テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

おもいで京都/おまけの巻・2。

2007-06-12 22:53:58 | その他
 京のおみやげといえばこれ!
 というのは嘘ですが。

「ネーさ、これ、ナニでスかァ??」

 ご当地コスチュームキューピーの京都版、
 《茶団子キューピー》です。
 お値段、たしか¥450、だったかな。

「ちゃだんご? きゅーぴー? でスか?」

 他にもいろいろありました。
 牛若丸キューピーとか、弁慶キューピーとか。
 この種のちっちゃなキューピーは顔が可愛い!
 へんてこコスチュームも許せます。

「ちゃだんご……うむむ、
 あのね、ネーさ、テディちゃはね、
 くさもちのおだんご、のほうがこのみ、でスぅ……」

 微妙な差、ですね。
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神社の秘密を探れ?の本。

2007-06-12 22:33:29 | ブックス
 京都にハマり続けているネーさ、
 今日も書棚を漁って『京都本』を探索します。
 ……あった!
 これです。よし、本日の御紹介はこれにしましょう!


       ―― 神社若奥日記 ――


 祥伝社黄金文庫より刊行、著者は岡田桃子さんです。

「ネーさ、これは、ほんとにあったおはなし、なのでスかァ」

 そうなのです、テディちゃ。
 フィクションではなく、ノンフィクション。
 歴史ある神社に嫁ぎ、若奥さまになられた著者、岡田さんが、
 神社の日常について書かれた御本です。

 当然といえば当然ですが、
 お寺社の内側に縁のない私たちには、
 ええ?そうなんだ?と感心することばかり。
 
 神棚のつくりかた?
 そっか、神棚って自分でつくっていいんだ?
 お札って、そういう意味があったんだ?……等々。
 
「ぜんぜんしらなかった、でスねェ。
 べんきょになりましたでスよ」

 でもね、とりわけ壮絶なのが、第5章の、『正月が勝負』。
 大晦日に始まる初詣の大混乱って……凄いわ。
 神社のお仕事は体力勝負なんですね。
 来年からはもっと御賽銭を多めにしなくちゃ、
 そんな思いさえ抱きます。

 巻末付録(?)、《参拝の作法》で、また感心、です。
 そうか、なるほどね、の連続でした。
 知ってるようで知らないことだらけ。

「ネーさ、おまいりにいこうよゥ、おまいりィ!」

 はい、テディちゃに賛成です。
 読後は、ちょっと近所の神社へ御参りに、
 という思いも生まれる一冊なのです。
 ぜひ一読して、目から鱗を落としまくりましょう!
 
 私としては、京都の六角堂へ御参りしたい……。
 八坂さまへもう一度御参りするのもいいなあ。
 
「あ。またネーさの、きょうとしっく、はじまり、でスよ」

 京都へ、京都へお参りに……。
 
 
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おもいで京都/おまけの巻・1。

2007-06-11 22:56:37 | 
 京都旅行の追想、なのでございます。
 初心者の素人にしては
 ちょっと良い写真じゃない?と思ったりして。

「かえりの、しんかんせん、でスね。ネーさ?」

 そうです、テデイちゃ。
 京都駅新幹線ホームで撮りました。
 大阪方面から、いままさに到着のひかり号くん。
 新型ののぞみでないのが残念です。

「しんがた、ッて?」

 7月辺りから、新型の新幹線が投入されると
 新聞に載ってました。
 見てみたい、乗ってみたいですね。

「あれ、ネーさ、
 いつから てつどうまにあ、になったのでスかァ?」
 
 マニア……?
 ハッ!
 そうか、そうだったのか。
 偶然に撮影できた一枚の写真や、
 ふと目に留まった時刻表、旅行の追憶……。
 たぶん、みんなこうして《鉄》になってゆくんだわ。
 その気持ちが、今やよーく分かります。
 
 行きたいな~、京都に。
 新型のぞみに乗って。
 出来るならすぐにでも……!

「ふー、やれやれ、でスね。
 ネーさの、きょうとしっく、じゅうしょうでス。
 とうぶん、なおりそにないでス、ねェ」
 
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あずまおとこ、古都へ、の本。

2007-06-11 22:29:54 | ブックス
 ものすごっく久しぶり!なBOOKS紹介です。
 戻ってまいりました!
 でも……(しくしく、しくしく)。

「あれェ、いつもヘンなネーさですが、
 きょうは、いちだんとへんでスね?
 しくしく、って、ナニでしョ?」

 しくしくじゃありませんよ、テディちゃ。
 シックです。

「しっくゥ?」

 シックです。
 私、京都シックにかかりました。
 ホームシックと同様の疾患でございます。
 症状としては、京都行きたいな、そうだ京都行こうと言ったり、
 京都のガイドブックをぼーっと眺めて溜息する、
 などといった例が顕著にみられます。
 ああ、京都行きたい、もう一度……。

 けれど、すぐには旅に出掛けられそうもない私は、
 書棚の中に京都を探しました。
 すると、おお、あったではありませんか、
 これぞ京都の御話です!


     
      ―― 雨にもまけず粗茶一服 ――



 作者は松村栄子さん、京都在住者による京都弁が決まっています。
 東京生まれ&東京育ちの主人公、遊馬(あすま)くんが、
 ひょんなことから家出して、
 逃亡潜伏することになったのが、京の都。
 理由あって素性を騙り、新聞配達をしながら、
 この町に暮らすようになった遊馬くんの、
 ゆるやかな変容と開眼が清々しく、爽やかです。
 
 楽しいのが、脇キャラの変人ぶり。
 茶道絡みのストーリーですのに、
 誰も『枯れ』てなんかいません。
 侘び寂び? それ一体なぁに? といいたげに。
 
 画像は、私の所蔵している単行本ですが、
 現在は文庫化されていると聞きました。

 それにしても、うう、読み返していたら
 京都に、京都に行きたい~~。

「あららん、ネーさがまたヘンになってるでスねェ」

 京都シックの解毒剤・治療薬は唯ひとつ、
 京都へゆくしかないのですよ。
 京都ぅ……。
 


 
 
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京都へなちょこ旅日記/とどめ編・7。

2007-06-10 23:35:19 | 
 時間が! 時間が!
 ささやかな観光を終え、
 預けた荷物をピックアップし、地下鉄に乗ってJR京都駅へ。
 急ぎませんと、もうすぐ新幹線が発車する時間です。
 おや? 
 ああ、駅入口から見えるのは、そう、
 京都タワー。
 うう、あれにも昇ってみたかった……。

「ネーさ、おみやげはァ?」

 しまった。
 これといったもの、買ってないわ!
 そうだ、伊勢丹デパートの地下へ行けば、
 きっと、きっと何か。

「ネーさ、じかんはァ?」

 ひ―――っ
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京都へなちょこ旅日記/とどめ編・6。

2007-06-10 23:23:30 | 
 こちらも、エリア的には祇園です。
 白川に沿って、木々が石畳に涼しい木陰をつくり……
 と思ったのですが。

「ネーさ、あついよゥ。くるしいよゥ」

 暑いです。
 晴天、快晴の洛中はどんどん気温上昇中です。
 真夏みたい……。
 これは、やばい。
 熱中症になりそう。

「ひなん、ひなんしようよゥ~」

 どこか、涼しい場所へ逃げましょう。
 旅は、やはり、忙しいです。
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京都へなちょこ旅日記/とどめ編・5。

2007-06-10 23:14:31 | 
「なんか、かっこいいとこでスね。ネーさ」

 八坂さまから、四条通を西へ戻る途上のこと。
 ふと見やれば。
 わあ♪ ここが祇園、花見小路ですね。
 ふうむ、すごい演出力。
 京都のパワーを感じます。

「ぎおんン~?
 あっ、まいこさんでスよ!」

 驚きました。
 本物の舞妓さんに、私たち、遭遇いたしました。
 お昼時の料亭へ、急ぎ足に向かう舞妓さんです。
 
 東京でも、京都フェアなどのイベントで
 舞妓さんを見かけることはありますが、
 お客様の待つお店へ
 だらりの帯をひるがえしてゆく愛らしい姿……
 これこそ、また格別、でございますね。

「しゃしん! ネーさ、しゃしんはァ?」

 あ。忘れちゃった。
 
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京都へなちょこ旅日記/とどめ編・4…あのサクラは、いま。

2007-06-10 22:58:11 | 
 テディちゃ、どう?
 あの大きな樹に見憶えはありませんか。

「わあ、おっきなきでスねえ。
 そういえば、どこかでみたようなかんじがしまス……。
 え~と、え~とォ」

 八坂さまにお参りして後、
 境内を東に進んだ私たちがやってきたのは、円山公園。
 円山公園の名木、といえば。

「あッ!
 さくら、でスね!」

 そうです。
 有名な《祇園しだれ桜》、です。
 夏はこんな御姿になるのですねえ。
 いつかぜひ、春のお花を拝見したい。
 さぞや美しいことでしょう…。

「ネーさ、カラスがッ!
 しッ、しッ! あっちいくのでスよぅ!」

 憎いカラスは桜の敵です。
 東山の森から群れで飛来しては、桜の芽を啄ばみ、
 クチバシでさんざんに枝皮を傷めつける、のだとか。
 困ったものです、本当に。
 不吉にあのうるさい声も、頭に響いて、
 気持ちの良いものではありませんね。

「しッ、しィッ!!」

 ああ、桜が可哀想です……。
 何かよい手立てはないのでしょうか。
 ひどく切ない光景でした……。
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京都へなちょこ旅日記/とどめ編・3。

2007-06-10 22:34:19 | 
 京では《祇園さん》の名で親しまれ、
 厄除け、商売繁盛の神さまとして知られる
 八坂神社さま。

 来てみれば、朱塗りの楼門は修繕中。
 見ること不可、でございます。

 それでも めげてばかりはいられません。
 石段をよいこらどっこいしょと登り、
 シートで覆われた楼門を潜り
 (これも珍しい経験なのだと思うべく努め)、
 本殿を目指します。

 参道に屋台が出ていて、おお、賑やか。
 修学旅行の集団がおみくじを引きまくり、
 殿上では厳かに結婚式が挙げられている最中で、
 その横では別組の花嫁花婿さんたちが記念撮影。
 まさに商売繁盛、です。

「ネーさ、おさいせんでスよ!
 おまいりするのでスよォ!」

 そうですね、テディちゃ。
 私たちも本殿へ行き、えいッと
 御賽銭を奉じなくてはなりません。

「たのもーォッ!」

 テディちゃ、もそっと礼儀正しく。

「よろしゅうおたのもうしまスぅ……」
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京都へなちょこ旅日記/とどめ編・2。

2007-06-10 22:17:17 | 
「ネーさ、ここはどこでスか? おてらサン?」

 いいえ。ここは四条通を東へ進んだ……あれ?
 あれれれれッ?
 ええッ?

「どしたのでスかァ?」

 八坂さまの御門が!?!

 朱塗りの西楼門が???

 重要文化財の、あの朱い大きな門が!!!
 
 ない――――ッ?!!

 

 何? 何なのあのシートみたいなのはッ??

 門はどこへ行っちゃったの――!


「しゅうぜんちゅう、でスって。
 ほら、ここに、かいてありまスよゥ」

 ……嘘であってほしい……。
 でも、そうか、祇園祭を前にしての、
 お色直し、なのかも……。

「ざんねんでスね」

 楽しみにしてたのに、あ~あ……。

 
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