松阪山中市長が、本当に辞職。9月30日の市民とのお別れの場面は、想像を絶するシーンとなったであろう。郷里から120km離れた京田辺では、メディアから伝えられる情報は少なく、facebookから伝わるメッセージ、写真から判断すると、かつてない成果を出した首長と慕う市民との悲しく盛り上がった別れは、地方行政で考えられない程のリーダー手腕の存在が残る。この6年間で、100億の財政良化、住民協議会を発足、自ら参加して言動が一致、権威・権力・既得権者と直接対話で改革をしていった勇気は、現在のこの国には存在しないであろう。それだけに、資金と声が大きかった市民にとっては、またそれらを基盤とする議会議員にとっては、厄介な人物となり、市議案の否決が20回を超え、これではやっていけないとあっさりと辞職。首長と議会をそれぞれ選ぶ地方行政の大きな課題を露出した。議会の議員を選ぶにも市民であり、今回の矛盾を市民はきっちりと理解行動しなければならない。市長を支援する議員・有識有力者・市民・そして、市長にも考えなければならない課題が残るお別れであったのではなかろうか。
民主主義、資本主義、この国が出来上がったからくり・・・これで良いのであろうかといろいろなことが複雑に頭をよぎるこの二日である。
民主主義、資本主義、この国が出来上がったからくり・・・これで良いのであろうかといろいろなことが複雑に頭をよぎるこの二日である。