「こんにちわッ、テディちゃでス!
おおたにィさんッ、おつかれさまァ~でス!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!高地はキツそう!)
こんにちは、ネーさです。
MLB球宴でのホームランダービーなるものを
初めて拝見いたしました。
必要とされるのは、
運!体力!背筋!会見での面白トークスキル!
……メジャーリーグって大変なところねぇと感心しつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのアート本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/9a/fb4274f8ebfca8cc9e091176b78809a6.jpg)
―― 浮世絵動物園 ――
著者は赤木美智(あかぎ・みち)さん、
渡邊晃(わたなべ・あきら)さん、
日野原健司(ひのはら・けんじ)さん、
監修は太田記念美術館の皆さん、
2021年5月に発行されました。
『江戸の動物大集合!』と副題が付されています。
「ごろにゃんッ!」
「ぐる!」(←訳:わん!)
猫たち、犬たち。
浮世絵を中心とする
江戸期日本美術の画面に描かれているのは
どんな動物か?といったら、
やっぱり、
1位と2位はニャンコとワンコですよね。
特に、ニャンコは圧倒的だわ。
有名な
歌川広重さん作『名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣』
を筆頭に、
花魁さんに抱かれていたり、
子どもたちと遊んでいたり、
着物の袖にくるまって眠っていたり。
「わんこもォ、がんばッてまスゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:日本版チワワ!)
日本固有の小型犬、狆(ちん)。
江戸時代には
小型の犬を総称して狆と呼んだ、
とのことですが、
あらら♪
真っ黒くんや赤毛くん、
茶毛、銀白毛、白黒くん、と
いろんな狆くんがいるんですね。
「にぎやかァでスねッ」
「ぐるるがるるる?」(←訳:猫よりカラフル?)
と、かように
浮世絵界で引く手あまただった
ニャンコ&わんこに始まって、
この御本では、
お馬さん、
金魚やカニ、
カレイ、ハマグリ、
コウモリ、ツバメ、スズメ、
挙句はクジャクまで
登場いたします。
クジャクが描かれているのは、
本文50~51ページの
鳥高斎栄昌(ちょうこうさい・えいしょう)さん作
『扇屋見世略 はしたて あやこし はなひと』
という、
寛政3~10年(1791~98)頃の
大判錦絵なのですが、
ちょっとビックリしましたよ。
鳳凰のようなボディ、
クジャクそのものの豪華な羽根……
これは想像図じゃないわよね?
誰かが輸入したクジャクを
絵師さんがスケッチして、
錦絵にしたんでしょうか。
「おえどのォ、まちかどはァ~」
「がるるるぐるる!」(←訳:ホントに動物園!)
もうひとつ、
見入ってしまったのは、
本文35ページの
歌川芳形(うたがわ・よしかた)さんの
『東海道 藤澤』。
文久3年(1863年)制作のこの作品には、
蹄(ひづめ)の手入れをされている
お馬さんが描かれています。
当時、西欧社会では
蹄鉄(ていてつ)が使われていました。
一方、江戸時代以前の日本には、
蹄鉄というモノがなく、
お馬さんの足に
草鞋を履かせていたのです。
「もしもォ、いじんさんがァ、もくげきィしたらァ~」
「ぐっるがる!」(←訳:きっと驚愕!)
動物たちの
生態や習慣、
解説の文章までも楽しい
お江戸の町の《動物》事情。
実在の動物たちは当然ですが、
空想の動物たち、
動物をネタにした
擬人画、判じ絵なども
ちゃあんと描き込まれています。
のんびり動物園にお出掛けできるのは、
まだまだ先かもしれませんが、
皆さま、ぜひ、手に取ってみてくださいな。
特に、ニャンコわんこ大好きな、
歴史マニアさんに
おすすめですので、
ぜひ~♪
おおたにィさんッ、おつかれさまァ~でス!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!高地はキツそう!)
こんにちは、ネーさです。
MLB球宴でのホームランダービーなるものを
初めて拝見いたしました。
必要とされるのは、
運!体力!背筋!会見での面白トークスキル!
……メジャーリーグって大変なところねぇと感心しつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのアート本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/9a/fb4274f8ebfca8cc9e091176b78809a6.jpg)
―― 浮世絵動物園 ――
著者は赤木美智(あかぎ・みち)さん、
渡邊晃(わたなべ・あきら)さん、
日野原健司(ひのはら・けんじ)さん、
監修は太田記念美術館の皆さん、
2021年5月に発行されました。
『江戸の動物大集合!』と副題が付されています。
「ごろにゃんッ!」
「ぐる!」(←訳:わん!)
猫たち、犬たち。
浮世絵を中心とする
江戸期日本美術の画面に描かれているのは
どんな動物か?といったら、
やっぱり、
1位と2位はニャンコとワンコですよね。
特に、ニャンコは圧倒的だわ。
有名な
歌川広重さん作『名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣』
を筆頭に、
花魁さんに抱かれていたり、
子どもたちと遊んでいたり、
着物の袖にくるまって眠っていたり。
「わんこもォ、がんばッてまスゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:日本版チワワ!)
日本固有の小型犬、狆(ちん)。
江戸時代には
小型の犬を総称して狆と呼んだ、
とのことですが、
あらら♪
真っ黒くんや赤毛くん、
茶毛、銀白毛、白黒くん、と
いろんな狆くんがいるんですね。
「にぎやかァでスねッ」
「ぐるるがるるる?」(←訳:猫よりカラフル?)
と、かように
浮世絵界で引く手あまただった
ニャンコ&わんこに始まって、
この御本では、
お馬さん、
金魚やカニ、
カレイ、ハマグリ、
コウモリ、ツバメ、スズメ、
挙句はクジャクまで
登場いたします。
クジャクが描かれているのは、
本文50~51ページの
鳥高斎栄昌(ちょうこうさい・えいしょう)さん作
『扇屋見世略 はしたて あやこし はなひと』
という、
寛政3~10年(1791~98)頃の
大判錦絵なのですが、
ちょっとビックリしましたよ。
鳳凰のようなボディ、
クジャクそのものの豪華な羽根……
これは想像図じゃないわよね?
誰かが輸入したクジャクを
絵師さんがスケッチして、
錦絵にしたんでしょうか。
「おえどのォ、まちかどはァ~」
「がるるるぐるる!」(←訳:ホントに動物園!)
もうひとつ、
見入ってしまったのは、
本文35ページの
歌川芳形(うたがわ・よしかた)さんの
『東海道 藤澤』。
文久3年(1863年)制作のこの作品には、
蹄(ひづめ)の手入れをされている
お馬さんが描かれています。
当時、西欧社会では
蹄鉄(ていてつ)が使われていました。
一方、江戸時代以前の日本には、
蹄鉄というモノがなく、
お馬さんの足に
草鞋を履かせていたのです。
「もしもォ、いじんさんがァ、もくげきィしたらァ~」
「ぐっるがる!」(←訳:きっと驚愕!)
動物たちの
生態や習慣、
解説の文章までも楽しい
お江戸の町の《動物》事情。
実在の動物たちは当然ですが、
空想の動物たち、
動物をネタにした
擬人画、判じ絵なども
ちゃあんと描き込まれています。
のんびり動物園にお出掛けできるのは、
まだまだ先かもしれませんが、
皆さま、ぜひ、手に取ってみてくださいな。
特に、ニャンコわんこ大好きな、
歴史マニアさんに
おすすめですので、
ぜひ~♪