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NHKラジオ『夏休み子ども科学電話相談』に学ぶこと

2016-07-28 09:01:35 | 学ぶこと
今年も、NHKラジオ『夏休み子ども科学電話相談』が始まっている。この番組でいつも多くのことを学び楽しみにしている。小中学生が、日常の身近に起きている些細な、自分にとっては大きな疑問を投げかけ、専門の先生方が優しく答えている、この微笑ましい雰囲気がラジオから伝わり、心を豊かにしてくれている。
・氷に触るとくっつくのは?
・働きアリはメスばかり。オスは何しているのか?
・魚の年齢は?
・空はどの高さから空というのか?
・植物を育てるの必要な光を遮り、もやしを育てるのは?
・クラゲはどのように電気を作るの?
・フクロウは、なぜ昼寝て、夜起きているのか?

自分自身でも、質問に答えられるのかどうかを試しつつ、しかも小さな子供たちに的確にわかるようにとなればますます難しく感じる質問も多い。専門の先生によってもわかりにくい回答もあり、司会のアナウンサーがうまく伝えることも多い。教育現場や日常の家庭でこのような質問に的確に答えることができたなら、疑問事項について知る楽しみ、学びに対する関心がもっと高まり、自らが学習する機会が増加し、面白いことになるのではないかと胸がときめく。子供の疑問に対して、即答えるのではなく、どこでそのことを感じたのかとまず、質問する子供に聞くアナウンサーの対応にこの番組の進展を感じる。質疑は、質問者と回答者との思いや考えのギャップを埋めていく、しかも、順序立てていかねばならない。一方的な討議を政治討論会などで見てきた大人の世界にも今一度この手順を学ばねばならない。

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