テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 選挙も、トリビア? ~

2021-07-09 23:34:50 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いんぐらんどォにィ、いたりあッ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!決勝戦で激突!)

 こんにちは、ネーさです。
 EURO2020のファイナルへ勝ち上ったのは、
 イングランドとイタリア!
 11日の決勝戦では、
 自国開催のイングランドが有利?
 完全アウエーとなるイタリアが踏ん張るのか?
 期待にハラハラしながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの新書を、どうぞ~♪

  



      ―― ヤバい選挙 ――



 著者は宮澤暁(みやざわ・さとる)さん、
 2020年6月に発行されました。
 選挙……といえば、ええ、そうです、
 東京都ではつい5日前に
 都議会選挙が行われたばかりで。

「そくじつゥかいひょうゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:報道番組!)

 何かと騒がしかった選挙戦の最中、
 ひっそりと、
 しかし熱心に活動する方々がおられたことを、
 私ネーさ、まったく気付きませんでした……
 それは……

 選挙マニア!

「ふァ? せんきょォまにあッ??」
「がるるるぐる?」(←訳:何ですかソレ?)

 著者・宮澤さんは、
 晴れやかに名乗りをあげます。

 我こそは選挙マニア。
 選挙が趣味!
 
 大学で専攻したのは化学で、
 政治や歴史を専門的に学んだ訳ではないけれど、
 各地の選挙公報を取り寄せたり、
 政見放送をじっくり視聴したり、
 『選挙ドットコム』に寄稿したり。

「ふわわァ~…なるほどォ、それはァ~」
「ぐるるがる!」(←訳:マニアだね!)

 そもそも、
 宮澤さんが選挙に興味を持ったきっかけは、
 『羽柴誠三秀吉』という
 候補者名に驚かされたこと、でした。

 こんなにインパクト大な名前、
 あっていいのか。

 個性的すぎる政見放送も、アリなのか。

「せんきょのォ、るーるゥはァ」
「がるぐる!」(←訳:複雑怪奇!)

 この御本では、
 選挙について調べに調べ、
 すっかり選挙に詳しくなってしまった宮澤さんが、
 9つの《選挙騒動》を紹介しています。

 第1章『死人が立候補した都知事選』
 第2章『267人もの立候補者が出た村長選』
 第3章『選挙前に人口が増える《架空転入》の村』
 第4章『投票所が全焼、水没、連絡が取れない……』
 第5章『選挙権が剥奪されていた島』
 第6章『書類送検、辞職で議員がゼロに』
 第7章『450万円で立候補を取りやめさせる』
 第8章『無言の政見放送が流れた参院選』
 第9章『選挙で荒稼ぎする方法』

「ひゃわわわッ、こッこれはァ~…」
「ぐるるるるがるるる……!」(←訳:ホントとは思えない……!)

 私ネーさ、
 立候補者267人?!?と目を疑い、
 無言の政見放送に啞然といたしました。

 特に、選挙権が剥奪された島のお話には
 しんみり……
 離島ゆえに理不尽を強いられるなんて、
 哀しいわ……。

「ほかにもォ、いろいろォ!」
「がるるぐるるーる!」(←訳:驚愕のエピソード!)

 選挙という、
 民主主義にとっては
 当然のことでありながら、
 ”非日常”の出来事。

 選挙マニア・宮澤さんが
 マニアの視点で選出する
 選挙トリビアは、
 歴史好きな活字マニアさん、
 近代史好きな方々に
 おすすめです。
 ぜひ、手に取って、

「こんなァせんきょッ?!?」
「ぐっるがるるる??」(←訳:あっていいのか??)

 と、呆れ返ってみてくだいね~♪

 
 
コメント
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