台風で倒壊したキウイの木の再生に向けて手を加え始めました。蔓で絡み合った小枝や、折れた木、枯れた枝や葉を取り除くことからです。その前に、雌雄の木の根っこにお酒をかけ、『ごめんなさいね、3か月も早く、収穫することを。もう一度、うまく育ってね』と言いながら、約30年もうまく育って毎年、沢山の収穫させていただいたことに感謝しました。雄と雌の木ががっちりと絡み合った蔓は、先の小枝の方からたどりながら、若い芽や葉を切り取らないように、適当に伐採しました。4時間連続で作業を行っていると、カタツムリ、カナブン、蜂、蝶、黒トンボ、白い小さな蛾?がやってきて、『おいらの憩いの場所を奪うなよ』と訴えているようでした。そうだ、彼らにとってのオアシスだったんだと思いました。それだけに、この小さな森を必ず再生しなければならないと強く思ったのでした。














