「こんにちわッ、テディちゃでス!
またもォ、へんてこォなァばんぐみィ、たんじょうゥ!」
「がるる!ぐるるるるがるる!」(←訳:虎です!攻めてるねNHK!)
こんにちは、ネーさです。
昨日10月12日からNHK総合で始まったのは、
『光秀のスマホ』。
“もしも明智光秀さんがスマホを持ってたら?”
をテーマとする5分ほどのミニプログラムに
くすくすニヤニヤしながらの本日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 新九郎、奔る! 5 ――
著者は ゆうきまさみ さん、2020年10月に発行されました。
北条早雲さんの若き日を描く
《新九郎、奔(はし)る!》シリーズの第5巻です。
いやあ、これがねえ、もうねえ……
「おもしろォかッたでスゥ~!」
「ぐるるるがる!」(←訳:一心不乱読破!)
伊勢新九郎盛時(いせ・しんくろう・もりとき)さん、
16歳。
後代、北条早雲を名乗って
小田原に城を構えることになるとは、
つゆ知らぬ新九郎くん、
この5巻では、
戦争シーンは無いし、
母上からきつ~く叱られる失態もなく、
とても平和な毎日を……
過ごせるワケがないわよね。
「だッてェ、じだいィはァ~…」
「がるるる!」(←訳:応仁の乱!)
第4巻では、
権力者たちの思惑が渦巻く京の都を離れ、
父の所領地へやって来た新九郎くんの苦難が
た~っぷり描かれました。
この第5巻でも、
新九郎くんの受難が終わる兆しは
いっこうに見えてきません。
知らない土地。
好意的ではない人々。
腹黒そうな親族。
領地の境界線争い。
……そして、
新九郎くんの身にも危険が迫る……!
「ひいいィッ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:逃げ出したい!)
逃げ出す? どこへ?
京にいる父のもとへ、
と言いたいところですが、
その京で異変が。
「こッこれがァ、いわゆるゥ~?」
「がるぐる!」(←訳:権力闘争!)
権力闘争というか、政争というか、
パワーゲームというべきか。
新九郎くんの父・盛定(もりさだ)さんは、
まさにその、都(みやこ)の権謀術数に呑み込まれ、
空前の窮地に。
応仁の乱の時代、
すなわち室町幕府の土台が
日に日に軋みと歪みを深めてゆく時代とは
こういうものであったかと、
嘆息ばかりが重なります。
国をより良く、豊かにしよう。
民びとが飢えることのないよう、
天災に怯えることのないよう、
確固として揺るがない政府を作ろう。
なんていう志を持つ者が
幕府の上層部にひとりでもいたら……。
「もしかしたらァ?」
「ぐるるるるがるっるるる?」(←訳:戦国時代はなかったかも?)
はたして、
新九郎くんの、
伊勢家の未来は?
なまじの《応仁の乱研究書》を読むよりも、
足利将軍家の実態、
幕府運営方法の欠陥、
有力武将たちの相関関係などが
格段に理解できる
《新九郎、奔る!》1~5巻は、
歴史好きな活字マニアさんに
激おすすめです。
当時の衣装、所作、慣例なども
しっかり描き込まれているので、
時代劇&ドラマファンの方々も、
きっと大満足できますよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♫
またもォ、へんてこォなァばんぐみィ、たんじょうゥ!」
「がるる!ぐるるるるがるる!」(←訳:虎です!攻めてるねNHK!)
こんにちは、ネーさです。
昨日10月12日からNHK総合で始まったのは、
『光秀のスマホ』。
“もしも明智光秀さんがスマホを持ってたら?”
をテーマとする5分ほどのミニプログラムに
くすくすニヤニヤしながらの本日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 新九郎、奔る! 5 ――
著者は ゆうきまさみ さん、2020年10月に発行されました。
北条早雲さんの若き日を描く
《新九郎、奔(はし)る!》シリーズの第5巻です。
いやあ、これがねえ、もうねえ……
「おもしろォかッたでスゥ~!」
「ぐるるるがる!」(←訳:一心不乱読破!)
伊勢新九郎盛時(いせ・しんくろう・もりとき)さん、
16歳。
後代、北条早雲を名乗って
小田原に城を構えることになるとは、
つゆ知らぬ新九郎くん、
この5巻では、
戦争シーンは無いし、
母上からきつ~く叱られる失態もなく、
とても平和な毎日を……
過ごせるワケがないわよね。
「だッてェ、じだいィはァ~…」
「がるるる!」(←訳:応仁の乱!)
第4巻では、
権力者たちの思惑が渦巻く京の都を離れ、
父の所領地へやって来た新九郎くんの苦難が
た~っぷり描かれました。
この第5巻でも、
新九郎くんの受難が終わる兆しは
いっこうに見えてきません。
知らない土地。
好意的ではない人々。
腹黒そうな親族。
領地の境界線争い。
……そして、
新九郎くんの身にも危険が迫る……!
「ひいいィッ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:逃げ出したい!)
逃げ出す? どこへ?
京にいる父のもとへ、
と言いたいところですが、
その京で異変が。
「こッこれがァ、いわゆるゥ~?」
「がるぐる!」(←訳:権力闘争!)
権力闘争というか、政争というか、
パワーゲームというべきか。
新九郎くんの父・盛定(もりさだ)さんは、
まさにその、都(みやこ)の権謀術数に呑み込まれ、
空前の窮地に。
応仁の乱の時代、
すなわち室町幕府の土台が
日に日に軋みと歪みを深めてゆく時代とは
こういうものであったかと、
嘆息ばかりが重なります。
国をより良く、豊かにしよう。
民びとが飢えることのないよう、
天災に怯えることのないよう、
確固として揺るがない政府を作ろう。
なんていう志を持つ者が
幕府の上層部にひとりでもいたら……。
「もしかしたらァ?」
「ぐるるるるがるっるるる?」(←訳:戦国時代はなかったかも?)
はたして、
新九郎くんの、
伊勢家の未来は?
なまじの《応仁の乱研究書》を読むよりも、
足利将軍家の実態、
幕府運営方法の欠陥、
有力武将たちの相関関係などが
格段に理解できる
《新九郎、奔る!》1~5巻は、
歴史好きな活字マニアさんに
激おすすめです。
当時の衣装、所作、慣例なども
しっかり描き込まれているので、
時代劇&ドラマファンの方々も、
きっと大満足できますよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♫