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仮想通貨における賭博的な投機に、人間の怪しさ・哀れさを感じる

2018-01-29 05:54:22 | 社会問題
仮想通貨取引所のコインチェックは、580億円相当の仮想通貨「NEM」が外部からの不正アクセスによって失なわれたと発表した。現代におけるグローバル、インターネット、仮想社会における超弱点の表れである。そもそも、1万円札は、原価20円の紙だが、1万円の価値がある通貨と信じているから保有し使う。それは、国が保証しているから。もし、国力が低下して、価値がなくなると貨幣として使えなくなる。仮想通貨は、「価値がある」と信じている人たちだけの通貨であり、その保証は誰もしない。価値を予測するには、その判断要素が不明瞭で、急激な変化が伴うために、上げ下げの大きさやスピードが、まさに賭博的な投機である。徐々に、一般商品の売買のための貨幣としての期待もあるが、ごく限られた利用であろう。コインチェックは、利用者補償を460億円にするとのこと。不正送金で、NEMの価格は大幅に下落したため、補償総額が当初被害額としていたよりも120億円も少なくなったとのこと。価値ベースが不明瞭だからこうなる。実態のない株価上昇で一部の金持ちが満足する世の中を作りつつあるこの国を誰かが停めないと、和を尊ぶ大和の国は、益々怪しくなるのであろう。









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