第2回公開講座。いつもながら、熱心に聴取する6~70代のシニアの参加者は、400人。今年から、コーディネートする司会役の若林教授の明快な推進に好感を持っている。声がよく通る、穏やかな安心できるお話し、講義者に対する接し方、多々学ぶものがある。今回は、奈良教育大の金原正明教授の植物から見た考古学。オーソドックスな部類、環境、農耕、遺体分析、縄文の森の復元、弥生農耕、栽培植物の伝播と自分にとっては、初めて聞く話であった。いつも、大学の先生の話を聞いて、感じることは、市民参加型の講座は、学生相手でなく、一般市民であるということを念頭に置き、お話ししていただきたく思っている。資料が見にくい、お話をする言葉が不明確で、聴きにくい、すなわちプレゼンテーション力をさらに高めた講義をしていただくとわかりやすく助かるのであるが、学問の世界ではあまりにも無頓着であるように感じる。