NHKラジオ深夜便の放送で、神戸内科医で96歳の梅木信子さんの話を聞いた。結婚式1カ月前に、愛する婚約者が戦死。既に、結婚手続きがされていたので、梅木家に入り、東京女子医科大で学び医師として自立。東京日野に続き夫の故郷神戸で開業、現在も現役医師である。話しっぷりも、茶目っ気があり、語る口調も明快な魅力的な女性。男性医師には外科以外は負けず、聴診器と触診で病気を治してきた。奨学金制度も設立し、淡路島まで出張診断もするという。夫を亡くし落胆するところを猛勉強し、女医になり自立した。独身で過ごしてきた生活は、今でも一人で住む。甥姪が訪ねてくれるから寂しさは全くない。一人で自由、勝手気ままに暮らし、家庭栽培、料理、掃除など、自分でできることはすべて行うのが主義。実に、素晴らしい人物のお話を聞き、また、新たな勇気をいただいた。一生懸命に勉強し、得て蓄積したものが世の中に大いに役立ち日々活き活きとした暮らしを続けておられる。一方、日本人として恥ずべき都知事がやっと辞職した。舛添は学問だけを学び、人間として最も大切なものがわかりながらこころから学ぶことを怠り、実社会では人間失格となった。