昨日に続いて「ウォール街を占拠せよ」についての話題です。かねてからマネーゲームを批判しているトッテンさ んが書いています。
No.976 ウォールストリート占拠運動(OWS) Date : 2011年11月09日
…略
オバマ大統領はこの運動の原因は共和党のために金融改革が進まないからだとコメントしたが、若者たちはチェン ジを唱えながら何も変えなかったオバマをもはや信じてはいない。なぜならオバマこそウォール街から多額の政治献金を もらい、その御礼にウォール街に2009年7500億ドルものお金を提供し たからだ(08年にはブッシュが7000億ドル支援した)。ブッシュ、オバマ政権で約140兆円ものお金が ウォール街救済のために使われたが、学生ローンや住宅ローンを抱える個人や借金を抱えた中小企業、または個人の 医療費負担も、アメリカ政府は助けてはくれない。国民はひたすらそれらの借金を銀行に返済し続けなければならな いのだ。
銀行は社会の経済をうまく機能させるための重要な役割を担っている。それは、現在と未来をつなぐ橋のような存在 だ。しかし橋は橋だ。預金と投資を社会のために流すという役割を果たさなければその価値はない。ウォールストリート は資金の流れを社会のために使わず、デリバティブやサブプライムローンのような自分と株主だけがもうかるような仕組 みに投じた。そして損失を政府に救済してもらった。ウォールストリート占拠運動を始めた人たちが訴えているのはこの 点である。
この運動が何かを達成できるか、私にはわからない。しかし国民の大部分が、少数の人間がアメリカの民主主義をのっ とったことに気づけば、この小さなうねりは大河のような流れとなってアメリカを変えるかもしれない。期待はしていな いが、それでも若者たちを見ていると、もしかしたらという気持ちになる。
やはりトッテンさんは分かりやすく説明してくれます。「銀行が預金と投資を社会のために流すという役割」を果 たさず自分達の儲けのためのマネーゲームに使ったということでしょう。
この運動が世界中に広まりマネーゲームの撲滅に繋がれば世の中は一変するはずです。どうか世界の人がそれに 気付いてこの運動に参加して欲しいものです。
それにしても、トッテンさんも書いていますが、こうした報道をしない日本のマスコミは本当におかしいです ね。どんな思惑があるのでしょうか。日本が嫌いな人たちによって乗っ取られていると考えた方がいいのでしょう か。
もうマスコミは信用できない!