ふるさとミュージアム山城主催の文化財講演会に参加した。テーマは、『京都の城に歴史を読む』。講師は、奈良大学長の千田嘉博氏。洛中洛外図屏風会などの絵画に描かれた微細なところまでを詳細に調べ、城郭遺跡を分析研究した京都の城の実態の報告であった。ほかにも、畝状空堀群から城の発展を考える、天守の移動等、興味深いものの続出で、ユーモアに富み、パワーポイントの卓越した活用で、そのプレゼンテーションは、素晴らしかった。歴史を、自らがのめりこみ、楽しく解析していく姿に好感を持った。講演の前に、名刺交換を行い、気さくさと明るさ、元気さに新しいタイプの学長さんを感じた。