1昨日、「宇治茶世界文化遺産シンポジウム」での千玄室氏講演「お茶と世界遺産」について、ブログで書いた。講演後、著名な方々のトークセッションが行われ、お茶は生活と生業の物語で、無形文化遺産としての価値あるモノとして持ち上げた話があった。気になったのは、パネリストの前に置かれた、ペットボトルの水。お茶文化で盛り上がっているまっ最中なのに、事務方の準備をしたのは、ペットボトル。パネリストはいつものように、上を向いてペットボトルから水を直接口にそそぐ。千玄室氏からもご指摘があったこととは、反する場面を観た。少し最初にお断りをするとか、最初だけでも、急須から淹れたお茶を飲み、その後は、ペットボトルの水でのどを潤してお話をして欲しかったと思った。京都府南山城において、産業振興面で全力で取組んでいるテーマであるにもかかわらず、この配慮や気遣いのなさは、文化の心が欠如していると思われても致し方がないのかもしれない。




