「こんにちわッ、テディちゃでス!
こんどこそォ、れんきゅうゥ~!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!海の日だよ!)
こんにちは、ネーさです。
祝日は月曜日、だと思っていたら、
今日が海の日で祝日になっていたんですね。
これがオトナの事情ってものなのね~と、
ちょっとばかり溜め息しながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/1b/5f86770fa2039b1be01070a9dba42f5d.jpg)
―― クララとお日さま ――
著者はカズオ・イシグロさん、2021年3月に発行されました。
英語原題は『Klara and the Sun』、
ノーベル賞受賞後第一作にして、
6年ぶりとなる新作長編作品です。
既にたくさんの書評が公開されているので、
御存知の方々も多いことでしょうが……
主人公のクララさんは、
人間じゃありません。
「ろぼっとォ、でスねッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:AI搭載の!)
人工的な《知能》《知力》を組み込まれ、
この世に誕生した存在……
有名な作品では、
『2001年宇宙の旅』のHAL9000、
『ブレードランナー』のレプリカントや
その原作である『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』、
A・アシモフさんのロボット連作などが
思い浮かびます。
日本では、言うまでもなく、
手塚治虫さんの『鉄腕アトム』。
それに『ドラえもん』も、
AI搭載ロボットの親戚、
と申せましょうか。
“彼ら“に比べて、
クララさんは、
“素朴“に見えます、が……?
「むむゥ! そぼくゥじゃないィのはァ~…」
「がる?」(←訳:周囲?)
素朴で、健気で、
おひさまのようにあたたかなこころ。
主人公・クララさんのその素朴さは、
彼女を取り巻く人びととは
対照的です。
思惑、願望、計算。
いや、むしろ人間にとってはこちらの方が
自然なのでしょうか。
常に何かしらの打算を
腹に抱えている方が、
普通のこと、なのでしょうか。
そんな《人間の世界》で、
クララさんは“生きて“ゆけるのか――
「むずかしィかもッ?」
「ぐるがるる!」(←訳:難し過ぎる!)
ひとのしあわせと、
人工知能のしあわせ。
そのふたつは、
同じものなのか、
まったく異なるものなのか。
お店の棚から、
外の世界へ。
人間の家庭へと辿り着いたクララさんが
見仰ぐものとは。
言葉のひとつひとつまで
著者・イシグロさんの
こまやかな神経が行き届いた
新たな《ロボットのものがたり》を、
夏休みの読書タイムに、
皆さま、ぜひ♪
こんどこそォ、れんきゅうゥ~!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!海の日だよ!)
こんにちは、ネーさです。
祝日は月曜日、だと思っていたら、
今日が海の日で祝日になっていたんですね。
これがオトナの事情ってものなのね~と、
ちょっとばかり溜め息しながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/1b/5f86770fa2039b1be01070a9dba42f5d.jpg)
―― クララとお日さま ――
著者はカズオ・イシグロさん、2021年3月に発行されました。
英語原題は『Klara and the Sun』、
ノーベル賞受賞後第一作にして、
6年ぶりとなる新作長編作品です。
既にたくさんの書評が公開されているので、
御存知の方々も多いことでしょうが……
主人公のクララさんは、
人間じゃありません。
「ろぼっとォ、でスねッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:AI搭載の!)
人工的な《知能》《知力》を組み込まれ、
この世に誕生した存在……
有名な作品では、
『2001年宇宙の旅』のHAL9000、
『ブレードランナー』のレプリカントや
その原作である『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』、
A・アシモフさんのロボット連作などが
思い浮かびます。
日本では、言うまでもなく、
手塚治虫さんの『鉄腕アトム』。
それに『ドラえもん』も、
AI搭載ロボットの親戚、
と申せましょうか。
“彼ら“に比べて、
クララさんは、
“素朴“に見えます、が……?
「むむゥ! そぼくゥじゃないィのはァ~…」
「がる?」(←訳:周囲?)
素朴で、健気で、
おひさまのようにあたたかなこころ。
主人公・クララさんのその素朴さは、
彼女を取り巻く人びととは
対照的です。
思惑、願望、計算。
いや、むしろ人間にとってはこちらの方が
自然なのでしょうか。
常に何かしらの打算を
腹に抱えている方が、
普通のこと、なのでしょうか。
そんな《人間の世界》で、
クララさんは“生きて“ゆけるのか――
「むずかしィかもッ?」
「ぐるがるる!」(←訳:難し過ぎる!)
ひとのしあわせと、
人工知能のしあわせ。
そのふたつは、
同じものなのか、
まったく異なるものなのか。
お店の棚から、
外の世界へ。
人間の家庭へと辿り着いたクララさんが
見仰ぐものとは。
言葉のひとつひとつまで
著者・イシグロさんの
こまやかな神経が行き届いた
新たな《ロボットのものがたり》を、
夏休みの読書タイムに、
皆さま、ぜひ♪