写真:「瀧川寺」の撮影日は2012/10/2、そのほかは11/17です。<o:p></o:p>
写真:清流のせせらぎを前景にする瀧川寺<o:p></o:p>
11月17日(土)に奈良県「まほろば地域づくり塾」が主催する「現地視察in上北山村」に参加しました。前後はとっても良いお天気だったのに、なぜだかこの日は曇り~雨で、かなり寒いバス旅となりました。
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***スケジュール***<o:p></o:p>
「くらがり又谷の滝」~「景徳寺」~民宿にて昼食~特産品加工センターにて「こんにゃくつくりを学び、試食」~同センターにて「とち餅・草餅つきの体験」~道の駅「吉野路上北山」<o:p></o:p>
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上北山村は奈良県の南東端に位置し、総面積は県内第4位と広いのですが、大台ケ原山地や大峰山脈など急峻な山間部でもあり、林業以外の産業育成がなかなか進まないのが現状です。
写真:小処温泉の近くは渓谷と紅葉
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そのため人口総数・労働力人口・就業者数などは県内38(/39)位となっており、活性化が求められているのです。同村の美しい景観、珍しい食材、特徴的な文化、歴史的遺産、などをどう活かしていけば良いのか、を村の方々と一緒に探っていく研修です。
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その日はあいよっこにとっては非日常的な、起床5時、7時近鉄八木駅に集合というスケジュールで始まりました。十数名の一行はマイクロバスに乗り込んで、R169をひたすら南下、9時半ごろ村に到着しました。まずは河合地区で左折して、小処川を遡って「くらがり又谷の滝」に向かいます。
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途中にある「北山宮」と「瀧川寺(りゅうせんじ)」は後南朝ロマンの残るところ。神社は後南朝最後の後胤「南帝王北山宮」をお祀りし、お寺には宮内庁の「南帝陵墓」があることでも有名です。
写真:なるほど「くらがり」という名前に納得。岩壁と高い滝に感動します。
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小処川の最奥に「くらがり又谷の滝」があり、垂直に立ち上がる巨大岩石に圧倒されます!! 岩石の間には50mの高さから、水流が5~6段に分かれて勢い良く流れ出ています。ここでは沢登り登山も人気があり、両側の岩石で狭くなったところを「ゴルジュ(喉・のど)」と呼ぶそうです。透き通った清流は「やまとの水30選」に選ばれています。 ※なお途中にある「小処温泉」は残念ながら休業中です。
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再び村の中心地区である河合に戻り、630年前に草堂が開かれたといわれる曹洞宗景徳寺にて和尚様のお話を聞きます。同寺の歴史や曹洞宗の開祖道元禅師(どうげんぜんじ)の教えなどを説明されました。
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<o:p>写真左:禅の心を説明される景徳寺の和尚さん<o:p></o:p>
写真右:静かな室内に響く警策の音<o:p></o:p>
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和尚様は厳しい修行中に、一日何もしないで坐(座ではない)禅を組み、ひたすら自分のことだけを考えていたのですが、ふっと「このような自分にみんなは食事やいろいろな事のお世話をしてくれる」と思い当たったとき、「どうっと涙があふれてきた。身についたものを捨てることで、なにか(啓示)を得るもの」と話されました。
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そのあとは体験坐禅です。通常よりかなり短い時間でしたが瞑想を行い、最後には「警策(きょうさく)で肩をバシ~~ンです。あいよっこは初めて座禅をしたとき、「痛すぎて腹が立った」こともありましたが、今は身が引き締まる思いで、ありがたくいただきます。
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写真:歴史のある景徳寺<o:p></o:p>
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同寺では常時、坐禅・人生相談・出家体験などを行っています。12月1日~7日は「臘八摂心会(ろうはちせっしんかい?)」という坐禅会が実施され、朝4:45~夜21:00に10坐の座禅を行います。だれでも自由に参加でき、宿泊も可能です。
お問い合わせは ℡:0746-82-0052、メールアドレス: info@keitokuji.or.jp
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(ツアー後半は次回に続く)