「川湯温泉も一度行って見たいな」と、札幌発着「お歳暮祭り道東2日間」というバスツアー(1人参加は+5000円で¥20、000)に参加しました。泉質の良さは日本でも5本の指に入る、と聞いたからです。実は目的のひとつに「日本のてっぺん!宗谷岬・稚内・さるふつ」風ツアーがあったのですが、人数不足で催行はかなり難しそう。やむなくこの「催行決定ツアー」に変更したのです。
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写真:温泉街には至るところから白い湯気が立ちのぼり風情があります
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道東に向かうときには大雪山系の天候状態が問題となりますが、あいよっこが心配した10cm程度の雪はまったく関係ない様子。もちろんバスドライバーは安全運転ですが、下りの山道でスピードダウンもしません。添乗員も乗り合わせた人たちも「雪も寒さもこんなのまだまだ序の口」と口を揃えていました。
聞くところによると、北海道のスタッドレスタイヤって雪で滑りにくくするため柔らかいのだとか??
写真:途中のSAで。雪すべりに夢中の子どもたち
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雪景色は普段見慣れない人には、とっても素敵で嬉しいものですが、途中の道路は順調に通行して欲しい、などという旅人の勝手な願いがあります。ありがたいことに今回はかなりうまく行きました。<o:p></o:p>
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途中にひとつの楽しみがありました。「層雲峡がまた見れる!」数年前知床への道中で、バスの車窓から見た「層雲峡」と「滝」のすばらしい景観に感動したからです。川の両岸に聳え立つ岸壁は「日本の桂林」とも呼ばれ、走る車から首をのばしてキョロキョロと見たものでした。
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だけど、ガア~ン、今回は長いトンネルが完成して車窓からは全く見ることができません。「人身事故が起きたこともあり、今は自転車とか徒歩で行けるだけで、車でも無理」と説明していました。
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写真:お父さんは雪山つくりに夢中。
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午後4時ごろ夕焼けらしき明るさのあと次第に夕闇が迫り、4時半ごろには完全に日が落ちてしまいました。そうか日本で<o:p></o:p>(たぶん)もっとも東だから日没も早いのだ、と納得。でも翌朝の日の出は7時をだいぶ過ぎていて、それほど早いわけでもないようです。山がちということもあるのでしょうが、なんと昼間が短いのでしょう。
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今夜の月は2008年最後の満月!北国の冷え冷えとした空にくっきりと黄色いお月様が浮かんでいます。薄い雲があるのか、満天の星とはいかないのがちょっと残念ですが・・・。夕食まで時間があるのでお月様に誘われて外に出ると、街には灯りも少なく、人もほとんどいません。凍った雪を踏むパリパリの音と感触で北国を実感します。いたるところで噴出している白いゆげのためか、マイナス温度も苦にならないのが不思議。
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写真:朝、窓の外に広がる光景にびっくり。白い満月、ピンク色のあけぼの、白い湯気、樹氷!
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街を流れる「セセキ(熱い)ベツ(川)」はアトサヌプリ(硫黄山)から流れ出て、温泉街をつくっています。本当は「湯の川」と命名したかったそうですが、道内にすでに存在しています。そこで「川湯」としたものの、こちらも和歌山県に同名の温泉がありますね。<o:p></o:p>
温泉は硫黄分を含んだ酸性のため、殺菌力と数々の効能があるのです。温泉川の真ん中、良いロケーションにある「あし湯」は、赤い灯りがもくもくとあがる白い湯気でかすんでいました。(写真左)
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