団塊の世代のつぶやき

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自転車で配送

2013年11月15日 | エネルギー 環境

  クルマ主体の交通体系から郊外や長距離は公共交通で市街地は自転車と歩 行主体の交通体系への変換を計るべきと何度も書いてきましたが、市街地への貨物輸送をどうするべきかに悩んでいまし た。
  ところが、何とも素晴らしい記事がありました。もしかしたら案ずるより産むがやすしかもしれません。


    WIRED.jpよ り  2013.11.5 TUE
 
     都 市における商品輸送の51%は自転車で行うことができる

  この驚くべき結論に達したのは、都市中心部における持続可能性のある新しい交通のためにEUが始動させ た研 究「Cyclelogistics」 だ。

   Cyclelogisticsは、 EUが2014年まで実施している、商品輸送における自転車利用の可能性を探るプロジェクトだ。その目的 は、 ヨーロッパ の首都における持続可能な交通について可能なシナリオを描き、場合によっては、自転車による商品輸送に関心をもつヨーロッパ企業を結びつける協会をつくる ことにある。いままでに322の市街区がかかわっているが、たどり着いた結論は驚くべきものだ。配送距離が 電動 アシスト自転車の場合7km、普通の自転車 の場合5kmを超えず、商品の重量が200kgを上回らなければ、商品輸送の51%は自転車で行うことが可能だろうというのだ。

   自転車による商品輸送の利点は、空気を汚染しないことだけではなく、効率にもある。自転車 は交 通量の多い道路網をスムーズに走ることができ、駐輪場の問題がなく、事実上どんな区域にも入ることができる。

  さらに、サイト「Ecoprofile」 の管理人であるヨハン・アーランドソンによると、商品輸送は都市の輸送全体の15%を占めているが、エネル ギー の消費は30%に及んでいる。そのため自転車に移行すれば、多くの問題が解決されることになるだろう。

  人々が買い物に行くために、健康的に自転車を利用できるかに関しては、荷物用自転車を必要と する ほど量が多いことは全体の14%しかなく、ク ルマがなくてはならないのはわずか6%だろう。買い物のための移動は、都市中心部での移動の22%を占めており、最も大きな変化を起こす可能性がある。

  最後に、ヨーロッパで1,000回の移動のうち、1回でも化石燃料を用いる乗り物から自転車 へと 移行させることができれば、1,500万lの ガソリンを節約して、1年あたりCO2を3万7,000トン削減することができるだろう。経済的な観点からみると、毎年化石燃料に投じられる2,400万 ユーロの節約になるだろう。何をためらうことがあるだろうか?


  これは驚きです。半分を自転車で賄えるとなると、実際にやりだしたらもっと色んなアイデアが出てきてその比 率はどんどん上がって行く可能性も出てきそうな気がします。案外、配送はすべて人力が可能になり、市街地は自転 車と歩行者しかいないなんて時代が来るかもしれませんね。
  公共交通で駅まで配達された荷物を自転車などで配送するのはやってみれば案外できそうな気がします。
  クルマのいない市街地をのんびりと自転車や歩きで移動するなんてのが当たり前の時代も来るかもしれません ね。
  

人間やろうと思えば出来る!



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