来生物のきもち』には、
まさにその
“ヤツらを根絶せよ!”
“ここからいなくなれ!”
と、怨嗟の標的にされている動植物たちが
取り上げられています。
「うまれェそだちィはァ~…」
「がるぐる!」(←訳:遠い外国!)
どこから、
どうやって、
外来生物はやって来たのか。
その複雑な経緯を
私たち読み手にナビゲートしてくれるのは、
田んぼの水路に住む
カミツキガメくん。
原産地は北アメリカ、
特定外来生物の代表格として、
四面楚歌のカミツキガメくん……ですが、
彼にも言いたいことがあるようです。
「はこんでェきたのはァ~…」
「ぐるがるるる……!」(←訳:人間なんだよ……!)
人間によってこの国に運ばれてきて、
捨てられたり、
放置されたりした生き物たち。
そんな外来生物たちを、
カミツキガメくんは訪ね、
インタビューします。
「どこからァ、きたのでスかッ?」
「がるるるるぐる?」(←訳:住み心地はどう?)
有名なところでは、
アライグマ、
ジャンボタニシとも呼ばれるスクミリンゴカイ、
ミドリガメの名で知られるミシシッピアカミミガメ、
ブラックバスことオオクチバス、
ハクビシン……
意外なところでは、
シロツメクサ、
ダンゴムシことオカダンゴムシ、
コブハクチョウ……
「えッ? こぶはくちょうゥ??」
「ぐるるがるるる??」(←訳:白鳥も外来生物??)
ごく稀には、
増えても歓迎される外来生物もいます。
ホンビノスガイの名は、
米国文学好きな活字マニアさんでしたら、
御存知かもしれませんね。
大西洋岸側のメイン州あたりでは
とても人気の二枚貝であるホンビノスガイは、
クラムチャウダー作りには欠かせない食材です。
近年、東京湾などに生息していて、
これ美味しいわ!と好評なんですよ。
「やいてェよしィ!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:酒蒸しにして良し!)
他方で、
ハクチョウ以上に馴染み深く、
ホンビノスガイ級に歓迎されていながら、
全世界的に在来生態系の脅威とされ、
世界の侵略的外来種ワースト100、
日本でも侵略的外来種ワースト100入りしているのは……
イエネコ。
「えええええェ~ッ?」
「ぐるぅ??」(←訳:ねこぉ??)
まさか、ネコが。
モフモフで、フワフワの、
猫好きさんたちに
ひたすら愛されるニャンコたちが、
侵略的外来生物だとは。
では、その理由は?
どうしてネコたちが
侵略的外来生物に指定されているのか?
ネコくんがカミツキガメくんに語る
驚きの“ネコ史”とは……?
「ねこのォれきしィ~…!」
「がるるるぐるがるる!」(←訳:いろいろ初耳でした!)
外来生物とは何なのか、
なぜ”彼ら“が外来生物と呼ばれるようになったのか。
世界&日本の地理や歴史と結びつく、
生きものたちの履歴書は、
歴史好きな活字マニアさんに、
動物好きな少年少女諸氏にも
おすすめの一冊です。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♫