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96時間リベンジ

2015年09月07日 17時13分41秒 | 洋画2012年

 ◎96時間リベンジ(2012年 フランス 91分)

 原題 Taken 2

 監督 オリヴィエ・メガトン

 

 ◎わたしと母さんはこれから拉致される

 そもそも96時間という題名の意味は、誘拐されてから96時間経った場合は生きている可能性が限りなく低下するということから来ていて、被害者の生死の猶予時間のことらしい。

 もっともこれは邦題で、もともとリュック・ベッソンはそれを主題にするつもりはさらさらなかっただろうから、期せずして人目を引くタイトルになっちゃったんだけど、続編の場合、たしかに苦しい。前作は、娘が拉致されてそれを救出するまでのタイムリミットがあったからタイトルとうまく噛み合っていたものの、今回は、誘拐されるのは自分と元妻で、ここにタイムリミットはないし、さらに娘はまたもや狙われる。だからタイトルと内容とはまるで関係ない。けどまあ、仕方ない。

 あれこれこじつけられた内容はともあれ、さすがに元CIA工作員だけあって、イスタンブール市内を拉致されていく際の道順はほぼ耳で的確に捉えていたんだろうけど、それをさらに確信するために娘に爆弾を投擲させてその爆発音の大きさによって自分のいる場所と娘の疾走する場所を把握していくところは、かなり楽しめた。

 前作から4年経ってる分、ちょっとリーアムも老けたけど、それもまた味があるし、じいちゃん寸前のおじさんがなんともかっこよく見えるんだから、たいしたもんだ。

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