「こんにちわッ、テディちゃでス!
おどろきのォ、きろくゥやぶりィ~!」
「がるる!ぐるるるる……!」(←訳:虎です!スゴすぎる……!)
こんにちは、ネーさです。
明るいのやら深刻なものやら、
数々のニュースあれど、
いっちばん度肝を抜かれるのは
MLBの大谷翔平さん関連のニュースですね。
来週の球宴ではどんな活躍を見せてくれるのか、
身を乗り出して待ちながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/65/8a4f5dd1d659217a6036260a62d21556.jpg)
―― 後宮の薬師(くすし) ――
著者は小田菜摘(おだ・なつみ)さん、
2021年3月に発行されました。
『平安なぞとき診療日記』と副題が付されています。
「くすしィ、ッてェ?」
「ぐるるるるるがる?」(←訳:お医者さんのこと?)
ええ、そうですね、
現代でいうドクター、
昔の言葉でいうと、薬師。
この御本に登場する薬師さん、
大谷選手と似ていなくもありません。
なぜなら、
異邦人であり、
プロフェッショナル意識が
限りなく高くて、
圧倒的な《結果》を出す。
そんな存在なんです。
「たよりにィなるゥ~おいしゃさんッ!」
「がるるぅる♫」(←訳:良いじゃん♫)
安瑞蓮(あん・すいれん)さんは、
筑前で評判高いお医者さんです。
大陸――反乱続きの唐国から、
海を渡り、
博多へと逃れてきた唐人の父に
医術を教わり、
今は優れた女医さんとして、
博多はもとより、
筑前国全域に
その名を轟かせておりますが。
「せんせいィ! おしごとォでス!」
「ぐるがるる~!」(←訳:出張ですよ~!)
赴任してきたばかりの
筑前守さんが、
瑞蓮さんに依頼したのは。
京に住む私の娘を
診てやってくれまいか。
高価な薬はもちろん、
祈祷と、祓(はらえ)も試したけれど、
まったく効かぬ。
「むむゥ~? みやこにィ?」
「がるぐるる~…」(←訳:長旅だねえ~…)
気は進まなかったものの、
瑞蓮さんは
東へ向かうことにしました。
……しかし、
人々の視線が気になります。
まあ、それには理由があって。
高く結んだ長い髪は、
薄(すすき)のような、
赤みのある淡い色。
彫りの深い端正な顔立ち。
双つの瞳は
宝玉を想わせる翠(みどり)色。
大陸人の血が
彼女に与えた容姿は、
どうにも目立ってしまうんです。
「だいじょうぶゥでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:腕さえあれば!)
患者さんに会い、
問診したり、
薬の処方を考えたり、と
診療が始まってしまえば、
ええ、容姿なんて
誰も気にしなくなります。
瑞蓮さんの診療で
患者さんが快復したなら、
そこに生まれるのは
揺るぎない信頼。
博多の街であっても、
京の都であっても、
それは同じ。
「さッそくゥ、うまれましたでスよッ!」
「がるるぐる!」(←訳:新たな信頼!)
京の、貴族のお屋敷で。
そして、御所で。
呼び出され、招かれ、
診療に携わった瑞蓮さんは、
御所内部の複雑な人間関係に
巻き込まれることになります。
《病(やまい)》の源は。
その理由は。
どうしたら、治せるのか。
癒すことが出来るのか。
「なんもんッ、ぞくしゅつゥ!」
「ぐるる!」(←訳:大忙し!)
『源氏物語』や『枕草子』他、
平安時代を舞台にした小説作品とは、
異なる視点で描かれる
エンタな《宮中》医学ミステリは、
ミステリ好きな方々はもちろん、
歴史小説好きな活字マニアさんに
おすすめですよ。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪
おどろきのォ、きろくゥやぶりィ~!」
「がるる!ぐるるるる……!」(←訳:虎です!スゴすぎる……!)
こんにちは、ネーさです。
明るいのやら深刻なものやら、
数々のニュースあれど、
いっちばん度肝を抜かれるのは
MLBの大谷翔平さん関連のニュースですね。
来週の球宴ではどんな活躍を見せてくれるのか、
身を乗り出して待ちながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/65/8a4f5dd1d659217a6036260a62d21556.jpg)
―― 後宮の薬師(くすし) ――
著者は小田菜摘(おだ・なつみ)さん、
2021年3月に発行されました。
『平安なぞとき診療日記』と副題が付されています。
「くすしィ、ッてェ?」
「ぐるるるるるがる?」(←訳:お医者さんのこと?)
ええ、そうですね、
現代でいうドクター、
昔の言葉でいうと、薬師。
この御本に登場する薬師さん、
大谷選手と似ていなくもありません。
なぜなら、
異邦人であり、
プロフェッショナル意識が
限りなく高くて、
圧倒的な《結果》を出す。
そんな存在なんです。
「たよりにィなるゥ~おいしゃさんッ!」
「がるるぅる♫」(←訳:良いじゃん♫)
安瑞蓮(あん・すいれん)さんは、
筑前で評判高いお医者さんです。
大陸――反乱続きの唐国から、
海を渡り、
博多へと逃れてきた唐人の父に
医術を教わり、
今は優れた女医さんとして、
博多はもとより、
筑前国全域に
その名を轟かせておりますが。
「せんせいィ! おしごとォでス!」
「ぐるがるる~!」(←訳:出張ですよ~!)
赴任してきたばかりの
筑前守さんが、
瑞蓮さんに依頼したのは。
京に住む私の娘を
診てやってくれまいか。
高価な薬はもちろん、
祈祷と、祓(はらえ)も試したけれど、
まったく効かぬ。
「むむゥ~? みやこにィ?」
「がるぐるる~…」(←訳:長旅だねえ~…)
気は進まなかったものの、
瑞蓮さんは
東へ向かうことにしました。
……しかし、
人々の視線が気になります。
まあ、それには理由があって。
高く結んだ長い髪は、
薄(すすき)のような、
赤みのある淡い色。
彫りの深い端正な顔立ち。
双つの瞳は
宝玉を想わせる翠(みどり)色。
大陸人の血が
彼女に与えた容姿は、
どうにも目立ってしまうんです。
「だいじょうぶゥでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:腕さえあれば!)
患者さんに会い、
問診したり、
薬の処方を考えたり、と
診療が始まってしまえば、
ええ、容姿なんて
誰も気にしなくなります。
瑞蓮さんの診療で
患者さんが快復したなら、
そこに生まれるのは
揺るぎない信頼。
博多の街であっても、
京の都であっても、
それは同じ。
「さッそくゥ、うまれましたでスよッ!」
「がるるぐる!」(←訳:新たな信頼!)
京の、貴族のお屋敷で。
そして、御所で。
呼び出され、招かれ、
診療に携わった瑞蓮さんは、
御所内部の複雑な人間関係に
巻き込まれることになります。
《病(やまい)》の源は。
その理由は。
どうしたら、治せるのか。
癒すことが出来るのか。
「なんもんッ、ぞくしゅつゥ!」
「ぐるる!」(←訳:大忙し!)
『源氏物語』や『枕草子』他、
平安時代を舞台にした小説作品とは、
異なる視点で描かれる
エンタな《宮中》医学ミステリは、
ミステリ好きな方々はもちろん、
歴史小説好きな活字マニアさんに
おすすめですよ。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪