昨年から始まった三省堂の今年の新語大賞は、「ほぼほぼ」に決まった。
このイベントは、一過性でなく、今後の辞書に載ってもおかしくないものから選択する趣旨なので関心がある。
●「ほぼほぼ」は、企業時代の20年前頃、なぜか会議の場で伝染病のように使われた。ほぼで良いではないかと思い、調べにかかったら、部門のトップが頻繁に使っていた。
●実は1949年の「国会会議録」には「ほぼほぼ」が現れており、90年頃から使用が増えたそうである。●2014年刊行の『三省堂国語辞典』では、「ほぼ」の項目に俗に、重ねて使うと遠慮がちに書き添えられ、その後「ほぼほぼ」は独立項目になり、普通に使われ始めた。
●京都言葉では、短い形容詞を二度重ねることがよくある。最初は、あまりにもその言葉が多いので耳障りになったが、確かにその状態がよくわかるので、今ではそうでもなくなった。
●今年4月、テレビで「ほぼほぼ」というバラエティー番組が始まり、8月には『「ほぼほぼ」「いまいま」?!』と題する日本語関係の本が出版された。これらのタイトルに「ほぼほぼ」が選ばれたのは、人々の注意を引くようになったことばだと、判断されたからだと思う。
※今後とも、一過性に終わる流行語よりも辞書に載る新語こそ注目し続けたいものである。
このイベントは、一過性でなく、今後の辞書に載ってもおかしくないものから選択する趣旨なので関心がある。
●「ほぼほぼ」は、企業時代の20年前頃、なぜか会議の場で伝染病のように使われた。ほぼで良いではないかと思い、調べにかかったら、部門のトップが頻繁に使っていた。
●実は1949年の「国会会議録」には「ほぼほぼ」が現れており、90年頃から使用が増えたそうである。●2014年刊行の『三省堂国語辞典』では、「ほぼ」の項目に俗に、重ねて使うと遠慮がちに書き添えられ、その後「ほぼほぼ」は独立項目になり、普通に使われ始めた。
●京都言葉では、短い形容詞を二度重ねることがよくある。最初は、あまりにもその言葉が多いので耳障りになったが、確かにその状態がよくわかるので、今ではそうでもなくなった。
●今年4月、テレビで「ほぼほぼ」というバラエティー番組が始まり、8月には『「ほぼほぼ」「いまいま」?!』と題する日本語関係の本が出版された。これらのタイトルに「ほぼほぼ」が選ばれたのは、人々の注意を引くようになったことばだと、判断されたからだと思う。
※今後とも、一過性に終わる流行語よりも辞書に載る新語こそ注目し続けたいものである。