日本電産会長兼社長の永守重信氏のTV生出演の録画を観た。売上げ1兆円、営業利益1122億円。創業42年で達成した、経営者が選ぶNO1の経営者。事業が成功しないのは努力不足。ハードワーク、前向き志向。ピンチこそ、向上するチャンス。現場に出向き従業員とのコミュニケションを図る、・・・。勝利を得た経営者だからこそ、強気の発言の連続。若くして父親を亡くし、叔父叔母に育てられ、苦学して職業訓練大学校を卒業。会社員で数年勤めた後、数人で事業を立上げ成功しただけに、現実社会の生々しさ、困難に対応してきた考えには迫力がある。関西弁の『始末する』、10年前とも変わらずまっすぐに生きる姿、企業としての善悪を明確に伝える、今の世の中にも通じ、最も欠如する従来の日本人が得意としたところ(志を合わせる、勤勉、努力、真摯さ・・・)を実践し続ける人物である。しかし、今後はこのような人物は出現しないと思う。最後の日本人的な経営者である。