写真:2020/2/29~3/5 早春の茨城県から栃木県を巡る
写真上:水戸・偕楽園 初めての梅鑑賞 しかし平年に比べ人出も少なかったもよう
新型コロナウイルスの感染拡大で、選抜高校野球大会の中止が決まりました。出場予定だった長崎県諫早市・創成館の監督が「残念ながら中止や。見えない敵に負けた」と選手たちに伝えているニュースが印象に残ります。彼らの涙に「見える敵と力の限り戦いたかっただろうに…」と思わずもらい泣きしました。
甲子園野球だけでなく、他のスポーツやイベントなどなど、悲しく、悔しい思いをした人も多いでしょうし、見えない敵との戦いに不安と恐怖と先の見えないいらだちで世界中が震撼・委縮しているようです。
先日市内を車で走っている時、おりからの寒い雨ではありましたが、平日にもかかわらず周囲に車も人影も全く見当たらず、ホラーとかパニック映画の1シーンみたいでした。「これってリアルにサイレント・スプリング!」というフレーズが脳裏をよぎりました。
ご承知のように「サイレント・スプリング」は1962年にレイチェル・カーソンが著した本で、「農薬はじめとした化学物質の影響で鳥の鳴き声も聞こえない春」を象徴していますが、化学物質に加えて「ウイルス」も見えない敵に仲間入りしたようす。ものみな動き始め、梅・菜の花・桜が咲き誇るこの弥生3月に、こどもたちの声さえ聞こえなくなった街・・・。私たちが戦う術はあるのかな、と途方に暮れてしまいます。
また「高齢者や持病があるほど死亡率が高い」と聞くと緊張しますが、まあ当然といえば当然、ウイルスや細菌といった病原体はいつもどこにでもいるし、人類は古来、見えない敵と戦った結果生き残ってきたわけでもあるし・・・。結局のところ人混みを避けつつ、身体の代謝を良くして免疫力を強化することが基本なんだなあ、と再認識します。
それぞれ独自の健康法があるでしょうが、みなさまはどんなものですか?あいよっこのシンプルな体験的健康法は「入浴と寝る時の状態」かな~。そもそも入浴は大好きなのでぬるめのお湯でゆっくりバスタイムを楽しみます。そして寝る時はできるだけ薄着、薄布団、冷暖房は無しで、というもの。エアコン冷房は猛暑の一週間程度、西日の余熱を冷めるために数時間使うこともあります。寒い冬が大事なところで、ソックスなども脱いで丸まって入ると、暖かくなるに従ってぐっすり眠れるようです。
旅に出ると時に急激な暑さ・寒さが襲ったり、ホテル状況や天候などでいつもと同じ状態をキープできないことも多くあり、外国ではなおさらです。そんなときでも気温に左右されない睡眠や乾燥防止睡眠で、おそらく環境への適応能力や柔軟性が鍛えられるのではないかと思うのです。
だけど急に実行するのは難しいし、夏は熱中症、冬はかえって体調を崩すなどの危険性もあるので、普段からゆっくり習慣にすることが大事でしょうね。そのおかげさまなのか、バカのために風邪をひかないのか、余分な脂肪が布団代わりなのか、案外と元気です。
※「見えない敵との戦い 勝つか、負けるか? ②」は明日、
「天才と博士と数式と ⑭」はあさってアップする 予定(つもり)
写真上下:さすが三大名園のひとつ、珍しい品種や名木、原種など多種の梅が咲きそろう
偕楽園の東側に「千波湖(せんばこ)」の周囲を巡るコースは毎日多くの人が走る
エサを取られて泣き出した女の子 白鳥の首ってすっごい伸びるんだ~!
「千波湖(せんばこ)」は水戸・千波湖ジオサイトで、生物多様性などが守られている
どうやら黒鳥らしいけど、どう畳んであるの? 伸ばすと下のようになるらしい