さわやかな秋の陽射しの中で、傷んできた屋根の修理を行ってもらっている。先日も物置の屋根がさび付き塗料を塗っていただいた。大変暑い中、申し訳なかったが、今日のような心地よい天候になると多少は、仕事がはかどるようだが、凍てた瓦を張り替え始めると予想外のこともあり、所有者に説明しながら対処するという。今回も、土の上に杉皮もなく、直接JISマークのない瓦が載せてあり、瓦葺きとしては、問題が出てくる方法と分かった。長年の雨風、雪、寒さで瓦が凍り、ひびや割れが多数見つかり、雨漏りとなり、今回の修理となった。瓦も淡路や三河の土を上げ竈で焼き作った時代から、海外の土や合成樹脂で作られた瓦は耐久性と軽量化に優れているそうである。科学技術の進歩により、建材の大きな革命が行われているとの一端を知ったのだが、世の中のことには、まだまだ、知らないことが多くあり、どんな生き方をしてきたのかと苦笑の連続である。