いつもの河口に、遅まきながら、「春の渡り」を見に行って来ました。
遠くの波消し堤防下の干潟に、目立つオレンジ色を発見し、双眼鏡で見るも野鳥の名前が判るほどに大きくは見えず、ともかく目一杯の望遠で撮影しました。
PCで1/1で写して、遠目にも目だったオレンジ色は、メダイチドリ(目大千鳥)の夏羽の胸のオレンジ色だとかろうじて判別できました。 (↓)は判別に使った証拠写真レベルの画像です。
メダイチドリは旅鳥で、私めには初見の野鳥だったので、「春の渡り」を見に行った成果はあったと言えます。
昨年「秋の渡り」の時期に行って大きな成果があった山口県岩国市の「レンコン田」(蓮田)に 遅まきながら4月21日に「春の渡り」を見に行って来ました。
昨秋の「秋の渡り」でも見えたように、全ての、と言ってよい程、どのレンコン田でも その畝部分や種レンコンを植える掘り返してある底土部でタシギ (田鴫)がいました。
日本では、春と秋に渡りの途中に飛来する旅鳥、もしくは本州中部以南では越冬のため飛来する冬鳥で、広島では冬鳥となっています。 しかし、岩国市の「レンコン田」(蓮田)で見たタシギは、季節的にみて、冬鳥ではなく旅鳥として飛来したものですね。
タシギは、嘴(くちばし)の先2cm程を、自由に動かすことができるので、嘴の根元は閉じたままで先だけを動かして泥中のミミズ類や昆虫類を探しては挟んで持ち上げ、飲み込みます。
この嘴(くちばし)の先端だけが開閉する仕組みを「嘴端開閉 (したん かいへい)」と言い、一部のシギ類やカモ類で見られます。
昨年「秋の渡り」の時期に行って大きな成果があった山口県岩国市の「レンコン田」(蓮田)に 遅まきながら4月21日に「春の渡り」を見に行って来ました。
バン (鷭)は、東日本では 夏鳥、西日本では 留鳥 で、バンの額には嘴(くちばし)の根元が伸び出たような「 額 板 」があり、繁殖期には額板と嘴の根元が鮮やかな紅赤色になる(が、嘴の先は黄色な)のが特徴です。
バンは脇に太めの白線(白色斑)が出て、よく目立ち、更に 下尾筒の両側にも目立つ白斑があります。
更に、バンは踵(かかと)の上に赤色部があるのも特徴です。(↑)(↓)
バンは「クルルッ」と大きな声で鳴き、この大きな声は良く聞こえるので、水田を害敵から守る「田の番をする鳥」としてバンの名が付けられたそうです。
昨年「秋の渡り」の時期に行って大きな成果があった山口県岩国市の「レンコン田」(蓮田)に 遅まきながら先週(4月21日)に「春の渡り」を見に行って来ました。
「レンコン田」の遠くに陽光を受けて白く輝くものを発見。 双眼鏡で見ても遠過ぎて、野鳥は野鳥だが、直ぐには名前が判らず、取り敢えず撮影しました。
(↑)は ほぼ発見時の状態で、額の白色部が広く、胸の涎掛けみたいな黒斑が普通のハクセキレイとは違うような…。 また、双眼鏡では見えなかった(普通のハクセキレイより はるかに)細い過眼線があるのが確認できます。
横から見ると、頭は黒いが、背中が灰色と判明。 普通のハクセキレイのメスの夏羽みたいだが、胸の黒斑の形が違い過ぎる。 一方、背中も黒いホオジロハクセキレイではなく、シベリアハクセキレイに近いような…。 でも、やはり細い過眼線があるのが何とも「??」です。
ネット検索すると、特に九州北部は、ハクセキレイとホオジロハクセキレイとの交雑種が多いらしいので、山口県でもシベリアハクセキレイとの交雑種がいるかもしれないと自分勝手に思ったりしております。
ということで、一応ハクセキレイとシベリアハクセキレイとの交雑種としておきますです。(笑) いつもながら 野鳥の識別は本当に難しいですね。
昨年「秋の渡り」の時期に行って大きな成果があった山口県岩国市の「レンコン田」(蓮田)に 遅まきながら今週水曜(21日)に「春の渡り」を見に行って来ました。 今年初の夏日(25℃超)で、暑い一日でした。
昨年の「秋の渡り」でも見た(→ こちら)セイタカシギ (背高鷸)が今回も見えました。
セイタカシギは、国(環境省)の 絶滅危惧種II類 に指定されている 日本本土では珍鳥の部類の旅鳥です。
セイタカシギのオスは背面が黒色で、メスは褐色だといわれているので、今回はメスのようです。
しかし、一方で、後頭部から背中側の首の下端まで黒いのがオス(の夏羽)といわれているので、オスかも知れません。
オス? メス? 一体どっちなん? と言いたいところですわ。(笑)
昨日3月11日は、あの東日本大震災の発生から10年目の追悼日でした。 10年前、私めは名取川流域を猛スピードで遡上する大津波の生中継画像を 亡き妻と一緒にTVで見ておりましたです。
大震災の犠牲者とその遺族の皆様に心からお悔やみ申し上げます。
昨日11日、全国のトップを切って、広島市で桜の開花宣言が発表されました!!
さて、一昨日10日、温かくなり春の渡りの時期になったので、いつもの河口に様子を見に行って来ました。
すると、川の中流域にいる淡水ガモだと私めは思い込んでいたのですが、何と海にトモエガモ(巴鴨)のオス2羽がいるのを発見!
双眼鏡で確認した時は、トモエガモが海にいるとは ほんまかいな!? と心の中で叫んでおりましたです。
近くにいたバーダーさんによれば、前日夕方からオス2羽が迷い込んで?来たそうで、その河口でトモエガモを見たのは初めてのことだそうです。 これも渡りの時期にありがちな珍事?ですかね!?
(↑)の2枚は別の個体です。順光で色味もはっきり出ているので、そこそこの写真だと思っております。 しかし、直ぐに飛ばれてしまいましたです。
オカヨシガモ (丘葦鴨) は、越冬のために日本に飛来する冬鳥ですが、広島では数は少なく、他のカモ類と違ってオスでも地味な色柄なので目立たないこともあり、あまり撮りあげられません。 雌雄の姿を見て下さい。
尚、5年ほど昔に 私めが撮った125種類目の野鳥になったのが、このオカヨシガモでした(→ こちら)。