2020年プロ野球が明日開幕。コロナ騒動でスポーツ開催が中止・延期となる中、野球ファンにとっては、変則ではあるが、楽しみである。小学時代、ひいきチームのラジオ中継を聴きながら、選手名鑑をめくり、スコアブックをつけたのが懐かしい。以来、生活のすべては、野球が優先したため、数々の苦い思い出がある。あまりにも不甲斐ない負け方をするために、試合の中継・経過・結果情報を2週間、断じたことがあった。このチームには、栄光がやってこないと思った。初めて日本一になったときも、常勝チームにはなりえないと思った。球団、首脳陣、選手、タニマチとなるファン・・・、その要因は数々あるが、最後は選手である。22年前に、キャンプを訪れ、野球解説者に負ける要因を尋ねた。「練習量の違い」とどすのきいた声で明快に言ったあの人の顔が浮かんでくる。