「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぶるぶるゥ! さむいィ~!」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!長袖~!)
こんにちは、ネーさです。
7月の始まりは、
半袖ではちょっぴり寒めの気温となりました。
薄手のカーディガンなど羽織ったら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/86/54ec4c4b162bd6d6bf44516cc3f9bf45.jpg)
―― 蝶として死す ――
著者は羽生飛鳥(はにゅう・あすか)さん、
2021年4月に発行されました。
『平家物語推理抄』と副題が付されています。
「へいけェものがたりィ~??」
「ぐるるるる~?」(←訳:祇園精舎の~?)
『平家物語』といえば、
ええ、そうですね、
祇園精舎の鐘の声~…という、
荘厳にして流麗なオープニングが
脳裏を過ぎります。
そんな“有名すぎる“『平家物語』には、
或る特徴があるんですけど、
テディちゃ、虎くん、
わかる?
「ふァ? とくちょうゥ??」
「がるるる?」(←訳:何だろう?)
それはね、
人間関係の複雑さ、です。
平家のボス、清盛さん。
当時の日本に於いて、
政治のトップに立ち、
経済力でもおそらく朝廷をしのぐ財力を
有していた清盛さん。
清盛さんの下、
平家一門は我が世の春を謳歌……したかというと。
意外にも、
一族は一枚岩ではなかった、みたいで。
「ぶんれつゥ?」
「ぐるる?」(←訳:仲違い?)
この物語の“主役“というべき
平頼盛(たいらのよりもり)さんは、
清盛さんの異母弟にあたります。
そのせいか、
兄・清盛さんとの間柄は
なんとなくギクシャク……
参議の官職に在った頼盛さんが、
突然その職務を取り上げられてしまい、
朝廷に出仕できなくなったのも、
清盛さんの差し金だとか。
「それはァ、きついィ~!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:関係修復しないと!)
兄との関係を良好なものにして、
なおかつ、
自分は平家にとって必要な人材であると
証明する。
そのために、
頼盛さんが使うのは
《武力》ではなく《知力》。
まずは、
清盛さんの命令で作られた
六波羅探題(ろくはらたんだい)に所属する
禿髪(かむろ)の一人が
不審死した事件を、
《知力》で解き明かそうとする
『禿髪殺し』から
幕開けです。
「さがそうゥ、もくげきしゃッ!」
「ぐるがる!」(←訳:動機もね!)
強大無比な兄の力に、
頼盛さんの《知力》は
どこまで対抗し得るのか?
ミステリ作品ですので、
ネタバレ禁止のためにも
これ以上のお喋りは許されませんが、
歴史好きな方々にとっても、
ミステリ好きな活字マニアさんにとっても
珍しい時代設定の物語は
おすすめですよ。
「りきさくゥぞろいィ!」
「がるる!」(←訳:粒揃い!)
5つの短編から成る連作ミステリの中で、
平家の未来が激変してゆく中で、
はたして、頼盛さんの命運は?
きらきらと輝く
極上の粒が揃った歴史ミステリ、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
ぶるぶるゥ! さむいィ~!」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!長袖~!)
こんにちは、ネーさです。
7月の始まりは、
半袖ではちょっぴり寒めの気温となりました。
薄手のカーディガンなど羽織ったら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/86/54ec4c4b162bd6d6bf44516cc3f9bf45.jpg)
―― 蝶として死す ――
著者は羽生飛鳥(はにゅう・あすか)さん、
2021年4月に発行されました。
『平家物語推理抄』と副題が付されています。
「へいけェものがたりィ~??」
「ぐるるるる~?」(←訳:祇園精舎の~?)
『平家物語』といえば、
ええ、そうですね、
祇園精舎の鐘の声~…という、
荘厳にして流麗なオープニングが
脳裏を過ぎります。
そんな“有名すぎる“『平家物語』には、
或る特徴があるんですけど、
テディちゃ、虎くん、
わかる?
「ふァ? とくちょうゥ??」
「がるるる?」(←訳:何だろう?)
それはね、
人間関係の複雑さ、です。
平家のボス、清盛さん。
当時の日本に於いて、
政治のトップに立ち、
経済力でもおそらく朝廷をしのぐ財力を
有していた清盛さん。
清盛さんの下、
平家一門は我が世の春を謳歌……したかというと。
意外にも、
一族は一枚岩ではなかった、みたいで。
「ぶんれつゥ?」
「ぐるる?」(←訳:仲違い?)
この物語の“主役“というべき
平頼盛(たいらのよりもり)さんは、
清盛さんの異母弟にあたります。
そのせいか、
兄・清盛さんとの間柄は
なんとなくギクシャク……
参議の官職に在った頼盛さんが、
突然その職務を取り上げられてしまい、
朝廷に出仕できなくなったのも、
清盛さんの差し金だとか。
「それはァ、きついィ~!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:関係修復しないと!)
兄との関係を良好なものにして、
なおかつ、
自分は平家にとって必要な人材であると
証明する。
そのために、
頼盛さんが使うのは
《武力》ではなく《知力》。
まずは、
清盛さんの命令で作られた
六波羅探題(ろくはらたんだい)に所属する
禿髪(かむろ)の一人が
不審死した事件を、
《知力》で解き明かそうとする
『禿髪殺し』から
幕開けです。
「さがそうゥ、もくげきしゃッ!」
「ぐるがる!」(←訳:動機もね!)
強大無比な兄の力に、
頼盛さんの《知力》は
どこまで対抗し得るのか?
ミステリ作品ですので、
ネタバレ禁止のためにも
これ以上のお喋りは許されませんが、
歴史好きな方々にとっても、
ミステリ好きな活字マニアさんにとっても
珍しい時代設定の物語は
おすすめですよ。
「りきさくゥぞろいィ!」
「がるる!」(←訳:粒揃い!)
5つの短編から成る連作ミステリの中で、
平家の未来が激変してゆく中で、
はたして、頼盛さんの命運は?
きらきらと輝く
極上の粒が揃った歴史ミステリ、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪