NHK連続ドラマの『花子とアン』に登場しモデルとなった柳原白蓮の波乱万丈の人生を知り、とてもとても自分の人間としての小ささに恥ずかしくなっている。華族に生まれ、父の妾の発達障害の子にレイプされ、妊娠、結婚、15歳で出産。赤ん坊を取られ、出戻りで、家に帰り、東洋英語女学校ではなや醍醐に出会い、人生最高の時間を過ごす。その後、兄の貴族院選挙出馬のために、伊藤伝エ衛門と政略結婚。結納金が6000万円。狙いは、教育のための学校をつくること。しかし、夫も、白蓮も聞いていた話とは大違い。その後、社会主義の宮崎龍介と出会い、姦通罪(女性だけ罰せられる)の疑いある結婚。その後白蓮は、公娼娼婦制度の廃止、娼婦を助け、最も得意な歌を常に歌い、歌集の発行で著名人となる。夫も、軍国時代に社会派として活躍、白蓮の緑内障後の失明にも夫の献身的な支え。見事な夫婦愛。それを演じた、仲間さんに拍手です。その雰囲気が充満していました。それでは、ごきげんよう。