「こんにちわッ、テディちゃでス!
とんぼォ、もくげきィしましたでス!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!赤と黒!)
こんにちは、ネーさです。
毎年我が家にやってくるオハグロトンボくんと、
赤い胴体の子はナツアカネくん、でしょうか。
今年はトンボの当たり年かも?と思いながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの新書を、どうぞ~♪

―― 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語 ――
著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、
2021年5月に発行されました。
ハプスブルク家やブルボン王朝、
ロマノフ家、イギリス王家に続いて
《名画で読み解く 王家の物語》シリーズ最新作は、
プロイセン王家をテーマとしています。
「ぷろいせんッ??」
「ぐ~る??」(←訳:え~と??)
プロイセン王家……
そのぅ、ええ、正直に言いますと、
現在も続いている英国の王家、
マリー・アントワネットさんの存在が際立つ
フランスの王家などに比べ、
プロイセン王家って
知ってるようで知らないわよね。
著者・中野さん御自身も、
『序章』で↓こんな風に記しています。
ドイツ統一を果たした
プロイセン(=プロシャ)の王朝が、
ホーエンツォレルン家。
であるのに。
ホーエンツォレルン家の知名度は
決して高くはない。
「じみィ~…」
「がるぐるるる~」(←訳:華がないよね~)
ただね、、中野さんはこうも述べているんです。
だがこのホーエンツォレルン家こそが、
現代ヨーロッパ地図の
原型を作ったのだ。
フリードリヒ大王、
フリードリヒ・ヴィルヘルム三世と
ルイーゼ王妃(御本表紙の女性です)……
しかし、読み進んでゆくうち、
私たちの眼は、
或る人物に
どうしようもなく
吸い寄せられてしまいます。
「むむッ! このォなまえェ!」
「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:聞いたことがあるよ!)
オットー・フォン・ビスマルクさん。
通称《鉄血宰相》。
著者・中野さんによれば、
“フリードリヒ大王と並ぶ
プロイセン史上最大のスター“
にして、
“ドイツ帝国を創設”した政治家です。
王族ではないものの、
地主貴族(ユンカー)出身のビスマルクさんは、
ヴィルヘルム一世を援け、
というより、
王に匹敵する政治力を持ち、
英国の外務大臣さんは
↓こう評しました。
プロイセン王ビスマルク一世。
「むむゥ~んッ? それはァ~…」
「がるるるるぐるがるるる~…」(←訳:近寄らない方が良さそう~…)
鉄血宰相さんが造り上げた
盤石の王国。
それでも、
時勢には敵いませんでした。
第一次大戦後、
王政廃止となって、
ホーエンツォレルン家のヴィルヘルム二世は
オランダに亡命します。
ひとつの王朝が
終焉を迎えた、んですね。
「ふうゥ!」
「ぐる~!」
プロイセン王家の興亡に沿って、
王族たち政治家たちの肖像画が多数配され、
アート本としても、
近代ドイツ史入門書としても、
楽しく読める一冊です。
肖像画好きな方々にも
おすすめですので、
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪
とんぼォ、もくげきィしましたでス!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!赤と黒!)
こんにちは、ネーさです。
毎年我が家にやってくるオハグロトンボくんと、
赤い胴体の子はナツアカネくん、でしょうか。
今年はトンボの当たり年かも?と思いながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの新書を、どうぞ~♪

―― 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語 ――
著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、
2021年5月に発行されました。
ハプスブルク家やブルボン王朝、
ロマノフ家、イギリス王家に続いて
《名画で読み解く 王家の物語》シリーズ最新作は、
プロイセン王家をテーマとしています。
「ぷろいせんッ??」
「ぐ~る??」(←訳:え~と??)
プロイセン王家……
そのぅ、ええ、正直に言いますと、
現在も続いている英国の王家、
マリー・アントワネットさんの存在が際立つ
フランスの王家などに比べ、
プロイセン王家って
知ってるようで知らないわよね。
著者・中野さん御自身も、
『序章』で↓こんな風に記しています。
ドイツ統一を果たした
プロイセン(=プロシャ)の王朝が、
ホーエンツォレルン家。
であるのに。
ホーエンツォレルン家の知名度は
決して高くはない。
「じみィ~…」
「がるぐるるる~」(←訳:華がないよね~)
ただね、、中野さんはこうも述べているんです。
だがこのホーエンツォレルン家こそが、
現代ヨーロッパ地図の
原型を作ったのだ。
フリードリヒ大王、
フリードリヒ・ヴィルヘルム三世と
ルイーゼ王妃(御本表紙の女性です)……
しかし、読み進んでゆくうち、
私たちの眼は、
或る人物に
どうしようもなく
吸い寄せられてしまいます。
「むむッ! このォなまえェ!」
「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:聞いたことがあるよ!)
オットー・フォン・ビスマルクさん。
通称《鉄血宰相》。
著者・中野さんによれば、
“フリードリヒ大王と並ぶ
プロイセン史上最大のスター“
にして、
“ドイツ帝国を創設”した政治家です。
王族ではないものの、
地主貴族(ユンカー)出身のビスマルクさんは、
ヴィルヘルム一世を援け、
というより、
王に匹敵する政治力を持ち、
英国の外務大臣さんは
↓こう評しました。
プロイセン王ビスマルク一世。
「むむゥ~んッ? それはァ~…」
「がるるるるぐるがるるる~…」(←訳:近寄らない方が良さそう~…)
鉄血宰相さんが造り上げた
盤石の王国。
それでも、
時勢には敵いませんでした。
第一次大戦後、
王政廃止となって、
ホーエンツォレルン家のヴィルヘルム二世は
オランダに亡命します。
ひとつの王朝が
終焉を迎えた、んですね。
「ふうゥ!」
「ぐる~!」
プロイセン王家の興亡に沿って、
王族たち政治家たちの肖像画が多数配され、
アート本としても、
近代ドイツ史入門書としても、
楽しく読める一冊です。
肖像画好きな方々にも
おすすめですので、
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪