「こんにちわッ、テディちゃでス!
がんばれェ、きりんッ!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!踏ん張ろう~!)
こんにちは、ネーさです。
休止期間を経て再開された
大河ドラマ『麒麟がくる』は、
日曜夜の視聴率バトルで
現在ちょこっと苦戦中……ということで、
本日の読書タイムは、
『麒麟』さんを応援すべく、
歴史ノンフィクション作品を御紹介しますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― 日本の山城を歩く ――
編者は かゆみ歴史編集部の皆さん、
監修は小和田哲男(おわだ・てつお)さん、
2020年6月に発行されました。
『隠された名城』と副題が付されています。
「ひめじィじょうゥ?」
「ぐるるるがる?」(←訳:名古屋城とか?)
「おおさかァじょうゥ?」
ええ、そうですね、
《お城》という単語からイメージされるのは、
姫路城や、名古屋城、大阪城……といった、
石垣の上に建物がそびえていて、
天守閣も備えている《近世城郭》でしょうか。
しかし、
最近は事情が変わってきた、と
監修者・小和田さんは
御本冒頭の『はじめに』で解説しています。
戦国期と近世の山城――
土塁(どるい)や、堀、
石垣しか残っていない山城に
人々の関心が集まっている。
山城に
ようやく市民権が与えられた!
「てんしゅかくゥ、なくてもォ~」
「がるる~!」(←訳:大歓迎~!)
高層建造物である天主(天守)と
礎石建物、
石垣を用いた《近世城郭》を
誕生させたのは織田信長公であるとされています。
それ以前の、
古代山城(7~8世紀)、
南北朝時代の山城(14世紀)、
戦国時代の山城(15~16世紀)は、
お城……というよりも、
砦(とりで)に近い構造物でした。
古代の山城の殆どは、
役目を終えて無人になると
いつしか土に埋もれ、
姿を消してしまいますが……
「のこッてまスよゥ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:戦国時代の山城はね!)
この御本で取り上げられているのは、
戦国時代に築かれた山城20城。
1章『山城を楽しむ』
2章『大名の居城』
3章『攻城戦の舞台』
4章『発掘整備が進む城』
5章『石造りの山城』
と5つの章に分けて、
日本各地の山城の、
所在地・築城年・縄張図・復元イラストなどが
掲載されています。
「あッ! ここはッ!」
「がるるる!」(←訳:ご近所だ!)
そうなのよね、
私たちも驚いたことに、
ここ八王子の
『滝山城』が載っています!
八王子市民は『滝山城址(たきやまじょうし)』
と呼んでいるあの土地が、
これほどにも大規模な山城だったなんて、
知りませんでした……!
でも、こんなに立派なお城を、
城主の北条氏は棄てちゃったのよね……
で、新しく作ったお城に引っ越して、
そうしたら秀吉さんの小田原攻めの余波を喰らって、
あえなく落城……。
「うむむむゥ~…!」
「ぐるるるがる~…」(←訳:戦国の闇だね~…)
ローカルなお城はともかく、
全国の歴史マニアさんに
ここ!行ってみたい!と思わせるのは、
おそらく、本文54ページの……
春日山城(かすがやまじょう)。
「ふァいッ! いッてみたいィ~でス!」
「がるるぐる!」(←訳:ここがあの!)
上杉謙信公が、
景勝さんが、直江兼続さんが、
このお城に暮らしていたのね…って、
復元イラストをガン見してしまいましたよ。
広い、いえ、広大なスケールの山城だわ。
「さすがはァ、けんしんさんッ!」
「ぐるるがる~!」(←訳:眺望も良好~!)
歴史好きな活字マニアさんのみならず、
大河ドラマファンさんも
時間を忘れて見入ってしまう
《山城》入門書は、
建築好きな方々にもおすすめですよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♫
がんばれェ、きりんッ!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!踏ん張ろう~!)
こんにちは、ネーさです。
休止期間を経て再開された
大河ドラマ『麒麟がくる』は、
日曜夜の視聴率バトルで
現在ちょこっと苦戦中……ということで、
本日の読書タイムは、
『麒麟』さんを応援すべく、
歴史ノンフィクション作品を御紹介しますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 日本の山城を歩く ――
編者は かゆみ歴史編集部の皆さん、
監修は小和田哲男(おわだ・てつお)さん、
2020年6月に発行されました。
『隠された名城』と副題が付されています。
「ひめじィじょうゥ?」
「ぐるるるがる?」(←訳:名古屋城とか?)
「おおさかァじょうゥ?」
ええ、そうですね、
《お城》という単語からイメージされるのは、
姫路城や、名古屋城、大阪城……といった、
石垣の上に建物がそびえていて、
天守閣も備えている《近世城郭》でしょうか。
しかし、
最近は事情が変わってきた、と
監修者・小和田さんは
御本冒頭の『はじめに』で解説しています。
戦国期と近世の山城――
土塁(どるい)や、堀、
石垣しか残っていない山城に
人々の関心が集まっている。
山城に
ようやく市民権が与えられた!
「てんしゅかくゥ、なくてもォ~」
「がるる~!」(←訳:大歓迎~!)
高層建造物である天主(天守)と
礎石建物、
石垣を用いた《近世城郭》を
誕生させたのは織田信長公であるとされています。
それ以前の、
古代山城(7~8世紀)、
南北朝時代の山城(14世紀)、
戦国時代の山城(15~16世紀)は、
お城……というよりも、
砦(とりで)に近い構造物でした。
古代の山城の殆どは、
役目を終えて無人になると
いつしか土に埋もれ、
姿を消してしまいますが……
「のこッてまスよゥ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:戦国時代の山城はね!)
この御本で取り上げられているのは、
戦国時代に築かれた山城20城。
1章『山城を楽しむ』
2章『大名の居城』
3章『攻城戦の舞台』
4章『発掘整備が進む城』
5章『石造りの山城』
と5つの章に分けて、
日本各地の山城の、
所在地・築城年・縄張図・復元イラストなどが
掲載されています。
「あッ! ここはッ!」
「がるるる!」(←訳:ご近所だ!)
そうなのよね、
私たちも驚いたことに、
ここ八王子の
『滝山城』が載っています!
八王子市民は『滝山城址(たきやまじょうし)』
と呼んでいるあの土地が、
これほどにも大規模な山城だったなんて、
知りませんでした……!
でも、こんなに立派なお城を、
城主の北条氏は棄てちゃったのよね……
で、新しく作ったお城に引っ越して、
そうしたら秀吉さんの小田原攻めの余波を喰らって、
あえなく落城……。
「うむむむゥ~…!」
「ぐるるるがる~…」(←訳:戦国の闇だね~…)
ローカルなお城はともかく、
全国の歴史マニアさんに
ここ!行ってみたい!と思わせるのは、
おそらく、本文54ページの……
春日山城(かすがやまじょう)。
「ふァいッ! いッてみたいィ~でス!」
「がるるぐる!」(←訳:ここがあの!)
上杉謙信公が、
景勝さんが、直江兼続さんが、
このお城に暮らしていたのね…って、
復元イラストをガン見してしまいましたよ。
広い、いえ、広大なスケールの山城だわ。
「さすがはァ、けんしんさんッ!」
「ぐるるがる~!」(←訳:眺望も良好~!)
歴史好きな活字マニアさんのみならず、
大河ドラマファンさんも
時間を忘れて見入ってしまう
《山城》入門書は、
建築好きな方々にもおすすめですよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♫