「こんにちわァ、テディちゃでスゥ~…。
ばてばてェ、でスゥ~…」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!ボクも夏バテ!)
こんにちは、ネーさです。
8月も半分を過ぎて、夏の疲れがズシーンと感じられますね。
そんなときは、お仕事も家事も宿題もちょこっとペースダウンして、
余った時間を読書タイムに充てましょう。
本日おすすめの一冊は、こちらですよ~♪
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―― 黄金のカラス ――
著者は阿部智里(あべ・ちさと)さん、2014年7月に発行されました。
書名の『黄金の烏』は『きんのからす』とお読みくださいね。
「からすゥ、でスかッ?」
「ぐぅるぅる?」(←訳:カァカァの?)
歌の中で、現実で、確かにカラスはカァカァ鳴きますが、
この御本の中では、カァカァではなくて
言葉を喋っています。
というのも、
彼/彼女たちは《八咫烏(やたがらす)》なる生きもの、なのですから。
「あッ、テディちゃ、しッてるゥでス!」
「がっるーぐる!」(←訳:サッカーだね!)
そうですね、
サッカー日本代表のシンボルマークとしても知られるのが、
三本足のカラス――《八咫烏》。
《八咫烏》は、いわば神話上の生き物ですが、
この御本の中では、生きています。
八咫烏一族が支配する、
山内(やまうち)という世界。
その山内を総べる貴族階級の八咫烏たち、
一般市民や、
階級社会をドロップアウトしちゃった八咫烏たち。
「わはっ、にんげんみたいィ!」
「ぐっるるるがる!」(←訳:ルックスも人間!)
人間(ヒト)と変わらぬ八咫烏たちの世界には、
まるで人間がしでかすかのような、
事件や事故も起こります。
八咫烏たちの世界の北。、
一応は貴族の生まれですけれど、
未成年で、子ども扱いされている雪哉(ゆきや)くん。
雪哉くんの故郷で、
いま大問題になっているのが
八咫烏たちの意識を狂わせる奇怪な薬品の密かな流行でした。
「ええッ? それッてェ~…」
「がるる!」(←訳:まるで!)
雪哉くんと家族たち、
八咫烏の役人さんたちは
薬品の流通を阻止し、根絶すべく捜査に取りかかります。
が、想像以上に事態は複雑。
謎の薬品の源はどこか、
何者が製造しているのか……?
「ますますゥ、にんげんッ!」
「ぐるるがっるる!」(←訳:人間界そっくり!)
阿部さんのデビュー作にして松本清張賞受賞作品『烏に単は似合わない』、
その続編?ともいえる『烏は主を選ばない』に続く、
シリーズ第三作がこの御本です。
ファンタジーであり、
本格ミステリであり、
どうやら大河ドラマ的展開になりそうな物語、
ミステリ好きさんもSFファンタジー好きな御方も、
ぜひ手に取ってみてくださいな♪
「からすにィ、なッてェ!」
「がるるるぐるる~!」(←訳:別世界を覗こう~!)
苗村さとみさんによる装画もステキですので、御注目を♪
ばてばてェ、でスゥ~…」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!ボクも夏バテ!)
こんにちは、ネーさです。
8月も半分を過ぎて、夏の疲れがズシーンと感じられますね。
そんなときは、お仕事も家事も宿題もちょこっとペースダウンして、
余った時間を読書タイムに充てましょう。
本日おすすめの一冊は、こちらですよ~♪

―― 黄金のカラス ――
著者は阿部智里(あべ・ちさと)さん、2014年7月に発行されました。
書名の『黄金の烏』は『きんのからす』とお読みくださいね。
「からすゥ、でスかッ?」
「ぐぅるぅる?」(←訳:カァカァの?)
歌の中で、現実で、確かにカラスはカァカァ鳴きますが、
この御本の中では、カァカァではなくて
言葉を喋っています。
というのも、
彼/彼女たちは《八咫烏(やたがらす)》なる生きもの、なのですから。
「あッ、テディちゃ、しッてるゥでス!」
「がっるーぐる!」(←訳:サッカーだね!)
そうですね、
サッカー日本代表のシンボルマークとしても知られるのが、
三本足のカラス――《八咫烏》。
《八咫烏》は、いわば神話上の生き物ですが、
この御本の中では、生きています。
八咫烏一族が支配する、
山内(やまうち)という世界。
その山内を総べる貴族階級の八咫烏たち、
一般市民や、
階級社会をドロップアウトしちゃった八咫烏たち。
「わはっ、にんげんみたいィ!」
「ぐっるるるがる!」(←訳:ルックスも人間!)
人間(ヒト)と変わらぬ八咫烏たちの世界には、
まるで人間がしでかすかのような、
事件や事故も起こります。
八咫烏たちの世界の北。、
一応は貴族の生まれですけれど、
未成年で、子ども扱いされている雪哉(ゆきや)くん。
雪哉くんの故郷で、
いま大問題になっているのが
八咫烏たちの意識を狂わせる奇怪な薬品の密かな流行でした。
「ええッ? それッてェ~…」
「がるる!」(←訳:まるで!)
雪哉くんと家族たち、
八咫烏の役人さんたちは
薬品の流通を阻止し、根絶すべく捜査に取りかかります。
が、想像以上に事態は複雑。
謎の薬品の源はどこか、
何者が製造しているのか……?
「ますますゥ、にんげんッ!」
「ぐるるがっるる!」(←訳:人間界そっくり!)
阿部さんのデビュー作にして松本清張賞受賞作品『烏に単は似合わない』、
その続編?ともいえる『烏は主を選ばない』に続く、
シリーズ第三作がこの御本です。
ファンタジーであり、
本格ミステリであり、
どうやら大河ドラマ的展開になりそうな物語、
ミステリ好きさんもSFファンタジー好きな御方も、
ぜひ手に取ってみてくださいな♪
「からすにィ、なッてェ!」
「がるるるぐるる~!」(←訳:別世界を覗こう~!)
苗村さとみさんによる装画もステキですので、御注目を♪