昨日の、「政治で輝く女性が作れるのか? 」でも女性が外で働くことが素晴らしいことのように煽る、政府や反日売国左翼達の危うさを語ってくれていました。
偶然でしょうか、川添さんと杉田さんが、8月27日 (土)、第 800回の「“北 京テルン”の工作に警鐘」の続きで、保育園を促進する裏の恐ろしさを語ってくれています。
それにしても、日本の歴史を知らない官僚や反日売国左翼は、日本を壊すことばかりやっていますね。官僚は、単なる無 知から良かれと思ってやっているのかもしれませんが、売国奴達は、日本崩壊を目指してやっているのでしょう。
反日売国左翼達の得意なレッテル貼りによる口当たりの良い言葉に騙されないように国民が目を覚まさなければなりませ ん。
正体を現した鴻海を、8月20日 (土)、第 6166回の 「や はり、鴻海は中国の企業」で取り上げましたが、問題は、やはり、シャープの経営者にあったようです。
創業者の早川さんはきっと悔しがっているでしょうね。と言うか、サンヨー・パナソニック・ソニーと創業者からサラリー マン 経営者に引き継がれた企業は、殆どが凋落しているように思えるのは私だけでしょうか。
産経WESTよ り 2016.8.21
【経済裏読み】外 資・シャープ社長を退任した高橋氏の罪と罰…サラリーマン経営者はどこで誤ったのか
シャープ社長だった高橋興三氏が、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業グループによる出資が完了した12日付で退任した。 経営 危機が深刻化していた平成25年に“社内クーデター”を経て社長に就任したが、再建を果たすことなく鴻海への身売りという結 果を招いた。「上司に『NO』と言わなかったから社長になった」と語っていた典型的な日本のサラリーマン経営者は、どこ で道 を誤ったのだろうか。
打てる手限られ…
「鴻海グループからの出資が完了し、経営再建に向けた大きな一歩を踏み出すことができた。私は本日をもって社長を退任 する が、シャープは新経営体制のもとで再生を進める」
12日、高橋氏の退任会見などはなく、シャープ広報を通じて、こうコメントを出しただけだった。
鴻海傘下で再建を進めることが決定してから表舞台にでることもなくなり、自宅を訪れた記者には「俺、レームダック(死 に 体)だから」と社業について語ることはなくなっていた。
鴻海からの出資で、資産をすべて売却しても負債が返せない債務超過をようやく解消したが、コメントでは、ここまで経営 と財 務を劣化させた経営責任に言及することはなかった。
振り返れば、平成25年に社長に就任した高橋氏は自ら判断することの少ない経営者だった。4年前に合意した鴻海からの 出資 は破談となり、シャープは銀行の融資を受けて自立再建を目指すしかなかったこともあるだろう。高橋氏も「就任当初から打てる 手は限られていた」と打ち明ける。
そこで注力したのが「かえる運動」と称した企業風土改革だった。
社長就任会見では「社員が自分で判断して自分でチャレンジし、上からの指示を待たない。そういう企業風土に変えたい」 と抱 負を語り、社員の意識改革を実現することで経営再建の道が開けると強調した。
背景には、経営トップの判断に意見できない上意下達の強すぎた社風が経営危機を招いた液晶事業への過剰投資につながっ たと の反省があり、そうした過去の社風を「けったいな文化」と呼んで決別を宣言した。
社内では、役職や職位に関係なく、互いを「○○さん」と呼称する運動を本格化させた。国内の生産拠点や事業所などにア ポな しで回り、ひざづめで意見を交わすことで現場との距離を縮めようとした。役員の個室を廃止し、大部屋で取締役や秘書、経営企 画のスタッフが執務するようにもした。すべては現場の声を経営トップや上司に直言できる風通しの良い組織づくりのため だっ た。
銀行あってこそ
ただ、企業風土改革を熱心に取り組むほどには、事業の構造改革に踏み込むことはなかった。現場の声をくみ取るやり方で は現 場が嫌がる不採算事業の整理や人員削減などの必要性はあがるはずもなく、経営トップのリーダーシップを発揮することもなかっ た。経営危機を招いた過度の液晶依存体質の収益構造を変えることもしなかった。
就任1年目こそ、中国のスマートフォンメーカーからの受注が相次いだ液晶事業の復調で全体で黒字転換を果たした。社員 のや る気を起こさせる企業風土改革は成果を出したかにもみえたが、2年目に液晶事業の不振が表面化すると全体の業績も沈み、2度 目の経営危機の主因となった。
財務内容が悪化し、主力取引銀行(みずほ銀行と三菱東京UFJ銀行)の融資を議決権のない優先株などに振り分けてもら う資 本支援を受けてから事実上の銀行管理会社となっていた。銀行との交渉段階から社員とのコミュニケーションは減り、その代わり に銀行の主張や要求を聞くようになった。事業や工場の整理などで社内で反発の声が起きたときなどには、高橋氏はよく「銀 行 あってのわれわれ(シャープ)や」と言い含めていたという。
指示待ちが本質?
そして主力取引銀行の思惑も交錯した結果、支援企業に鴻海が浮上。シャープ側にはかつての出資交渉で“朝令暮改”的な 主張 が目立った鴻海への不信感は強かったが、もはや拒否の選択肢はなかった。
シャープの鴻海傘下入りを契約した4月の調印式では、鴻海の郭台銘会長が「買収ではなく投資だと言いたい」と語った言 葉を 踏まえ、高橋氏も「鴻海さんに買収ではなく投資と言っていただいている。自分の足で立たないといけないと思っている」と応じ たが、その後は鴻海側の指示を丸のみするしかない状態となっている。
高橋氏が社長に就任した25年4~5月といわれる社内クーデターは語りぐさだ。シャープ取締役による食事会で、社長経 験者 の介入を招いたことで「多頭経営」の批判を受けていた前任社長の奥田隆司氏に「あなたは社長を辞めるべきだ」と公然と言い放 ち、奥田氏が「不愉快だ」と席を立った後に次期社長について「高橋氏しかいない」とまとまったというのだ。
ただ、そこまでして社長になった高橋氏は、経営トップに求められる構造改革などへのリーダーシップを発揮することはな かっ た。あれだけ熱心だった企業風土改革についても経営危機が再発した後、「けったいな文化である過去の破壊に注力していたこと は私の大きな反省」と社員を前に語り、なすべき経営判断をしてこなかったことを認めている。
シャープ関係者は「最初は会社を変えてくれると期待したが、高橋さんは自分では何ひとつ決断しなかった。社員には指示 を待 たずに自分で判断しろと訴えたが、結局は社内や銀行、鴻海と誰かの指示を待っていたのは高橋さん自身だったのではないか」と 語った。
やはり、創業者とは事業に対する思いが比較にならないのじゃないでしょうか。その上に、グローバリズムに毒されて、 目先 の利益に追われて、非正規社員なんてものを導入したりで従業員の愛社精神も無くなっていったのじゃないでしょうか。
愛しているのは従業員じゃなくて、反日売国左翼女優なんて会社に誰が愛着を持てるでしょうか。何と、これからも、吉 永小 百合をつかうようです。
その本人は、こんなことを言って、反日売国左翼を隠さなくなっているようです。
iRONNAより
やっぱり共産党の広告塔だった? 政治に口を出したがる大女優、吉永小百合
中国企業の鴻海となると、益々、重用するのでしょうか。
未だに、撤退もせず、逆に、尖閣を盗ろうと画策する中国とのいざこざを避けるように政府に圧力をかける企業が多いよ うで すから、もう日本の企業には肝のすわった80年代以前の経営者は居ないのかもしれません。
杉田水脈さんの活躍が素晴らしいですね。8 月 29 日(月)、第 1175回の「日 本人女性の悲痛な訴え」で、台風の影響によりニューヨークへでの講演に間に合うために飛行機の乗り 継ぎで出かけられたと触れましたが、その講演を終えて、直ぐに、新しい、【杉田水脈のなでしこリポート(13)】をアップしてく れています。
これが、又、昨日書いた「天皇陛下、国民を騙してはなりませぬ」 にも 通じる日本を崩壊させようと蠢く反日売国左翼の企みを詳しく書いてくれています。杉田さん本当に大丈夫でしょうか。反日供に狙わ れているのじゃないでしょうか。どうぞ、気を付けてください。
帰国して、直ぐに、今度はグアムでの慰霊祭出席だそうです。まさに、超人の働きです。健康にも注意が必要ですね。
産経ニュースより 2016.8.27
【杉田水脈のなでしこリポート(13)】ユ ネスコ記憶遺産申請に昭和天皇を銃殺刑にする絵が…しかも主導しているのは日本人だったのです
前回のなでしこレポート(12)でご紹介したひまわりJAPANがニューヨークで開いた講演会「このまま でいいの か、日本!」に行ってまいりました。おかげさまで在米日本人の方々約100人がご参加いただき、大盛況でした。
講師は、明星大学教授などを務める教育学者の高橋史朗先生、弁護士の徳永信一先生、ニューヨークで歴史問題研究会を主 宰してお られる高崎康裕先生、そして私の4人が務めました。
私はともかく、他の3人の先生のお話はどれも非常に興味深い内容でしたが、もっとも衝撃的だったのは、高橋先生の講演 「ユネス コ記憶遺産『慰安婦』共同登録申請の問題点と課題」でした。
昨年(2015年)10月、フランス・パリに本部があるユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産に、中国が申 請した旧 日本軍による南京事件に関する資料11点が登録されたことは記憶に新しいと思います。
2014年6月に中国がこの「南京事件」に関する登録申請をユネスコにした際、同時に慰安婦問題も申請していました。 ですが、 ユネスコは南京事件のみを採択して、慰安婦問題の登録を見送り、他国の資料も合わせて共同申請するように推奨したのです。
ということは、ユネスコの助言に従った今回は登録が認められる可能性が非常に高いと考えられます。これが登録される と、「日本 軍が朝鮮半島において20万人の女性を強制連行して性奴隷にした」というこれまでの嘘をはるかに上回る大嘘が世界に認められるこ とになってしまいます。
つまり「中国大陸でも中国人の慰安婦が日本軍によって強制連行された」「中国人慰安婦は朝鮮人慰安婦よりもさらに酷い 取り扱い を受けた」「慰安婦は朝鮮半島出身の女性20万人に加えて中国にも20万人強が存在した」ということが事実かのように世界中でま かり通ってしまうのです。
今回中国とともに慰安婦問題を申請したのは、韓国、台湾、フィリピン、インドネシア、オランダ、東ティモールと日本の 8つの国 と地域の民間団体です。櫻井よしこ先生によれば、最終段階でイギリスの博物館も参加して9か国となったそうです。なぜ、イギリス の団体まで参加することになったのか、経緯は不明です。
これまでの経緯から、主導権を握っているのは中国だと考えていたのですが、今回、高橋先生は仰天の「新事実」を明かし てくれま した。
「主導権を握っているのは中国ではありません。元々、この申請を陰で主導していた韓国政府も日韓合意後は手を引いてい ます。で は、一体どこが主導しているのか? それは日本なのです」
つまり、この件を主導しているのは日本の民間団体NPO法人「女たちの戦争と平和人権基金 WAM(Women’s Active Museum on war and peace)」だったのです。
この団体は、世界中で「従軍慰安婦」問題に火を付けて回った元朝日新聞記者でジャーナリストの故松井やより氏の遺志を 受け継 ぎ、2002年12月に設立されました。2003年6月にはNPO法人の認証を取得し、2005年には東京都の西早稲田に戦時性 暴力や慰安婦問題を伝える資料館「女たちの戦争と平和資料館」をオープンさせています。
HPを見ると、(1)ジェンダー正義の視点で戦時性暴力に焦点をあて(2)被害と同時に加害責任を明確に(3)平和と 非暴力の 活動の拠点を目指し(4)民衆運動として(5)国境を越えた連帯活動を推進する、という5つの基本理念を持って運営していると書 かれています。
高橋先生は、今回のユネスコに提出された資料を色々と提示されました。ほとんどは、米国などで次々に建てられている慰 安婦像の 写真や絵画、イラストなどにすぎず、「歴史的価値」があるとは到底思えません。
その中で、ひときわ目を引く赤 い絵がありました。なんと昭和天皇とみられる男性が目隠しされて木に縛り付けられ、今にも処刑さ れるようにいくつもの銃口が向けられているのです。
この絵は、法廷を模した民間団体の抗議活動「女性国際戦犯法廷」の象徴になっているらしく、「女たちの戦争と平和祈念 資料館」 に飾られているそうです。そして彼らは、この赤い絵までも「慰安婦問題の歴史的証拠」としてユネスコに提出しているのです。
ここで「女性国際戦犯法廷」について少し説明したいと思います。正式名称は「日本軍性奴隷制を裁く2000年女性国際 戦犯法 廷」で「戦争と女性への暴力日本ネットワーク」(VAWW-NET Japan)が中心となり、2000年に東京で開催され、 2001年にオランダで「最終判決」として要求事項などを発表しました。
この疑似法廷では「第二次世界大戦中において旧日本軍が組織的に行った強姦、性奴隷制、人身売買、拷問、その他性暴力 等の戦争 犯罪」について「裕仁(昭和天皇)は有罪、日本政府には国家責任がある」と断じているのです。
単なる法廷を模したプロパガンダにすぎず、あまりの馬鹿馬鹿しさに反論する気力も失せるのですが、韓国政府はこの法廷 を慰安婦 問題の賠償を求める根拠の一つにしているのです。つまり、日韓合意で10億円を韓国側に支払うことを閣議決定した日本政府は間接 的にこの法廷の判断を認めたことにもなりかねません。
しかも、このようなイラストまでがユネスコの世界記憶遺産に登録されてしまうと、世界に「慰安婦=性奴隷」という誤っ た事実が ますます独り歩きするどころか、「昭和天皇=有罪」というとんでもないことを、さも正当であるかのようにまかり通ることになって しまうのです。高橋先生はこう断言しておられました。
「今回の共同登録は15年前の女性国際戦犯法廷の再現です」
私はなにより、このイラストに強い憤りを感じました。天皇陛下に対するこのような侮辱が許されてよいはずがありませ ん。なぜ、 日本のマスコミは問題としてもっと大きく取り上げないのでしょうか。天皇陛下を侮辱することは日本を侮辱することにほかなりませ ん。
日本人による暴挙は日本人が止めなければなりません。この記事がきっかけとなり、「こんな不敬は許されない」という世 論が広ま り、WAMの活動家たちの常軌を逸した行動を止めることができることを心から願います。
本当に、日本の反日売国左翼は、諸悪の根源ですね。こいつ等のお陰で、日本はどれ程の被害を受けているかを考える と、やは り、一日も早い一掃が望まれます。行きすぎた民主主義に怒りを覚えずにはいられません。本当に、何とかならないものでしょうか。
余命三年 時事日記の 「外 患誘致罪」による一掃が実現することを期待したいものです。
今日も、昨日の「天皇陛 下、国民を騙してはなりませぬ」に続いて日本の国体について考えさせられる話題です。
西村眞悟さんが今回の相模原の身障者殺害事件と天皇陛下の「お言葉」について書いてくれています。ちなみに、西村さ んは天皇 陛下を全面的に認められているようです。
それにしても、西村さんのように日本の歴史をきちんと分かっている方が在野で、何にも分かっていない反日売国左翼達 が国会議 員なんて、これぞ、GHQ思惑通りでしょう。ここまで、日本は劣化してしまったんです。
全文は、かなり長いので、是非、リンク元で読んでください。
日本のこころ を大切に する党 西村眞悟より 平成28年8月27日(土)
相模原殺 害事件が 「国風」の再興を促している
八月二十六日は、
相模原の心身障害者保護施設で発生した十九人殺害事件から一ヶ月が経過した日だ。
七月二十六日未明の殺害事件発生の報道に接して心に浮かんだのは
犯人に対する怒りとともに、
障害者として生きた三歳年上の亡くなった兄のことだった。
それから、兄を思い出しながら一ヶ月が経って八月二十六日を迎えた。
兄は、昭和二十年八月二十六日に、
母の疎開先の奈良二階堂で生まれた。
また、
八月八日に「お言葉」を発せられた天皇陛下は、
如何ばかり、この事件にお心を痛められたことであろうか、と思い至るのである。…中略
この天皇陛下の国において、
障害者は社会にとって無用のもので経費がかかるから抹殺してもよい、
というような相模原の殺人がなされたことを如何に受け止めるべきであろうか。
まず結論を言う。
この犯行の依って来たるところは、
天皇陛下のもとで全国民が等しく家族であるという
「国風」の衰頽、
この一点である。
思えば、戦後の我が国を占領統治したGHQ(連合軍総司令部)の方針こそ、
我が国の「国風」を衰頽させて日本を日本でなくすことであり、
その為にGHQは、「憲法」と「教育」を造りかえたのである。
つまり、マインド・コントロールだ。
やはり、この当然の帰結として、
この度の相模原の十九人の殺害が起こったのだ。
ナチスには、優秀なゲルマン民族を残すために
障害者を「除去」するという選民思想があった。
従って、相模原で障害者十九人を殺害した二十六歳の犯人は、
このナチスの選民思想に従って犯行に及んだ。
という報道もなされている。
しかし、違う。
この度の犯行は、
ナチスのような外来思想が国内に入ったからとか
反対に我が国内では欧米の人権思想が未成熟だからとかではなく、
我が国の内なる歴史と伝統から生み出されてきた
「国風」が衰頽したからだ。
その「国風」とは、
天皇のもとで、全国民が等しく家族であり、
天皇は、家族である国民を思い、
国民のために祈られることを務めとされている、
ことから醸成されてきたものである。
つまり、我が国においては、
天皇のもとにある全国民は等しく大切なのだ。
それ故、我が国には奴隷がなく、
古代に編纂された万葉集には、
天皇から果ては無名の兵士さらに乞食までの歌が等しく並べられているではないか。
この「国風」の衰頽は、
戦後の「憲法」と「教育」のもとでの「公の意識」の喪失と
個人主義=拝金主義のなかで徐々に進んできた。
「憲法」の人権思想からすれば、
家族の絆は、個人の人権(自由)の抑制要因であるり、
出産と子育ては女性の人権の負担要因であり、
新小学校一年生に入学式で国歌「君が代」を歌わせることは
一年生の思想信条の自由の侵害となる。
同時に、個人主義=拝金主義によって、
かつては働く仲間の家族のような運命共同体であった会社は、
労力と賃金の交換場に過ぎなくなり、
身体能力の劣る者は職場から排除されるのが当然となる。
そして、拝金主義は貧富の格差を増大させ、
貧富の格差は若者から将来の夢を奪う。
この環境から生み出されてくるものが、この度の犯人の抱いた、
障害者は無用であり価値なき存在であり、
障害者施設の建設運用は税金の無駄使いであり、
障害者は殺してもよいという妄念である。
天皇の下で全国民は家族であるという
「国風」つまり「公の意識」の崩壊を実体験した人は、戦前と戦後にかけて
官憲の国民に対する暴力や不正と戦い続けた正木ひろし弁護士である。
彼は随筆に、
戦前のほうがやりやすかった。
何故なら、戦前は官憲に
「天皇陛下の赤子に対して貴公らは何をしたのか」
と言えば、官憲は姿勢を正してことの本質を理解した。
しかし、戦後は、国民のことを「天皇の赤子」と言っても、
官憲は何の反応もしなくなった。
と書いている。
終戦直後に滋賀県に知的障害者の施設を造って障害者を保護し育てた糸賀一雄氏は、
障害者に世の光を与えるのではなく、
「この子らを世の光に」
「障害者こそ世の光なんだ」
という信念のもとに活動した。
相模原の施設に入所している子どもの安否を気遣う歳老いた両親の表情からは、
障害をもったわが子が如何に大切な存在であるかが伝わってくる。
私も兄が大切である。
「この子らを世の光に」は本当である。
そして、我が国は、
天皇陛下が、この「世の光」の為に祈られる国である。
しかし、今我々は、
この「世の光」を無用のものとして殺害した事件の前に佇立している。
如何にすればいいのか。
それは、この悲劇を転機にして、
天皇陛下のお言葉にある
「天皇の国民のために祈るという務め」
にふさわしい「国風」を醸成することである。
そのために、
「憲法条文」にある「天皇の国事行為」ではなく
「憲法条文」にない「天皇が国民のために祈ること」
が我が国の成り立ちの本質であることを深思し、
その天皇の祈りの前においては、
「全国民(赤子)は家族」であることを確認し直さねばならない。
これが、活き活きとしたあたたかい家族のような日本的福祉国家建設の原点である。
この中で、驚いたのが、「戦前のほうがやりやすかった。何故なら、戦前は官憲に『天皇陛下の赤子に対して貴公らは何 をしたの か』と言えば、官憲は姿勢を正してことの本質を理解した。しかし、戦後は、国民のことを『天皇の赤子』と言っても、官憲は何の反 応もしなくなった。」です。
今の官僚の劣化の酷さの原因が分かったような気がしました。なるほど、戦前の人達は、シラス国をしていたから、「天 皇の赤 子」で全てを察し、姿勢を正したんですね。
それにしても、日本は、なんと凄い国だったのでしょう。今更ながら驚かされました。
それにくらべて、日本の歴史を知らない現代人は自分の利益だけで考えるから何の反省もないのでしょう。
これは、何とも、恐ろしいことですね。やはり、歴史を知らない国は滅びるというのは真実ですね。先人は、今の日本人 を見た ら、我々は、何の為に命を捧げたんだろうと怒りを押さえられないでしょうね。
ここは、どうあっても日本人に真実の日本の歴史を教えることが急がれます。再生するか崩壊するかの分かれ目ですね。 果たし て、間に合うでしょうか。