「こんにちわッ、テディちゃでス!
くしゅしゅッ、くしゅくしゅんッ!」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!目が~!)
こんにちは、ネーさです。
ここ数日、花粉症の気配がひしひしと……!
ああ今年も来ちゃったのねぇとガックリしつつも、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、大いに笑って免疫力UPできそうな、
↓こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― 神作家 紫式部のありえない日々 2 ――
著者はD・キッサンさん、2022年12月に発行されました。
前々回記事で御紹介しました
『神作家 紫式部のありえない日々』の第2巻です。
「もうッ、まッしぐらッ!」
「ぐるるるがっるる~!」(←訳:沼路線を突っ走れ~!)
『源氏物語』→同人誌。
その作者の藤式部は→同人作家。
という驚愕の設定で開幕した物語の2巻目は、
第1巻の衝撃を維持しつつ、
よりいっそう精度を高めてゆきますよ。
おっと、まずは第1巻のストーリーを
ちょっとだけ説明いたしますと……
「きッかけはァ、ひげきィ、だッたのでス!」
「がるるるる……!」(←訳:涙また涙の……!)
34歳の未亡人、シングルマザーで、引きこもり。
なぜ彼女が引きこもってしまったかというと……
愛する夫との死別が原因でした。
しかし、
引きこもり中に読みふけった様々な物語が
彼女を救います。
物語は、読んで楽しい!
自分で書いても楽しい!
同人誌を自作したら、これも楽しい!
「ひょうばんッじょうじょうゥ!」
「ぐるるるる~!」(←訳:誉められた~!)
同人誌『源氏物語』の好評っぷりは、
思いがけない余波を招き寄せました。
宮仕え、してみませんか?
中宮・彰子(しょうし)さまの教師役として。
同人誌を作るのに必要な、
上質な紙も使い放題ですよ。
……気は進まないけれど、仕方ない、
父のため、弟のため、行ってみるか。
「しんじんさんッ、いらッしゃァ~いッ!」
「がるるぐるるる~!」(←訳:宮中にようこそ~!)
御所の女房さんたちのパワーに当てられ、
一度は挫けかけたものの、
『藤式部(とうしきぶ)』という名を貰った彼女は、
あらためて、同人活動にいそしみます。
この物語が、
同人誌『源氏物語』が、
私を救う。
いえ、私だけじゃない。
ほんの少しでも、束の間でも、
読んでくれる人の救いになるのなら。
日々のモヤモヤを忘れるチカラになるのなら。
書く!
「でスよねッ」
「ぐるる!」(←訳:だよね!)
第1巻では、
中宮・彰子さま、
彰子さまの母・倫子(りんし)さまと父・道長さん、
といった方々が登場しましたが、
この第2巻では
歌人の赤染衛門(あかぞめえもん)さんが
“同人活動の理解者”となり、
《もっと自分を誇っていい》
と、藤式部さんの背中を押します、が……。
「あれれれッ?」
「がるるぐる!」(←訳:不穏な空気!)
平穏、のように見えて、
宮中にはトラブルのタネが山ほど?
藤式部さんの同人活動は、どうなる?
第1巻以上に中身が濃ゆ~い第2巻は、
古典文学好きな活字マニアさんも大満足の
古典ネタが盛り込まれていますので、
ぜひとも手に取ってみてくださいね。
そしてもっちろん、
古典勉強中の学生さんにも
激おすすめですよ~♪