「こんにちわッ、テディちゃでス!
みッ、みつひでさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!行かないで~!)
こんにちは、ネーさです。
昨日10月28日に最終回を迎えた
NHK総合の『光秀のスマホ』……
お見事でございました!!
歴史マニア&大河ドラマファンの皆さま、
YouTubeで全6話が公開されていますので、
ご覧になってみてくださいね♪
さあ、ここからは読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
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―― 空洞のなかみ ――
著者は松重豊(まつしげ・ゆたか)さん、
2020年10月に発行されました。
ひょろっと細身のノッポな俳優さん、
いえ、近年はラジオパーソナリティとしても大活躍の
マルチな才人・松重さんが、
小説家デビューですよ~!
「ええッ! ねこちゃんがッ??」
「ぐるるるる??」(←訳:神倉所長が??)
ええ、そうよね、
『きょうの猫村さん』の猫村ねこさんが、
『アンナチュラル』のUDIラボ所長・神倉保夫さんが、
『孤独のグルメ』の井之頭五郎さんが、
作家さんになっちゃうなんて……!
それはもう驚きましたが、
まずは読んでみなくては!
「しょうせつゥとォ、えッせいィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:不思議な構成!)
御本の前半部分には
『愚者譫言(ぐしゃのうわごと』
と題された小説のパートです。
スーツケースを引きずり、
強まる雨足の中、
ふっとぼんやりしているのは、
語り手の《私》。
太秦の撮影所でひと仕事して、
東京に帰るつもりだったけれど、
次回の撮影の都合がある、
まだ帰らないでくれ、と告げられて……
さて、どうしようか。
「むゥ! うずまさッ!」
「ぐるる!」(←訳:撮影所!)
全国に名を知られる大スター、
ではなく、
知る人ぞ知る的な俳優である《私》は、
旅をするかのように、
ひとつの役柄から
また別の役柄へと
漂い流されてゆきます。
その流れを、一瞬、切り裂くのは、
カチンコの響きと、
カット!の声……。
「これはァ、げんそうゥ??」
「がるるるぐる??」(←訳:それとも現実??)
そして、御本の後半部分には
エッセイ25編が収録されています。
『演者戯言(えんじゃのざれごと)』
と題された作品たちは、
『サンデー毎日』に連載されたもので、
蜷川幸雄さんの劇団のお話、
アレルギーと闘うお話、
《孤独のグルメ》シリーズの
チーフ監督・溝口さんのお話などなど。
「ほわわァ~♪ これはァ!」
「ぐるるがるるーるるぐる!」(←訳:楽しいエピソードの連続!)
小説+エッセイ、
という不思議な構造は、
言葉にしがたい読後感をもたらします。
エッセイ部分を読み終えた後、
もう一度、
小説のパートを読み返したくなる。
さらにもう一度、
エッセイを読み返し、
また小説に戻って……
と、出口のない迷路に
放り込まれたような?
「まことにィ、まかふしぎィ!」
「がるるるるるぅ!」(←訳:引き込まれるぅ!)
書店さんでは、
おそらくこの御本は
タレント本のコーナーに
配架されているかもしれませんが、
いやいや、
文芸のコーナーの、
いちばん目立つところに
ドン!と積み上げていただきたい作品です。
ネコちゃんになったり、
ラボの所長さんになったり、
孤独に食べ歩き続けたりする松重さんの、
新たな旅の成果を、
活字マニアの皆さま、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
みッ、みつひでさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!行かないで~!)
こんにちは、ネーさです。
昨日10月28日に最終回を迎えた
NHK総合の『光秀のスマホ』……
お見事でございました!!
歴史マニア&大河ドラマファンの皆さま、
YouTubeで全6話が公開されていますので、
ご覧になってみてくださいね♪
さあ、ここからは読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

―― 空洞のなかみ ――
著者は松重豊(まつしげ・ゆたか)さん、
2020年10月に発行されました。
ひょろっと細身のノッポな俳優さん、
いえ、近年はラジオパーソナリティとしても大活躍の
マルチな才人・松重さんが、
小説家デビューですよ~!
「ええッ! ねこちゃんがッ??」
「ぐるるるる??」(←訳:神倉所長が??)
ええ、そうよね、
『きょうの猫村さん』の猫村ねこさんが、
『アンナチュラル』のUDIラボ所長・神倉保夫さんが、
『孤独のグルメ』の井之頭五郎さんが、
作家さんになっちゃうなんて……!
それはもう驚きましたが、
まずは読んでみなくては!
「しょうせつゥとォ、えッせいィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:不思議な構成!)
御本の前半部分には
『愚者譫言(ぐしゃのうわごと』
と題された小説のパートです。
スーツケースを引きずり、
強まる雨足の中、
ふっとぼんやりしているのは、
語り手の《私》。
太秦の撮影所でひと仕事して、
東京に帰るつもりだったけれど、
次回の撮影の都合がある、
まだ帰らないでくれ、と告げられて……
さて、どうしようか。
「むゥ! うずまさッ!」
「ぐるる!」(←訳:撮影所!)
全国に名を知られる大スター、
ではなく、
知る人ぞ知る的な俳優である《私》は、
旅をするかのように、
ひとつの役柄から
また別の役柄へと
漂い流されてゆきます。
その流れを、一瞬、切り裂くのは、
カチンコの響きと、
カット!の声……。
「これはァ、げんそうゥ??」
「がるるるぐる??」(←訳:それとも現実??)
そして、御本の後半部分には
エッセイ25編が収録されています。
『演者戯言(えんじゃのざれごと)』
と題された作品たちは、
『サンデー毎日』に連載されたもので、
蜷川幸雄さんの劇団のお話、
アレルギーと闘うお話、
《孤独のグルメ》シリーズの
チーフ監督・溝口さんのお話などなど。
「ほわわァ~♪ これはァ!」
「ぐるるがるるーるるぐる!」(←訳:楽しいエピソードの連続!)
小説+エッセイ、
という不思議な構造は、
言葉にしがたい読後感をもたらします。
エッセイ部分を読み終えた後、
もう一度、
小説のパートを読み返したくなる。
さらにもう一度、
エッセイを読み返し、
また小説に戻って……
と、出口のない迷路に
放り込まれたような?
「まことにィ、まかふしぎィ!」
「がるるるるるぅ!」(←訳:引き込まれるぅ!)
書店さんでは、
おそらくこの御本は
タレント本のコーナーに
配架されているかもしれませんが、
いやいや、
文芸のコーナーの、
いちばん目立つところに
ドン!と積み上げていただきたい作品です。
ネコちゃんになったり、
ラボの所長さんになったり、
孤独に食べ歩き続けたりする松重さんの、
新たな旅の成果を、
活字マニアの皆さま、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪