第 4251回で10月末に地球の人口が70億になることを取り上げましたが、とうとう現実のものとな るようです。
CNN.co.jpよ り 2011.10.27
(CNN) 世界の人口が今月31日に70億人を突破する見通しとなった。国連人口基金(UNFPA)が26 日に発表した2011年版「世界人口白書」で明らかにした。
それによると、現在の世界は25歳未満の若者が人口の43%を占め、全体の約半数が都市部に住む。60歳を超える 高齢者の人口は現在の8億9300万人から2050年までに24億人に増える見通し。
1人の女性が生涯に産む子どもの数は、1960年代の平均6人から2.5人へと減少した。ただし女性の数は60年 代に比べて大幅に増えている。
1927年に20億人だった世界の人口は、13年前に60億人に到達。国連の5月のリポートによれば、2050年 までに93億人に達し、今世紀の終わりまでに100億人を突破する見通しだ。
人口は主にアジアとアフリカで増えている。今世紀中はアジアの人口が最も多いままになると予測されるが、アフリカ の人口は2011年の10億人から2100年には36億人へと3倍以上に増えると予想。一方、アメリカ大陸、欧州、 オセアニアを合わせた現在の人口は17億人で、2060年に20億人に近付いた後は、徐々に減少に転じる見通し。
国連人口基金では、今のうちに計画を立て、適切な投資を行っておけば、人口70億人の世界でも経済成長は維持でき ると指摘。具体的な方策として、若者に経済的な機会を与えること、都市の計画的な成長、地球資源の共有と維持のため の開発計画、性教育を含めた教育の向上を挙げている。
一体どこまで増えるのでしょうか。というか地球がとこまでこの人口増に耐えられるのか興味深いものがありま す。増えるだけ増えて自滅の道を歩むのか、人類の叡智がどこかでブレーキをかけるのか、それとも自然と収まるところ に収まるのか。
最も、ありそうに無いのが人類の叡智が働くことなのかもしれませんし、叡智で抑えること自体がおこがましい のかもしれません。なんといっても、世界大戦の後65年以上経っても相変わらず戦争を起こし、2極化による貧富 の差をもたらした人類が急に利己になると考える方がおかしいのかもしれません。
唯一可能性があったとすれば戦前の日本人の精神が世界に広がることだったのじゃないでしょうか。その日本人 も今や戦後教育で落ちるところまで落ち、世界の模範とは程遠い存在となってしまっています。その真っ只中の世代 としては申し訳ない思いしかありません。
残念です!