「こんにちわッ、テディちゃでス!
♪るるゥ~♪うそをォついたらァ~♪」
「がるる!ぐるるるがる~♪」(←訳:虎です!伸びるよ鼻が~♪)
こんにちは、ネーさです。
嘘をつく度、お鼻がヒューン!と。
物理の法則に反してドヒューン!と。
はい、本日の読書タイムは、
不思議な鼻の持ち主が登場する
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
―― 赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。 ――
著者は青柳碧人(あおやぎ・あいと)さん、
2022年10月に発行されました。
『赤ずきん、旅の途中で死体に出会う。』に続く
《赤ずきん》シリーズの第2作です。
「あかずきんさんッ、たいへんッでスよゥ!」
「ぐるるるるるぅ~!」(←訳:巻き込まれたぁ~!)
赤い頭巾がよく似合う、
彼女の名は……
本名かどうかの問題はちょっと横に措いといて、
《赤ずきん》ちゃん。
今回、童話界のスーパースターというべき
大人気を誇る彼女の前に
新たなスター候補が現われました。
「ふァ~…それがァ、うわさのォ」
「がるるる~!」(←訳:ピノキオ~!)
いや、しかし。
ピノキオくんを
赤ずきんちゃんのライバルと見立てることは、
いささか無理があるかもしれません。
ピノキオくん、相当な”天然”っぷりです。
いえ、ぷりじゃなくて、
本当の本当に天然なのでしょうか。
怪しい出来事に遭遇しても
どうしたらいいか分からない?
身に危険が迫っているというのに、
あたふたするばかり?
「そんなァときはァ~あかずきんちゃんッ!」
「ぐるる~!」(←訳:助けて~!)
ピノキオくんに、
次々と降りかかるトラブルの火の粉。
冷静でクレバーな女の子・赤ずきんちゃん、
実は優しい心根の子ですから、
見て見ぬふりが出来ません。
たとえ、
火の粉が赤ずきんちゃんの上に飛んでこようとも。
そうして、新たな旅が始まりました。
ドジで天然おバカな木偶人形を、
人間の男の子に変える魔法を
見つけるための旅が……。
「かしこいィ~あかずきんちゃんッ!」
「がるるぐるがるるぐる!」(←訳:推理力なら童話界随一!)
人間の子どもになりたい――
ピノキオくんのその思いは、叶うのか。
トラブルの根を断つことは、出来るのか。
『白雪姫』や『三匹の子豚』
『ハーメルンの笛吹き男』他、
名作童話を本歌取り?した
赤ずきんちゃんの冒険譚は、
ミステリ好きな方々におすすめですよ。
本屋さんで図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪