団塊の世代のつぶやき

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ヒドラジン

2008年02月26日 | 日記・その他

  

我、坂出市に日本ヒドラジン工業という会社が私の子どもの頃からありました。何をする会社かは知りませんでしたが、何年かに一度、「ドカン!」と大爆発を起こすことで有名でした。その会社が我体育館の隣にあります。

  最近では名前も株式会社日本ファインケムと変えています。その「ヒドラジン」が何を意味するのか知らなかったのですが、今回ひょんなところからその名前を知ることになりました。

時事ドットコムより2008/02/21

  燃料タンク破壊を確信=衛星撃墜、検証にはなお時間-米軍高官

 【ワシントン21日時事】米統合参謀本部のカートライト副議長は21日、制御不能となったスパイ衛星の撃墜に関して記者会見し、有害物質ヒドラジンを積載した燃料タンクがミサイルにより破壊されたと「80~90%程度の確信を持っている」と語った。ただ、破壊されたかどうかの検証には「なお24~48時間かかる」との見通しを明らかにした。

 ヒドラジンを調べてみました。

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ヒドラジン (hydrazine) は無機化合物の一種で、示性式が H2NNH2 と表される強塩基。

アンモニアに似た刺激臭を持つ無色の液体で、空気に触れると白煙を生じる。水に易溶。強い還元性を持ち、分解しやすい。引火性があり、ロケットや航空機の燃料として用いられる。常温での保存が可能であるため、ロシアなどのミサイルの燃料としても広く用いられており、また人工衛星や宇宙探査機の姿勢制御用の燃料としても使われている。燃料電池の燃料としても模索されている。毒物。気化吸引、皮膚への接触ともに腐食をもたらし全身を骨までドロドロに溶かす。また中毒症状をおこす。

水と共沸し、55 mol% のヒドラジンを含む混合物を与える。化学実験で用いる際は通常、抱水ヒドラジン(ヒドラジン一水和物、H2NNH2?H2O)が用いられる。

 まさかロケットや航空機の燃料とは想像もしませんでしたが何とも恐ろしい物ですね。落下を防ぎたいのも分かりますね。こんなものが地上に落ちてきたらどんな被害が起きるか分かりません。しかし、坂出ではそんな恐ろしい最先端のものが製造されていたんですね。あの爆発はこのヒドラジンの爆発だったのでしょうか。犠牲者が出たとは聞いてないので不幸中の幸いだったのでしょうか。

  その隣の工場との間にコンクリート製の壁のような大きな体育館の看板があります。何と、それは、その隣の工場での爆発を防ぐため防御壁なんだそうです。 何でも、原料貯蔵庫が体育館の横にあり本来なら移設する必要があるのですがその場所が確保できないので、工場の費用持ちでその塀を作ったのだそうです。まさか、何の気なしに見ていた看板にそんな恐ろしいいわくがあるとは全く想像もしませんでした
現在は坂出ではヒドラジンは製造してないとの噂です。

しかし、何で坂出だったんでしょう!



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